「引っ越し業者」側から見た引っ越しの意味と引っ越しバイトや求人情報

引越業者
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これまで、引っ越しについて色々と書いてきましたが、それはあくまで利用者(消費者)側の視点の話でした。

では、逆に引っ越しのサービスを提供する「引っ越し業者」側の視点から見ると、引っ越しって、どうなのということから、実際アルバイトで仕事してみたいという人に向けた情報をお伝えするのが今回の記事です。

今回は、『「引っ越し業者」側から見た引っ越しの意味と引っ越しバイトや求人情報』という内容でお伝えします。

「引っ越し業者」側からの視点で見た、引っ越しとは。

訪問見積もりの現場は勝負が決まる「戦いの最前線」

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引っ越し業者は、中小の会社も含めると、それこそ全国で1000社以上あると言われています。

その中には、全国展開している大手の引っ越し業者から、比較的地場の地域(得意なエリアや対応可能エリア)を持っている地域密着型の、中小の会社まで色々とあります。

この競合ひしめく引っ越し業界で、各引っ越し会社、その中でも特に営業マンに命じられた任務はただ一つ「見積もりを取ってもらい、成約を勝ち取る事」。これしかありません。

この成約件数の数によって、その営業マン各個人の成績、お給料、ひいてはその引っ越し業者の売上高(利益)が決まることは言うまでもありません。

そのため、各社必死になり、引っ越し利用者(お客さん)の争奪合戦が日々繰り広げられています。

一昔前(インターネットが浸透する以前)は、引っ越し利用者(お客さん)の方から、各社に電話で連絡して、順番に数社が見積もりに自宅を訪れるというスタイルが当たり前でした。

引っ越しの一括見積もりサービス登場以降

ここ数年で、引っ越しの一括見積もりサービスが出来ると、この見積もりの様子も一変、引っ越し利用者の方は自宅に居ながら、数社ときには数十社に一度に見積もりが取れるようになり、その中から一番安い金額の業者か、品質・安心感と値段を天秤にかけて大手業者を選ぶか、二極化してきています。

また、一括見積もりサービスでは各社の見積もり価格が、利用者からは丸わかりの為、引っ越し利用者(お客さん)の選択肢から漏れると、連絡すらも貰えないという悲惨な状況の会社も増えていることでしょう。このような理由から、価格競争は増々激しくなっています。

そのため、各社、とりあえずお客さんの選択肢に上がったら、ここからがそれこそ必死。お客さんの方で相見積もり(アイミツ)を取る=他の業者と価格競争させることは百も承知しているので、先手必勝でうちに決めてくれないかとあの手この手を駆使します。

中には、契約に至らなくとも、見積もりを取ってもらうだけで「お米のプレゼント」が有ったりとか、ここで決めてくれたら、XX万円で請け負いますと、いきなりラストプライスを引っ提げ勝負に出たりと、各社、各営業マンとも様々です。

また、引っ越し利用者(お客さん)側からしても、何社にも来てもらうとそれだけ時間が取られ手間だし、早く決めてしまいたいという心理も働き、意外と先行者有利な(一番最初に訪問見積もりした会社の成約率が高いと言われている)展開になるのが、引っ越し見積もりの現場なのです。

ですから、以上のことから分かるように、一括見積もりサービスに登録すると、即座に電話の雨嵐になるのは、いち早く見積もりの機会を得て、自社に有利な展開でお客さんに即決してもらいたいからなんです。(引っ越し業者の切実な思いも理解して、あまり邪険にしないようにしてあげてください。)

ここ2年ほどで表面化した「引っ越し難民」と長時間労働の問題

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ここ2年ほどで聞かれるようになった「引っ越し難民」という言葉が出てくる背景には、引っ越ししたくても「引っ越しすることさえ出来ない」利用者(お客さん)が激増したことがあります。

