引っ越しで失敗しないために。引越し前や物件探しのポイントと引越し失敗談

引っ越しの準備と計画
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今まで10年間で7回も引っ越しをしてきた、サイト管理人。

それこそ、今までやってしまった引っ越しでの失敗は数知れず。

引っ越し荷物の運びだし当日、もう引越業者が到着しているのに荷造りが終わっていなかったことはもちろん、

新居に到着後、荷物の搬入完了、テレビの設置も終わって、一休みしながらテレビを観ようとしたら、あれリモコンが無い???とか。夕暮れ迫る中、あれ、カーテンどこだっけ?なんてことも。

今回は、「引っ越しで失敗しないために。引越し前や物件探しのポイントと引越し失敗談」というタイトルで、

引越しで失敗しないためにこれだけは押さえておくべき事、また引越し前のポイントや物件探しのコツ、そしてよくある失敗談についても紹介します。

目次
  1. 引っ越しで失敗しないために。引っ越し前に考えておくべきこと
    1. ①継続と新規契約の場合のメリット・デメリット
    2. ②『誰が』引っ越しするのか?
    3. ③『いつ』引っ越しするのか?
    4. ④『どこに』引っ越しするのか?
    5. ⑤『どのように』引っ越しするのか?
    6. ⑥引っ越し業者に見積もりを取る。
    7. ⑦いつから荷造りをしたらいいのか?とその理由。
  2. 引っ越しして失敗しない為の物件選び。部屋探しでのチェックポイント
    1. ①建物の構造と防音性(騒音)の関係
    2. ②日当たり
    3. ③換気設備(換気扇や浴室乾燥機)
    4. ④玄関及び部屋のドア(間口)サイズの確認
    5. ⑤コンロの形式と口数及び調理スペースの確認
    6. ⑥部屋の間取りは使い勝手が良いか?変わった間取りでないか?
    7. ⑦収納スペースはどのぐらいあるか?
    8. ⑧携帯電話の電波受信状態
  3. 不動産業者に最低限確認しておくべきこと
    1. ①空室期間は有ったのか?
    2. ②以前の住人はどのぐらいの期間住んでいたのか?
    3. ③近隣及び同じ建物の住人からクレームが入ったことは有るのか?
    4. ④同じ建物の住人に関する情報(学生or一人暮らしorファミリー)
  4. 引っ越しでの失敗談
    1. 引っ越し失敗談その①引っ越し業者の選択ミス
    2. 引っ越し失敗談その②引っ越し当日に荷物の梱包が終わっていない
    3. 引っ越し失敗談その③新居に到着して使いたいものがどこにあるか分からない
    4. 引っ越し失敗談その④不動産・管理会社の言葉を鵜呑みにするな!
    5. 引っ越し失敗談その⑤洗濯機の取付不良
    6. 引っ越し失敗談その⑥戸籍謄本や住民票など必要書類の準備不足
    7. 引っ越し失敗談その⑦日常生活の中心はどこか考えていなかった
  5. 最後に

引っ越しで失敗しないために。引っ越し前に考えておくべきこと

誰しもが聞いたことがあるでしょう。

『5W1H』という言葉。仕事でも、他人に状況を説明する際にも、様々な場面で応用されますが、引っ越しに関しても、この『5W1H』で説明できてしまいます。

『5W1H』とは、

WHEN(いつ)
WHERE(どこで/へ)
WHO(誰が)
WHAT(何を)
WHY(なぜ)
HOW(どのように)

したか/するか。ということを表す際に必要な最低限の要素を集めたものです。

これを『引っ越し』という事柄に当てはめてみましょう。

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まずは、次の何点かについて、よく検討してみましょう。

①継続と新規契約の場合のメリット・デメリット

転勤などで、自分の意志とは関係なく半強制で引っ越しする場合は別ですが、自分で決められる場合には、

まず、引っ越したいと思っている理由(WHY(なぜ))とその必要性をコスト・メリット(デメリット)で天秤にかけて、本当に引っ越しを(WHAT(何を))するのか決断してください。

引っ越しの必要性・コスト・メリット(デメリット)については、

の中で詳細に解説しています。

②『誰が』引っ越しするのか?

