引っ越し業者の特徴と違い「大手引っ越し業者と中小引っ越し業者」

引越業者
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引っ越し業界の中であまたある引っ越し業者、中小の会社も含めると、全国で1000社以上あると言われています。

そんなにたくさんある会社の中から、どの引っ越し業者を選べばいいのか、当然迷いますよね。

今回はまずザックリと、大手業者と中小引っ越し業者の違いや特徴なども交えて解説していきます。

引っ越し業者の特徴と違い「大手引っ越し業者と中小引っ越し業者」

引っ越し大手とは

引っ越し大手(【 】内はトレードマーク)と言えば、売上高で見た場合に、

・サカイ引越センター【パンダ】

・アート引越センター(アートコーポレーション)【0123】

・日本通運【丸印の中に「通」の文字】

・ヤマトホームコンビニエンス【クロネコ】

この4強(売上高500億円~700億円)に、

・ハトのマークの引越センター【白いハト】

・アリさんマークの引越社【アリが引っ越ししている様子】

売上高200億円~300億円の2社を加え、以下の売上高100億円以下の4社

・ハート引越しセンター【ハートマーク】

・アーク引越しセンター【0003】

・ダック引越センター【黄色のアヒル】

・ファミリー引越センター【5555】

をプラスして引っ越し大手10社というところだったんですが、ダック引越センターは2017年9/末で引越事業から撤退、営業終了、アートコーポレーションに吸収合併されてしまいました。

そこで、現在では佐川グループの引越し部門

・SGムービング(SGホールディングス傘下)

を入れて、大手10社となるでしょうか。

なお、大手4強の売上高合計で、引っ越し業界シェアの約半分を握っています。

その他の99%以上の中小をはじめとする会社が残りのシェアを分け合っている形になります。

なお、この10社の中には、運送業と兼業している会社が3社、「日本通運」「ヤマトホームコンビニエンス」、「SGムービング」が入っているので、これらを除き、

引越し専業の引っ越し業者だけで見ると、替わりに、

・ベスト引越サービス

・人力引越社

・アップル引越センター

が入ってくるでしょう。この辺りまでが売上高10億円企業です。

そして、注目株は、2016年に引っ越し業界初の「ネットで完結する引越し予約システム『ラクニコス』」をいち早く導入し急成長を遂げている、アップル引越センターです。

創業は2006年とまだ10年ちょっとですが、古い体質の「引越し業界」に対し、他社に先駆け次々とIT技術を導入。社長の文字(もんじ)氏は「引越し業界に変革を起こしたい!」とまで言っています。

売上高データは、参考:アップル引越センター「引越し会社売上ランキング【引越し専業会社編】」

大手引っ越し業者は年間の引っ越し件数も桁違い

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引越し専業でトップの「サカイ引越センター」の2018年3月期の決算データを見てみると、

遂に、売上高は800億円を超え、経常利益で100億円の大台に乗りました。

それを支えたのは、年間作業件数:73万8000件というすさまじい引っ越し件数になります。ちなみに1件当たりの平均単価は約10万8000円だそうです。

この件数を単純に365日で割る(均等割りする)と、一日当たり2000件以上もこなしている計算に。単純に平均化しているので、特に繁忙期はすごいことになっているんでしょう。

また、データからは面白いことに、広告宣伝費の費用額自体はここ20年ぐらい毎年ほぼ一定で横ばい(年間約25億円)なのに対し、2000年時点では売り上げに対して11.2%も広告宣伝費を使っていたものが、最近では、売り上げに占める割合は、たったの2.9%にまで年々減少しているという点です。

⇒引っ越し専業ではトップ7の「ファミリー引越センター」1社の売上高に匹敵する額の広告宣伝費を投入している点で、規模の違いが分かるでしょうか?

大手と言える10本指に入る中でも、トップと7位ですら、何十倍も差があるのが引っ越し業界なのです。

まさに、引っ越し業界の巨人と言えるのが、「サカイ引越センター」です。

中小引っ越し会社とは

前項で紹介したように、大手引っ越し会社と呼ばれる中ですら、プロ野球の世界と同じように、明確に1軍、2軍、3軍のように(売上高、引越し取扱件数等で)大きく別れているのが実情です。

そんな状況の引越し業界で、中小の引っ越し会社ともなると、実力やその他の面で大丈夫かなと思ってしまいますが、そもそも同じ土俵で両者を比較するものではなく、得意とするエリアや特徴が違うのです。