これは、一言で簡単に言うと、単純に需要と供給量のバランスが崩れたためです。

原因については、様々な要因が複合していますが、一番は政府による「働き方改革」の影響でしょう。今までの引越し業界は、それこそブラック企業と呼べる企業も数多く、特に繁忙期は長時間労働(夜中の11時、12時まで)が当たり前の環境でした。一方で、その恩恵にあずかっていたのは紛れもない、引っ越し利用者の私たちだったのです。

それがある意味、引越し業界としては、正常な労働環境に戻っただけで、ちょっと前までは、1日で3件引っ越しをこなしていたところ、今では1日で2件にせざるを得ない状況だとか。

「引っ越し難民」についての詳細は、2019年春、引っ越し難民にならない為に。原因と対策のまとめをご覧ください。

その為、最新の状況では、引っ越し業者優位の「売り手市場」に変化してきて、引っ越しの価格も年々上昇傾向にあります。

この状況の中では、引っ越し利用者(消費者)は早め早めの動きをし、今までの引っ越し業者がやっていた『受注を勝ち取る』ことと同じように、

今度は引っ越し利用者(消費者)の方が「引っ越しをしてもらう『権利』をいち早く勝ち取る」ため(言い方は悪いですが、他の引っ越ししたいライバルに勝つために)、積極的に動いていく必要があります。⇒ぼんやり待っていては他のライバルに負けます。

引っ越し業者の社員ではなく、アルバイトをしてみたい方向けの情報

前項では、「引っ越し業者」側からの視点で引っ越しを考えてみました。

そして当然ですが、他のどんな職種でも一緒でしょうが、「引っ越し業者」の社員としてやっていくには、仕事が大変なことには変わり有りません。

もし、「引っ越し業者」の社員になりたいという方は、専門の就職情報誌などで、別途調べて下さい。

そうでなく、アルバイトとして働いてみたいけど、お給料はいくらぐらい貰えるの?自分は運動部出身でなく別に体力に自信ないけど勤まるの?女性は無理だよね?というような疑問を持つ方は多いと思います。

その為、ここからは、「引っ越しのアルバイト」について、色々な話をしていきたいと思います。

お給料(バイト料)について

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引っ越し会社やあなたが登録する派遣会社にもよりますが、時給制と日給制の二通りの給与体系があります。

時給制の場合、コンビニバイトとか、飲食店とかの時給が時給1000円~1200円ほど(関東エリア都市部の場合)なのに対して、引っ越しのバイトの場合、時給では1200円~1500円程度と高く、様々なバイトの中では高額な部類に入ります。(但し、地方に行くほど、この値段より下がります。)さらには、特に一年で最も忙しくなる「繁忙期」の3月~4月は、100円~200円増しにしてくれる会社もあります。

日給制では、1万円~1万6000円ほどが相場ですが、引っ越し会社各社及び仕事の内容で差があるので、仕事内容とお給料のバランスを考えて選ぶようにします。

概ね安い額の場合は、引っ越し補助や梱包スタッフなど軽めの仕事、高額になるほど、引っ越し現場での力仕事がメインになるはずです。

そして、給料の支払いですが、毎月15日もしくは月末払いで、1か月分一括のところと、その日ごとに日払いで払ってもらえる場合もあります。どちらがいいかはあなたの希望に合わせて選べます。

勤務時間や残業、昼食や休憩時間について

勤務時間は、基本は実働8時間(7時~17時など)です。が、繁忙期などは非常に忙しく、残業になるのが当たり前で、23時を過ぎる事もあるようです。

その場合には、当然残業分の時給や手当は支払われます。

ただし高校生の場合は、労働基準法の中で18歳未満の年少者は、深夜10時以降から翌日午前5時までの労働は原則禁止されているので、残業しても21時半頃には強制的に帰らされるはずです。そうでない会社は違法だと覚えておいてください。