そして、誰が(WHO(誰が))ですが、理由により様々でしょう。

結婚を機にであれば、1人(自分)から2人(自分と結婚相手)に変わるでしょうし、今まで家族と一緒だったのに、単身赴任であれば、旦那さん一人きりになります。

③『いつ』引っ越しするのか?

次に、目安として、引っ越しをいつ(WHEN(いつ))にするのか、1か月後なのか、3月なのかなどを決めてください。

ただし、この「いつ(WHEN(いつ))」が一番大事で、この部分が変わるだけで、引っ越しの料金が大幅に変わります。引っ越し料金とも相談しながら、様々な手段を十分検討して決めるようにしないと、後で後悔します。

2018年春には「引っ越し難民」という言葉が流行ったぐらいですから。

3月繁忙期の引っ越しについては、

でご確認ください。

④『どこに』引っ越しするのか?

引っ越しすることが決まったら。まずは何をする?

出来るだけ早く、引っ越し先(WHERE(どこへ))を決めてしまいましょう。

(1)現代では、現地の不動産屋まで足を運ばなくても、インターネットで検索して、目星をつけることはできます。

(2)何件か候補が決まったら、その物件を紹介している不動産に連絡を取り、すぐ内覧ができるのであれば、内覧できる日取りを決めましょう。他の候補の物件と合わせて、効率よく回れるようにすると無駄がありません。また、入居可能日の確認は必須です。

(3)最終的に2つぐらいで迷っている場合は、いつまでに返事をすれば良いかも含めて、キープ(仮予約)出来るか聞いてみましょう。

気になる物件の仮押さえについては、

で詳しく解説しています。

(4)住んでもよいと思える物件が決まったら、本契約をします。

(5)この本契約の時に必要なものは、一般的には次の通りです。

・身分証明書(運転免許証や保険証のコピー)
・住民票(入居者全員分)
・連帯保証人の署名、捺印の入った書類
・場合によっては、あなた自身、もしくは連帯保証人の収入証明を要求されることもあるかもしれません。
・最近では連帯保証人ではなく、保証会社を利用するように言われる場合もあるかもしれません。
・契約に伴う、敷金、礼金、前家賃、火災保険料など。これらは、それぞれを一括で不動産屋に支払えばいいのか、一部は家主に直接払う必要があるのか、よく確認しておきましょう。

そして、これらを支払った領収書は必ず取っておくようにして下さい。

できれば、契約に関する書類、領収書一切を、一つのファイルに入れて管理しておくと、後々も便利です。

⑤『どのように』引っ越しするのか?

ここまできたら、あとはどのように(HOW(どのように))引っ越しをするのか、

自分でレンタカーを借りてセルフで行うのか、それとも赤帽を利用するのか、一般的な引っ越し専門業者に頼むのか、様々な角度から検討し決定します。

どのような場合には、自分で引っ越しするのがいいのか、赤帽を利用するのがいいのかについては、こちらの記事

をそれぞれご覧ください。

どのようにが決定したら、計画を立て、実行するだけです。

ここまでが『5W1H』です。

⑥引っ越し業者に見積もりを取る。

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先に紹介した『5W1H』に加えて、引っ越しの場合、この『How much?(いくら)』になるかというのがむしろ一番大事かもしれません。

ですから、引っ越しの場合は、『5W1H』+『How much?(いくら)』で『5W2H』が重要になるでしょうか。

赤帽にせよ、引っ越し業者にせよ、まずは業者に見積もりを取ることです。

そして、これが皆さん一番気になるところでしょう。

上手な引っ越し業者の選定方法については、

「引越し侍」や「SUUMO引越し見積り」「価格.com引越し」など数ある『引越し一括見積もりサービス』の中から、どこの業者を利用したら良いのか?については、

をご覧ください。

⑦いつから荷造りをしたらいいのか?とその理由。

(1)遅くとも2週間前、通常は1か月前。

その理由は、ゴミや不用品の処分と関係があります。なぜなら、燃えるごみは当然のこと、燃えないゴミを最低2回は出すことができるからです。

住んでいる住宅によっては、ゴミ置き”小屋”が別に設置してあって、不燃ごみなどであればゴミの日以外にもゴミを出すことが出来るかもしれませんが、そのような恵まれたケースはまれです。

