引っ越しに伴うご近所への挨拶はどうすれば?手土産や相場などの情報も。

各作業のコツ・注意点
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引っ越しに伴う、ご近所への挨拶などは?

引っ越しにおける挨拶には、旧居でお世話になった人にお礼を兼ねていくもののと、新居でこれからお世話になるご近所さんへ行うものと2通りがあります。

挨拶は、しないより、した方が断然印象がよくなるのは明らかなので、しておいて損はありません。

また、特に新居で住み始める場合には、前から住んでいる近所の人は、新しく来た人(あなたやその家族)がどんな人なのか(危ない人や変な人でないか?)非常に気になるものです。

知らない土地へ行って、知らない人に挨拶に伺うのは気が引けるかもしれませんが、挨拶に伺うことで相手側の不安を払拭させることができます。また、あなた自身にとっても、ある意味知り合いを作る最初のきっかけになるのです。

そして、挨拶に伺う際には、手土産を持参するのが常識的です。

ということで、今回は、引っ越し挨拶に行くときの手土産には何が良いのか?一人当たりの料金相場。そして、挨拶に伺う時の注意点やマナーなどについてお伝えします。

引っ越し挨拶に伺う時の手土産は何がいいのか?また相場は?

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500円~1000円程度の品物で、相手がもらっても「気兼ねしない/恐縮しない」という点が大事です。こちらからあげたら、丁寧にもお返しを頂くようでは意味がありません。

そういった意味からも、最も選ばれているのが、「菓子折り」、次いで「洗剤」、「タオル」などで、その他、日常的に使用する生活用品などの消耗品が、良いでしょう。

菓子折りであれば、旧居の地域で有名なご当地ものや、近所で評判の良かった洋菓子店の焼き菓子などが喜ばれます。その場合は、相手がすぐ食べるとは限らないので、最低でも賞味期限が1週間以上と長いものを選ぶようにします。

しかし、現実的には1000円以下の価格のミニギフトは、一般の贈答品としては、用いられない(通常、手土産用の菓子折りでも2000~3000円が相場である)ため、実際この価格帯のものを探すのは、意外と難しくなります。

そんな場合に重宝するのが、ネット通販のギフト専門ショップです。ここで注文しておけば、引っ越しの忙しい時にバタバタする必要がなくなります。

どのようにギフト包装するべきか?

引っ越しの挨拶として持っていく場合は、必ず、「熨斗(のし)」紙を付けてもらいます。

そして、引っ越しや出産など何度繰り返してもいいお祝いごとや御礼ごとには、「結び目をほどいて、何度でも結び直せる」という意味合いを持つ、「紅白の蝶結びの水引」を必ず用いるようにします。

表書きには、筆もしくは筆ペンで「御挨拶」もしくは「粗品」と書き、その下に自分の「苗字(みょうじ)」を添えます。

ちなみに、のし紙の掛け方には、「内のし」と「外のし」の二通りありますが、内のしでは、せっかくの誰からという名前が隠れてしまうので、ご挨拶だということと名前が外から見える「外のし」にするようにした方がいいです。

引っ越し挨拶に伺う時間帯やいつ行ったらいいのか?

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旧居で挨拶に伺う場合

旧居の場合であれば、引っ越し当日は忙しく、また、旧居でお世話になった人はある程度相手の行動パターンや相手の連絡先も分かっていることでしょうから、1週間ぐらい前から時間を見つけて、都度挨拶にいけばいいでしょう。

一般的に、挨拶に伺うのは、夕食時(夕方6時から8時ごろ)を外した午後がいいといわれていますが、親しい間柄ならそんなに気にする必要はないでしょう。

引っ越し挨拶に行ったときには、引っ越し当日の荷物搬出作業で、ご迷惑をかけるかもしれない旨も併せて伝えておきます。(私道が狭く、車の通行に邪魔になりそうなときは特に。)

今までお世話になった感謝の気持ちをしっかりと伝え、また、特に仲の良かった方とは、引っ越しても連絡を取り合えるように、連絡先交換をして(または新しい住所も伝えて)関係が切れないようにしておきましょう。