参考:古谷社会保険労務士事務所「高校生のアルバイト労働基準法」

昼食や休憩時間は、忙しい時ほど決まった時間には取れず、どうしても移動中の車内で取ることも多くなってしまいます。

単発や短期バイトから長期バイトまで可能

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給料の支払い形態から、日払いであれば、1日だけの単発や、ある程度の短期間(数日~1か月単位)でもアルバイトすることが可能です。そのような場合は、当然派遣会社経由が多いと思います。

また、バイトと言えどもしっかりとした社員教育をしてくれる引っ越し会社だと、慣れるまでは体力的にも精神的にも大変かもしれませんが、重たい荷物を効率よく運ぶノウハウや接客技術を身に着けていくと、バイトの中でもリーダー格となり、短期バイトの体力勝負で使い捨ての駒のような扱いではなくなってくるはずです。

こうなると、引っ越し業者や派遣会社でも、未経験より経験のあるバイトにお願いしたいということになり、何シーズンにも渡りバイトできる状態になるはずです。

但し、基本的には力仕事で足腰に負担のかかる仕事です。腰を痛めたりするリスクもあるため、若い体力のある人向き(主に10代~20代)の仕事で、10年以上の長期に渡ってするにはちょっと厳しいバイトかもしれません。

服装や身なりについて

引っ越し業者はお客さんと接するサービス業です。しかも、引っ越し先の新居(場合によっては新築の物件も)は、お客さんにとっては新生活を気持ちよくスタートしたいこともあり、汚されたり、傷つけられたりはしてほしくないものです。

その為、あなたを含め作業員の「印象が第一」と言っても過言では無いかもしれません。よって、服装や身なり、清潔感が大事なので、長髪や茶髪、ひげ面、ピアスなどはNGな場合が多いです。

また、引っ越しで新居に荷物を運び入れる際には、毎回靴下を新品に履き替えるように徹底してる会社もあります。

各社ともこれらのことから、会社毎のユニフォームが決められ、無償で貸してくれる場合が多いですが、会社によってはバイトでも制服を購入しなければならない(初期費用が掛かる)点は、注意点として覚えておく必要があります。

引っ越しアルバイトをやるための適正

前項で紹介したように、あなたの身なり(第一印象)で判断されることが多いので、特に大事なのはバイトをするための面接時です。

バイトであることもあり、志望動機は就職面接のときほど重視されず、単純にお金が稼ぎたいや体を動かして働きたいなどでも問題無いでしょう。

ただし、引っ越し作業は、一人で出来るものではないので、チームワークが重視され、他の人との協調性などが評価基準として見られます。

一番心配な体力面ですが、決して一人で思いものを運ぶわけではなく、また、重い荷物を持つコツもあるので、基礎的な体力は必要ですが、力持ちやマッチョな人でないと務まらないという訳ではありません。

中には、女子高生でも引っ越しバイトしている人もいます。

プレミアムストレージサービス チトセ「最年少の引越し現場スタッフは女子高生!明るくパワフルな2人にインタビューしました!」

引っ越しアルバイトで大変なのは

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今では、エレベーターが付いている物件も多くなってきたので、エレベーターが使える場合は、台車を使って荷物を運搬すればいいので、重たい荷物を長時間持つ必要はありません。

しかし、やっぱり大変なのはエレベーターが付いていない物件の場合で、最大で5階までの建物でそのような物件があります(建築基準法で高さ31m以上(6階以上に該当する)の物件にはエレベーターの設置義務がある為)。

すると、冷蔵庫や洗濯機などの重たい荷物を持って、下ろしたり運び上げたりしなければなりません。それを一日に何往復もしなければならないとなると、これは本当に大変です。

また、特に新築の物件や高級マンションなどでは、傷をつけたらそれこそ大変なため、どうしても社員の人たちにはピリピリとした緊張感があり、ちょっとしたことでも社員の人から怒られてしまうようなこともあります。

そのような意味では、体力的にもメンタル的にも大変な仕事かもしれません。

しかし、それも慣れるまでの数か月のことです。

もし物を落としたりして、壊してしまったら弁償しなければいけないの?