そうではない、所定のゴミの日当日又は前日にしか出せない場合は、ゴミを出すチャンスは、いつもあるわけではありません。

(2)大型の処分品(例えば、子供用自転車、洗濯機など)は、各市町村で実施してる「粗大ごみ」の回収日に回収してもらうか、大型家電品の場合は、近くの電器店に持ち込みか回収しに来てもらうしかありません。

そうでなければ、自分で各市区町村の清掃センターなどに持ち込まなければなりません。

詳しくは、こちらの記事をご覧下さい。

引っ越しして失敗しない為の物件選び。部屋探しでのチェックポイント

①建物の構造と防音性(騒音)の関係

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一番重要と言っても過言ではありません。

隣の部屋や上の階から、ひどい生活音やバタバタ足音など年中騒音が聞こえると、さすがに嫌になってすぐにでも引越したくなってしまいますよね。

このような物件を選んでしまうと、まさに大失敗。

そうならないように、この先の内容をしっかりと読んで、物件選びの参考にして下さい。

まず第一のポイントは、部屋というよりも、建物自体の構造によって、防音・遮音性、遮熱・断熱性は変わってくるということです。

ひどい物件になると、隣の部屋の電話やテレビの音が丸聞こえだったり(カプセルホテルか!!!)、生活音ダダ漏れです。

「壁が薄い」などのキーワードでググると、評判の悪い不動産業者が検索されるので、情報収集してみてください。

不動産屋での物件情報にも、木造、RC(鉄筋コンクリート)造、SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造等、記載されているので、建物の構造は最低限確認しましょう。

建物の構造の違いについては、『建物の基本構造の違い-軽量鉄骨造と重量鉄骨造の違い及びRC造とSRC造の違い』で詳しく解説しています。

「鉄筋コンクリート造であれば大丈夫」ということでは必ずしも無い事が理解してもらえると思います。

また、第二のポイントは、建物の基本構造だけでなく、隣の部屋との「壁と壁の間」には、断熱材などを充填して断熱性や遮音性を確保していますが、断熱材をケチって建てられた物件などは、同様に音漏れがしやすいということになります。

その観点から言うと、構造上「木造」であっても、断熱材や吸音材をしっかりと使っていたり、板材を2重にしてしっかりと対策してある物件なら、構造に関係なく防音に関しては大丈夫な場合もあります。

これら防音性を確認するには、何と言っても、内覧の時に実際の部屋に行って自分の目で耳で確認することが大事です。

なお、部屋の壁だけでなく、押し入れ部分は、意外と床も壁も薄く作っている場合が多い(=重量物を置かない前提なので設計上薄くする)ので、

押し入れ部分もしっかり見るべきポイントです。

壁に片耳を密着させた状態で、壁をこぶしでコツコツと叩いて、壁の薄さ(厚さ)及び密度を調べてみて下さい。

そして、たたく場所は、部屋の壁1か所だけでなく、場所を変えて何か所か叩いてみて下さい。

壁がしっかりとしていると、比較的密度が詰まっている「硬い音」がするはずです。

反対に壁が薄かったり、中身がスカスカだったりすると「柔らかい音」や「中で反響しているような音」がします。

スイカを1個丸ごと買う時に、叩いて中身が詰まっているか判断するのと似ています。

あとは意外なところで、バブル期(今から30年ぐらい前)に建てられた物件は、当時の時代背景も有、建物に「お金をケチらず掛けている」ので、構造がしっかりとしている物件も多いし、古さを気にしなければ(中にはリフォーム済み物件も有)、狙い目かもしれません。