どこでまた会う機会があるか分かりませんから。

新居で挨拶に伺う場合

一方、新居へ引っ越しした際に、挨拶に伺うのは、基本的には引っ越ししたその当日に行ってください。かなり日にちが経ってから挨拶に行ってもあまり意味はありません。

日本人の場合、非常に「村意識」が強いので、よそ者がどういう人なのか気になりますし、自ら溶け込もうとしない人に、その門戸は開きづらいでしょう。

そういった意味からも、出来るだけ「よそ者であるあなた」は自分から挨拶に伺い、怪しいものではなく、その地域のコミュニティーに積極的に入る「意思がある」ことを示しましょう。

新居でご近所に挨拶に行く基本的な意味は、自分は新参者で知らないことが多いので、地域で生活していくうえで必要な情報(住人からの生の情報)を頂く、ということと、お互いで協力(相互扶助)関係を築き、あなた個人だけではない地域全体としての防犯効果を高めることです。

挨拶に伺うのは、当日であれば、夕食時(夕方6時から8時ごろ)を外した午後がいいといわれていますが、あなたの引っ越しが終わる時間にもよるでしょう。翌日であれば午前10時以降がいいでしょう。

もし、相手が不在の場合は、時間・曜日などを変え、場合によっては夜9時ごろまでならやむを得ないので1週間のうちに2、3回訪問してみましょう。それでも不在の場合は、無理に引っ越し時に挨拶する必要はなく、その後日常生活の中で、顔を合わせたときにすれば良いと思います。

相手が不在だからといって、挨拶状と共に手土産をドアノブに引っ掛けておくのは失礼な行為になるので避けましょう。
【挨拶の一例】
初めまして。
今度どこどこ(自分の部屋番号や一戸建ての場所を言う)に引っ越してきた、○○(名前)と言います。
引っ越しのご挨拶に伺いました。
ご迷惑をお掛けすることがあるかもしれませんが、これからどうぞよろしくお願いします。
マンションやアパートの集合住宅の場合は、上下を含め隣接している部屋には、構造物(柱や床)を通して生活音などが伝わり、ご迷惑をかけてしまいがちです。よって「上下」、「左右」の4軒に挨拶しておくのが必要です。また、ペットや小さい子供がいる場合はその旨伝えておきましょう。

この挨拶をしておくことによって、騒音トラブルなどが起こった際に、あ、そういえば最初に断っていたっけなと、相手側も理解してくれるため、多少は許容してくれるものです。

一方、あなたの側としては、ゴミ出しのルールや近所の治安事情、気を付けた方がいい点など、必要な情報を聞き出し、今後の自分の生活で出来るだけ困らないようにします。また、おすすめの美味しい店なども聞ければ、相手との距離がちょっと縮まるかもしれません。

さらに徐々にでもいいですが、その地域(コミュニティー)特有のルールも覚えていくようにします。地域のみんなが参加するような地域の全体清掃や、イベント事に参加しないと、周りから反感を買ったり、場合によっては「村八分(むらはちぶ)」にされてしまいます。

心理学の「単純接触効果(ザイアンスの法則)とは

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出来るだけ、お互い顔を合わせる回数を増やすと良いというのは、心理学でいう「単純接触効果(ザイアンスの法則)」と呼ばれるもので、

人は会う回数が増えれば増えるほど、相手に対して警戒心が弱くなって、親近感が湧いてきます。これは恋愛や営業においても同様のことが言えます。
しかし、この法則、初対面での印象が良いか悪いかによって、その後の効果は180度変わってくるそうです。その為、初対面である引っ越しの挨拶の時に、出来るだけ良い印象を持ってもらうように気を付けましょう。

引っ越しの挨拶をきっかけに、何度も顔を出して親近感を抱いてもらい、その地域の特性(都会なのか田舎なのか)を理解して、うまく地域のコミュニティーに入れるようにしてみて下さい。

参考:ビジネス心理学「単純接触効果(ザイアンスの法則)とは」

独身女性の場合は、挨拶に行かない方が良いのか?