引っ越し作業中に、自分のミスで物を落として壊してしまったり、壁や床などに傷をつけてしまった場合、弁償しなければいけないのか心配になりますが、引っ越し会社では、こういう時の為に保険に加入しているので、基本的にはバイトのあなたが弁償する必要はありません。

但し、社員やリーダーの指示とは関係なく、自分勝手な行動によって起こしてしまった場合は、請求されることもあるので、慣れないうちは特に、社員やリーダーの方の指示を仰いで作業をするようにしましょう。

力のない女性でも働けます

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引っ越しのバイトというと、重いものを運ぶ仕事だから、力持ちな人が多く体育会系的で、厳しい男性社会なんでしょ。と思う方は多いかもしれません。

しかし、引っ越しと一口に言っても、その作業内容は様々です。

引っ越しのメインとなる荷物の運搬(搬出搬入)作業以外では、引っ越しの直前直後に行う、食器や衣類、生活用品の梱包、荷造りや荷ほどきの作業があります。

このような「荷造りや荷ほどき専門」の引っ越し仕事であれば、女性ならでは細やかさが発揮でき、また、家庭における家事の経験が豊富な主婦であればなおさら適しています。それほど体力も必要ない為、女性でも「引っ越し」のバイトをすることはできます。

さらに、最近大手を中心として(有名なのはアート引越センターの「レディースパック」など)、女性スタッフだけによる「引っ越しサービス」も登場し、一人暮らしの女性や、小さいお子さんのいる主婦の方からの安心感を武器に需要も増えています。

女性でも比較的高額なバイトを探しているのなら、アート引越センターの「レディースパック」要員や引っ越しの「荷造りや荷ほどき」の仕事はおすすめです。

引っ越しバイトをするならココ。おすすめの引っ越し会社は?

各社の評判や雰囲気などについては、Yahoo知恵袋や口コミサイトなどで情報が取れます。

そのような口コミ情報を見ていると、やはり、引っ越し大手の会社が、バイトに対する「社員教育」もしっかりしていて、評判はいいです。

引っ越し大手と言えば、【 】内はトレードマーク

・サカイ引越センター【パンダ】

・アート引越センター(アートコーポレーション)【0123】

・日本通運【丸印の中に「通」の文字】

・ヤマトホームコンビニエンス【クロネコ】

この4強(売上高500億円~700億円)に、

・ハトのマークの引越センター【白いハト】

・アリさんマークの引越社【アリが引っ越ししている様子】

売上高200億円~300億円の2社を加え、以下の売上高100億円以下の4社

・ハート引越しセンター【ハートマーク】

・アーク引越しセンター【0003】

・ダック引越センター【黄色のアヒル】

・ファミリー引越センター【5555】

をプラスして引っ越し大手10社というところだったんですが、ダック引越センターは2017年9/末で引越事業から撤退、営業終了、アートコーポレーションに吸収合併されてしまいました。

なお、大手4強の売上高は、引っ越し業界シェアの約半分を握っています。
その中でも特に「ヤマト(ヤマトホームコンビニエンス)」と「日本通運」が評判が良く、男女ともに人気です。どちらにも共通している点は、引っ越し業専業ではなく、「運送業」も行っているということです。
そのため、人員を多く確保し、どちらの会社も社員とアルバイトでは、仕事と責任の分担が明確にされているため、アルバイトにはあまり無理をさせず安全を重視して、アルバイトは補助作業を中心とした仕事になっています。デメリットとしては、他の引っ越し会社より、バイト料が低めの値段になります。

但し、これも会社全体の傾向であって、特に全国規模の大手ともなると、その支店や土地柄によっても雰囲気は違ってきます。

また、引っ越しもあくまで、人がやる仕事なので、「ハード(=会社や支店)というよりも、それぞれの責任者(リーダー)の雰囲気やそこで働く人のモチベーションなど、ソフトが大事」なのは言うまでもありません。

そういった意味では、あなたがいい引っ越しの職場環境で働けるかどうかは、多少の運もあるかもしれません。

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