②日当たり

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あまりに日当たりが良すぎても、夏場は電気代が高騰したり、家具や本棚の本が変色する原因にもなるので考え物ですが、日当たりが悪く湿気が貯まりやすいとカビが生える原因となります。

私の経験談ですが、以前に、新築だけど一階の部屋を内覧したことがあります。

新築であることや、内装や物件設備などに問題はなかったのですが、

背後に隣の建物が迫っていることから、3月上旬の昼間の15時頃でも日当たりが悪くて湿気ぽく、ジメジメした感じがするので、その物件は契約せずに他の物件を探したことがあります。

日当たりが悪くジメジメしていると健康上及び精神衛生上良くないので、そのような物件は避けた方が良いでしょう。

③換気設備(換気扇や浴室乾燥機)

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先ほどのジメジメとも関係するのですが、風呂場や台所の換気がしっかりとされるかは大事なポイントです。

風呂場の天井に換気扇が付いていなかったり、換気窓が無かったりすると湿気はなかなか逃げて行かず、カビが生える原因となります。

浴室乾燥機などが付いていると重宝します。

④玄関及び部屋のドア(間口)サイズの確認

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初めての一人暮らしなどで、全く手持ちの家具家電が無い状態での入居であれば、ほとんど問題になる事は無いのですが、

既にある程度の量の家具家電を所有している場合は、玄関の間口のサイズ及び、ふた部屋以上ある場合は部屋の中にある扉の大きさも、メジャーでしっかりと測定しておきましょう。

また、物件の構造上、玄関から入ってメインの動線の左右に小部屋が有る場合は、その部屋への荷物運び入れも可能かどうか確認しておくといいでしょう。

もしこれを怠ると、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電やベッドなどを、部屋に運び入れることが出来ない事態になってしまいます。

そうならないための準備や既にそういう状況になってしまった場合の問題解決法については、以下の記事で紹介しています。

⑤コンロの形式と口数及び調理スペースの確認

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コンロが備え付けの場合、確認しておく必要があります。

レオパレスマンションなど、

一人暮らし用の物件で多いのが、電気コンロタイプの一口しか無い場合。
これだとほとんどお湯を沸かす程度にしか使えない(熱量が圧倒的に不足している)為、自炊する事がほぼ無理になります。

最低限、一口タイプでも「ガスコンロ」。出来るだけ、2口以上のガスコンロがあるか、もしくは、自分でガスコンロを買って置けるスペースがある事が重要です。

自炊をせず外食メインとなると、毎月かなりの食費が掛かることになるので、自炊をして食費を抑えようと考えている人は必ずチェックすべきポイントです。

一人暮らしで掛かる食費については、

で詳しく解説しています。

⑥部屋の間取りは使い勝手が良いか?変わった間取りでないか?

一人暮らし用の物件(ワンルームなど)では、ちょっとオシャレにデザイナーズ物件などになっている場合もあるかと思います。

例えば、ガラス張りのシャワールーム(兼トイレ)があるとか...

一見カッコいいと思うかもしれませんが、友達が来た時(特に異性の場合)などは、いくらすりガラスになっていて問題ないとは言え、ちょっと難ありです。

また、よくある「ロフト付き物件」もまるでドラマの様ですが、実用性は非常に悪いの一言です。

まず、下の階(リビング)とロフト間を階段などで上り下りしなければならない為、面倒だし、酔っ払っている時や寝ぼけている時は非常に危険です。

さらに、夏場はロフト部分(天井付近)に高温の空気が溜まり、かつ冷房の効きが悪いので、ほとんど使うことは無くなるでしょう。

出来る限りオーソドックスな作りの部屋の方が、使い勝手に間違いはありません。

⑦収納スペースはどのぐらいあるか?