それはボクシングで、ヘビー級王者とライト級王者を比較するのが無意味なのと同じように。

中小の引っ越し会社の場合、基本的には、全国展開せず、地場がある地域密着型のため、その会社により引っ越しできる「対応エリア」が決まっている場合がほとんどです。

そのため、比較的近距離、例えばその会社の本社(営業所)の所在地に隣接している県や、関東圏、関西圏の域内の引っ越しに特化しているのが特徴です。
デメリットとしては、全国展開していない為、遠距離への引っ越しには対応していない場合もあることです。その会社のHPなどで確認が必要です。

また、地域密着型のため、とにかく地元の事情に詳しく、どの辺りは道幅が狭いから4t車では入れないとか知っていたりする為、道に迷って到着が遅れるということもありません(大手だと道が分からず、周辺を30分も迷っていたなんて話はよく聞きます。)。

渋滞やその他のトラブルがあったときでも、臨機応変に対応してくれるのが、魅力です。

さらには、中小引越業者の一番の特徴と言っても良いかもしれませんが、そのほとんどが引越し専業ではなく、引っ越し以外の事業を経営の柱にしているという事です。

代表的なところでは、トラックや輸送技術は共用できるので、通常は運送運輸業を営んでいて、引越し繁忙期など需要があるときだけ引越し業を営むという形態。

中には、運送運輸業をメインではなく、鉄鋼業や倉庫業、トランクルームなどを経営の柱としている会社もあります。

引越し専業だと、繁忙期などに需要が集中する為(年間の売り上げの1/3~半分がこの時期だけで稼ぐとも)、年間を通した経営面でみると、非常に乱高下の激しい安定しない業態となってしまいます。

その為、中小引越業者の中には、しっかりとした収益事業は別で持っておいて、オイシク稼げる繁忙期などだけ、引越しで稼ぐというところも多いのです。

そして、

一番の特徴は、大手引っ越し業者よりも、値段が安いことです。

あなたが引っ越しする際、近距離で地元の引越業者が選べる場合は、大手業者と共に、選択肢として検討する価値は十分あります。

中小の引っ越し会社を選ぶ際の注意点

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中小の引っ越し会社を選ぶ際の注意点がいくつかあるので、紹介しておきます。

「標準引越運送約款(やっかん)」に準拠しているかの確認

一点目は、

通常、引越業者が従わなければならないルールには、国土交通省から出されている「標準引越運送約款(やっかん)」があります。

これには、引っ越しの契約やキャンセル、運送時に運搬できないものや、破損等があった場合の補償などについての「約束事のひな形(ルールのスタンダード)」が書かれているわけです。

大手であれば、この「標準引越運送約款(やっかん)」に準拠し、引っ越しの全般が動いていくわけですが、

中小の引っ越し会社の中には、「標準引越運送約款(やっかん)」によらず、その会社独自の「約款(やっかん)=ルール」を定めている場合もあるのです。

例えばで言うと、

「標準引越運送約款(やっかん)」では、引っ越しのキャンセルは3日前までなら無料となっているところ、

その会社独自の「約款(やっかん)=ルール」では、違ったルールになっている場合もあり、悪質な会社では、キャンセルできないと書かれているかもしれないので、十分注意してください。

「標準引越運送約款(やっかん)」はあくまで「標準(スタンダード)」であり、各社が絶対守りなさいという強制力のあるものではないので、それを守らない(準拠しない)からといって違法という訳でもありません。

但し、中小の引っ越し会社もほとんどのところは、「標準引越運送約款(やっかん)」を適用しているので、念のため確認するといった程度で十分ですが、あまりにも相場より極端に引っ越しの見積金額が安すぎる(激安である)場合は、落とし穴が隠されていないかよく確認しておいた方がいいでしょう。

引っ越し保険の加入有無

二点目は、引っ越し保険の有無です。大手では、引っ越しの際の荷物の破損等に対し、1000万円までの保険に加入している場合が多いです。

大手であれば当然加入している「引っ越し保険(運送業者貨物賠償保険)」ですが、中小の引っ越し会社の中には、一部で加入していない会社もあるので、契約前には必ず確認しておく必要があります。

最後に

これらが大手と中小の引っ越し会社の違いと特徴です。

また、引っ越しの技術や品質に関しては、中小の引っ越し会社では、安いのに品質は高いところもあれば、やっぱり値段なりだねというようなところまで、レベルの差が大きいという点が不安点です。

よって、中小の引っ越し会社を利用する場合は、知り合いで利用して評判が良かったとか、ネットでの口コミを探したりして、「ハズレ」を引かないようにすることが大事です。

その為には、引越し侍などの一括見積もりサイトで、よく比較してから引越し業者を選ぶことが大切です。引越し侍では、利用者の口コミや評判も豊富に掲載されているので、すごく参考になると思います。

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