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防犯上、独身の女性などは、あえて挨拶をしに行かなくてもよいかもしれませんが、それは各人の考え方によります。

私個人の考えでは、相手の顔と住所、名前も知っていれば、防犯上問題があった時には警察にすぐ言えるわけだし、それが抑止力にも繋がります。相手の素性や顔もよく知らない通りすがりのストーカーとは全く違うわけです。

どのみち、同じ建物の住人であれば、エレベーターや廊下など共有部分で擦れ違う機会はあるはずだし、挨拶に行って危なそうな人ならそれ以後近づかず、警戒心を持って生活を送ることが出来るため、防犯上の観点からいえば、相手の素性を知れる分こちらが優位に立てると思うのですが、あなたはどうお考えでしょうか?

また、そうでなくというか普通はいい人の方が多いわけなので、そうであれば、なにかあった時にすぐ頼れるのは、「遠くの親戚より、近くの知り合い」ということになります。

但し、独身者や単身者が多い建物では、相手も帰宅時間が遅かったり、不在にすることが多く、また住人の入れ替わりも激しいので、そのような場合は、無理に挨拶回りをする必要はありません。(あなたがメリットを享受できる可能性が低い為。)
きっかけがなければ、他人通しは知り合いになりえません。そのきっかけとして「引っ越しのタイミング」は最適です。
しかし、最終的には、あなたが何のメリットを得たいか、挨拶をすることで何がデメリットになるか考えて、挨拶回りをするかしないかを判断すればいいことです。
一戸建てに引っ越しした場合

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建売住宅を購入したなど、一戸建てに引っ越しした場合は、ご近所への挨拶は『必須』です。
なぜなら、一戸建てに住むということは、比較的何年~何十年も「長期的にそこに住む」ということになり、また、町内会や自治会の付き合いも発生するので、必ず挨拶をしておきましょう。

その場合、昔から「隣三軒両隣」といわれるように、自分の家を中心に、隣接する各家々には、挨拶しておくべきでしょう。

また、挨拶に伺う際には、誰か家族の一人が代表してではなく、子供も含めた家族全員で行くようにします。

相手のお家も、周辺が一戸建てであれば、子供がいる場合がほとんどでしょうから、子供同士仲良くなるきっかけにもなり、また、相手が自分の子供に対して気にしてくれるようになり、登下校時や子供が遊んでいる姿を見かけてくれるなど、日常での子供の防犯対策にもなります。

最後に

最近では、ご近所付き合いも少なくなり、特に都会では、隣近所にも無関心という人も増えています。

しかし、今回ご紹介したように、引っ越し時に挨拶をしておくメリットは様々あり、その最たるものは、やはり「人間関係の構築」これに尽きます。

海外では、デパートのエレベータや電車など公共の場所でたまたま居合わせ人同士で、挨拶や世間話が始まる光景をよく見かけます。

これは一説によると、海外では常に外から人が流入してきていた(国境を接していた)為、相手が不審人物かどうかを「挨拶をして確かめている」と聞いたことがあります。このことからも分かるように「挨拶」は相手を見極める第一歩なのです。

ちなみに、挨拶の時に交わす、『握手』。これも相手に対して、武器を持っていませんよ。ということを見せるところから始まっているそうです。

ですから、海外旅行で知らない土地に行ったら、現地の人に対して、あなたの方からまず挨拶をして下さい。そうしないと、あなたは不審人物となって警戒されてしまいます。

あなたにとって何も不都合な出来事が起きなければ、あなた一人でもいいかもしれません。しかし、地震などの災害や不可解な事件が多くなってきた昨今の日本、人間関係が出来ていなければ、災害や危ない出来事が起こったときに、手を差し伸べてくれる人は少ないかもしれません。

どちらがいいか決めるのはあなた自身です。

あなたが、他の人から引越し挨拶を頂いた場合のお返しについては、こちらの記事をご覧下さい。

についてです。



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