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収納スペースの確認は重要です。

仮に、備え付けの壁面収納スペースが狭い、もしくは全くないと、収納し切れないあふれた分は、全部室内に出ることになります。

収納ボックスや収納付きベッドを購入することで解消することも可能ですが、実質の部屋の広さが狭くなってしまいます。

出来るだけ収納スペース内に収納して、室内に物が無いようにすると、部屋が広く使えるのはもちろん、部屋がスッキリ、常に片付いているように見せることが出来ます。

極力モノが少ないスッキリした部屋を目指すなら、所有物が最小限のミニマリストの部屋を参考にすると良いと思います。

壁面収納スペースが付いていない狭いワンルームでも、収納法の参考になります。

⑧携帯電話の電波受信状態

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現代人には必須ともいえる携帯電話(スマホ)。

家にネット回線を引いたり、モバイルWifiを利用する場合は別としても、日常的にネットで情報をチェックしたりLINEしたりするのに使うのは、もっぱら携帯電話(スマホ)です。

よく、地下にあるバーやお店では電波が入りづらい場所もありますよね。

自分が住むことになる家(部屋)の中で、携帯電話の電波が入るかどうかはそれこそ死活問題にもなり兼ねません。

忘れがちなポイントですが、必ず確認しておきましょう。

同様に、無線で飛ばすモバイルWifiも電波受信状態の事前確認は必要です。

不動産業者に最低限確認しておくべきこと

以降で紹介する各事項については、あなたが物件を値踏みするために必要な情報なので、不動産業者が答えてくれるかは別として、ダメもとでいいから聞いてみましょう。

とっさの質問に対して、もし答えるのを躊躇するようであったり、あいまいな答えしか返ってこない場合は、何か問題があると疑ってかかった方が良いでしょう。

これらの情報を元に、周辺の家賃相場とも照らし合わせながら、内見している物件の家賃が妥当なのか判断します。

もし、何かしら問題が有りそうであれば、その物件自体の契約をしないで別を当たるか、値下げ交渉をして家賃を下げてもらったうえで契約するか、あなたの目利きの腕が試される勝負の時です。

①空室期間は有ったのか?

空室期間がどのぐらいあったか?は大事なポイントです。

空室期間が長く、しばらく入居者がいなかった場合、不人気物件であり、物件自体に何か「難アリ」の可能性があります。

人気物件であれば、空いても直ぐに次の人が入居し空きが埋まるので、空室期間は短くなるはずです。

②以前の住人はどのぐらいの期間住んでいたのか?

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前の住人が長く住まずに短期で出て行った場合や、頻繁に入居者が変わっているような場合、

例えば、上や隣の部屋からの騒音がひどかったり、湿気や害虫の問題で、長く住むのに耐えられず、住人が頻繁に入れ替わっている可能性があります。

そのような問題が有りそうかどうかを判断するためにも、大事なことです。

もしかしたら、お化けが出るなんてことが有るかもしれませんよ。

③近隣及び同じ建物の住人からクレームが入ったことは有るのか?

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同じ建物内に変な人が住んでいるとか、問題を起こしてばかりの人がいると、あなたが後々トラブルに巻き込まれる可能性があります。

これには、騒音問題やゴミ出しルール、自治会ルールなどクレームの理由は様々です。

できれば一度もクレームが起こっていない物件が良いのですが...

④同じ建物の住人に関する情報(学生or一人暮らしorファミリー)

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前記のクレームの問題とも関連しますが、出来る限り自分と生活スタイルが同じ人が住む物件に住むのが望ましいです。

自分は一人暮らしなのに、小さい子がいる家族が上に住んでいると、子供が遊びまわってドタバタするのが許せなかったり(自分も同じ子供連れだと多少は我慢できます)、

学生が多く住むアパートに社会人の自分が住むと、生活パターンの違いから、夜中の飲み会や夜遅くの騒ぎに我慢が出来なかったりと、

何かと相手の身勝手さを許容できなくなります。

似たような立場、状況であればそのようなことも少なくなり、お互いに生活しやすくなります。

現代では個人情報保護の観点から、他人に関する情報は教えてくれない可能性もありますが、聞いて教えてくれればラッキーです。

不動産屋の方で教えてくれないのであれば、周辺環境や同じ建物の別の部屋の間取りを調べることで予測することは可能です。

引っ越しでの失敗談

引っ越し失敗談その①引っ越し業者の選択ミス

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対応の悪い引っ越し業者(担当者・スタッフ)に当るほど、気分の悪いものはありません。

引っ越しの見積もりはもちろん、口コミ情報の良い業者を選ぶようにしましょう。決して大手引越業者だから、必ず良いという事もありません。

大手であればあるほど、繁忙期はアルバイトや派遣労働者を雇い入れるため、品質は引越業者というよりも、そのスタッフ個人の資質や人柄に左右されると言えるかもしれません。

中小引っ越し業者でも、中にはサービスが良い割に値段が安い業者もあるので実は狙い目です。

しかし、あまり変な業者に頼むと、荷物の破損が有った場合の賠償などを渋ったり、まともに対応してくれない事もあるので、引っ越し業者選びは本当に重要です。

また、一括見積もりサービスを利用すると、昼夜問わず電話が鳴りっぱなしという事態になる事もあるので、慎重に選ぶようにしましょう。

どこの「一括見積もりサービス」を利用すると良いのかについては、以下の記事で紹介しています。

引っ越し失敗談その②引っ越し当日に荷物の梱包が終わっていない

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引っ越し荷物の片付け・梱包はあなたが思っている以上に時間が掛かるものです。引っ越しが初めてであればなおさらです。

引っ越し当日、引越業者が到着しても、まだ荷造りが終わっていないと、場合によってはその日の引っ越しが中止(延期)になってしまう事もあります。

時間に余裕をみて、引っ越しの準備は進めるようにしましょう。

引っ越しの準備が終わっていない場合はどうなってしまうのか、最悪の事態とその回避方法については、

をご覧ください。

引っ越し失敗談その③新居に到着して使いたいものがどこにあるか分からない

RonPorter / Pixabay

よくありがちなのが、エアコンやテレビのリモコン、携帯電話の充電器などです。

また、カーテンや照明器具をどこにしまったか分からず、新居への入居当日、照明やカーテン無しで過ごしたという話もよく聞きます。

使いたくても他の荷物と一緒にしてしまったために、どこに行ったか分からなくなるというパターンです。

それを防止するためには、

をご覧の上、ちょっとした工夫をすることが効果的です。

引っ越し失敗談その④不動産・管理会社の言葉を鵜呑みにするな!

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引っ越しで特に揉めるのが、物件の退去時。退去時の立会い確認です。

不動産業者や管理会社立会いのもと、物件に損傷などが無いか確認するのですが、

この時に「原状回復費用」として、部屋のクリーニング代、畳替え費用、床や壁の補修費用などとして、敷金から費用が差し引かれるのかどうか判断されます。

また、退去前に少々ゴミが残っていたり掃除が必要な分に関して、口約束だけで、

「私たち(不動産業者や管理会社)の方で処置しておきますよ。」と言われたので、親切にありがとうございますと頼んだら、

実は、後に敷金からしっかりと処理費用が引かれていたなんてこともあるので、不用品の処分費用や、クリーニング費用・修繕費用については、必ず金額を確認するクセを付けておきましょう。

敷金返還額についても、できれば退去時に見積額を提示してもらうようにしましょう。そうすると後々揉めなくて済みます。

この退去時の立会い確認のときに、しっかりと「毅然とした態度で」臨むかどうかで、返ってくる敷金に数万円の差がつくことも当たり前です。

ポイントは、

口約束は厳禁!部屋のクリーニングや補修、不用品の処分など「費用が掛かる」おそれのあるものは、有料/無料なのか金額の内訳とその理由を明確にしてもらう。

敷金返還で揉めないためには、

も大いに参考になると思います。

引っ越し失敗談その⑤洗濯機の取付不良

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洗濯機のホースを蛇口に取り付ける際にはコツがいるため、女性など慣れない人が作業を行うと、水漏れの原因になります。

最悪の場合、水漏れにより、階下への損害賠償などが発生することもあるので、このような場合でも保証してくれる「保険に加入している引越業者」を頼むのが、安心です。

自分でセルフ引っ越しをする場合は、最も注意すべきポイントです。

引越業者に頼まず自分で引っ越しする場合の注意点などは、

をご覧ください。

引っ越し失敗談その⑥戸籍謄本や住民票など必要書類の準備不足

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引っ越しに伴い各種手続きをするのにも、様々な書類が必要になります。

そのとき、必要な書類が手元になく、本籍地から取り寄せたり、旧住所地まで取りに戻らなくてはならなかったりと。

二度手間三度手間とならないように、各種手続きに必要な書類は、引っ越しをする前に、全て用意が済むように入念にチェックしておく事が大切です。

引っ越しに際して必要な各種変更手続きについては、別記事

・住民票の異動(移動)

・「国民健康保険」,「国民年金」,「児童手当」,「母子手帳」など、

その他市区町村役場で手続きできるものは、

税金や運転免許については、

車や原付、バイクの住所変更、車庫証明取得については、

インフラの各種手続きは、

銀行口座や生命保険、火災保険・地震保険などの手続きについては、

保育園や幼稚園の転園、小中学校の転校手続きについては、

をそれぞれご覧ください。

引っ越し失敗談その⑦日常生活の中心はどこか考えていなかった

あなたが学生でも社会人でも良いのですが、一日の大半の時間を過ごすのはどこですか?

学校や会社でしょうか?それとも家でしょうか?

もし学校や会社で一日の大半の時間を過ごし、さらに住む家が遠かったらどうでしょう。それこそ、家は寝に帰るだけの場所となってしまいます。

自分の時間の内、家で過ごす時間の割合(週末の時間の使い方も含めて)を考えて、家の場所や部屋の間取り、家賃などを選ぶようにしましょう。

平日は夜遅くまで仕事、休日はアウトドア派で家にほとんどいないのであれば、家に居るごくわずかな時間の為に、家賃が高く、広い物件を借りることはかなりのお金の無駄になります。

このような生活スタイルの人は、月額家賃を「あなたが家に居る時間」で割って、1時間当たりの単価(家賃の時間単価)を算出してみて下さい。

仮に、月額家賃8万円の物件に、睡眠時間含めて1日6時間しか滞在していないのであれば、

残りの3/4(18時間/24時間)は、荷物の物置場所として借りていることになってしまいます。すなわち、月額家賃8万円の内6万円を「物置の為に払っている」計算となります。

ほとんど家に居ないのであれば、極端な話、カプセルホテルでも良いぐらいです。

一人暮らしでの適正な家賃の設定方法や、物件選びで失敗しないために見るべきチェックポイント、家賃を安く抑える方法などについては、

をご覧下さい。

最後に

今回の記事、最後まで読まれた方は、だいたい『何に』注意すれば引っ越しでの失敗が防げるか分かってもらえたと思います。

あとは、引っ越し全体の流れ、各段階での必要な作業について、

を読んで引っ越しの全体像とやるべきことをまずは把握してください。そうすれば、かなりの割合で失敗を防げるはずです。

これ以降の引っ越し準備の各作業については、

梱包作業に取り掛かる前に。引っ越し荷造り前の準備とコツ

個別品目ごとの梱包のコツと冷蔵庫や洗濯機などの輸送前準備

引っ越し準備作業で最も大事な不用品の処分について

大事なものは一括管理しよう。引越し荷物と一緒に梱包してはいけない物

などを見れば、さらに「失敗しない引っ越し」に近づくことが出来るはずです。

そして、何をおいても一番大事なのは、まとまった出費が発生する引越しの業者選び(&一括見積もりサービス選び)で失敗しないことです。ここで数万円~10万円以上の差が付くこともザラです。

 

についてお伝えします。