引っ越しと掃除、ハウスクリーニング料金と相場は?

各作業のコツ・注意点
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引っ越しする時、特に退去時はしっかりと掃除しておくと、敷金の戻りが非常に良いことは、以前の記事「退去時の掃除と原状回復について。敷金を多く取り戻すコツ。」でお伝えした通りです。

全部自分で掃除をすればあまりお金はかかりませんが、その分手間と時間は結構掛かるので大変です。また、仕事が急がしくて時間が取れない場合や、急に転勤が決まって、引っ越しの荷造りだけでも大変な方も多いでしょう。

そんな方は、退去時の掃除を自分でやらず、プロに外注化する「ハウスクリーニング」を利用してみてはいかがでしょうか。

今回は「引っ越しと掃除、ハウスクリーニング料金と相場は?」ということでお伝えします。

引っ越しと掃除、ハウスクリーニングと原状回復の関係

旧居の退去時にハウスクリーニングをするメリット

これは何といっても、「敷金の戻り」を良くする、この一言に尽きます。

入居時に敷金として徴収された「家賃の1~2か月分」。ここから退去時に「原状回復費」として、クリーニング代、その他の費用が引かれ、残りの額が「敷金返却分」として、あなたの手元に返ってきます。

「その他の費用」としては、物件を大事に使わず、柱や壁を損傷してしまったなどの場合は、「原状回復費」として、修繕費用が取られてしまうのは仕方がありません。

一方、日常から手入れを行っていて、壁などの物件への損傷も無ければ、敷金はかなりの額が返ってきます。

どこまでが原状回復なのかは、以前の記事「退去時の掃除と原状回復について。敷金を多く取り戻すコツ。」で詳細に解説していますので、こちらをご覧ください。

ところが、日々忙しいと、日常の手入れを怠ってしまう人もいることでしょう。

そんな場合に、台所回りのこびり付いた油汚れやさび、水回りのしつこい黒カビ、水垢など、これらを素人の技術と道具(市販品の洗剤など)で綺麗にするのは、かなりの努力と困難が付きまといます。

このように、自分で掃除するには、結構大変だなと思える場合は、まさにプロに頼る時なのです。

素人の掃除と「プロ」のハウスクリーニングは何が違うのか

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もちろん汚れに適した掃除方法を、的確に繰り出し掃除する技術もありますが、

洗剤、除菌剤など掃除用品自体の、効果・威力(パワー)が、家庭用に販売されているものと、「業務用」とでは、結構もしくは全然違うのが大きいでしょう。

これは、簡単に言うと、家庭用洗剤は、全く知識もない人が使っても安全でかつ素材を傷めないように、「マイルド」な一定濃度に調整されて販売されています。

一方、業務用洗剤は、使う人もプロで相応の知識があるという前提で、汚れの具合や素材に応じて、「濃度を調整して」使うようにできているため、原液で販売されている場合がほとんどです。

その為、強力だからと言って、知識のない素人が「業務用洗剤」を使うと、汚れはきれいに落ちたけど、素材のゴムがボロボロになってしまったとか、プラスチックの部分が溶けてベトついてきたとか、掃除をしたのに余計「原状回復費」を払う羽目にもなりかねないのです。

また、家庭用の塩素系カビ取り剤は、臭いが強烈で嫌だと敬遠する方も多いですが、「業務用」はそんなものじゃありません。塩素臭も半端じゃなく、粘膜への刺激も強烈なので、作業するときは、スプレー塗装をするときに使うような防毒マスクをしなければ、危険なほどです。

旧居の退去時にハウスクリーニングをした方がいい場合とそうでない場合

敷金から、ハウスクリーニング代を引かれずに、全額返ってくることはまれでしょう。

どのみち、ハウスクリーニング代を引かれるのなら、わざわざ専門業者に自分で頼んで、「プロの掃除」をしてもらう必要ないんじゃない?と思ったあなた、

正解です。

そうなんです、自分自身で「プロ」のハウスクリーニングに依頼して綺麗にしてから退去しても、大家さんや不動産業者の方で、何かしらの「プロ」のハウスクリーニングは入れるんです。

さて、ここからがポイント。

どのような場合に、プロのハウスクリーニングを依頼した方がいいのでしょうか?

プロのハウスクリーニングを「依頼した方がいい」場合

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まずは、現在お住いの物件を契約する時に交わした、「賃貸借契約書」を見て下さい。

契約書に「敷金から原状回復費用を引く」(=一定額ではない点がポイントです)と書かれている場合は、綺麗にしておくほど、原状回復費用=「退去後の業者によるハウスクリーニング費用」が少なくて済みます。

また、自分で「プロに頼んだ」場合は、利用する業者も自分で選べ、価格も明朗会計です。

しかし、自分で頼まないで、退去後に入る業者(大家さんや不動産業者と提携している)に任せてしまった場合では、その作業内容と価格が適正かどうかはなかなか判断付けづらく、さらには、あなたが退去後に「ハウスクリーニングで綺麗になったかどうか」物件を確認できるわけではない(既に引っ越してしまっている)ので、ある意味言い値を払うしかなくなってしまいます。

そういった点からも、仕事が忙しく自分でやる暇がない方、小さい子供がいて、集中して掃除する時間が取れない方、などは退去前に、自分で「プロに依頼」した方がいいです。

有名なところの、

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などに依頼して、しっかりと敷金を取り戻しましょう。

プロのハウスクリーニングを「依頼しない方がいい」場合

一方、

契約書に「ハウスクリーニング代として、家賃の何か月分を敷金から引く」(=この場合は、額がすでに決まっていて、確実に一定額「家賃の何か月分」が引かれます。)と書かれている場合は、事前に掃除しようとしまいと引かれる額は変わりません。

このような契約になっている時には、退去前にプロの掃除をお願いして綺麗にしても、お金を損するだけです。

この契約条件では、綺麗に使っていた人とそうでない人でも払う額が同じというのは、不公平感が否めません。

また、過去に原状回復をめぐって敷金トラブルが相次いだために、国土交通省が1998年に、「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を発表し、「敷金返却の標準ルール」が出来たことで、大家さんや不動産業者としては、それまで容易に収入に出来ていた「敷金」の部分も、大半が返さなくてはならないようになりました。

そのような、大家さんや不動産業者の「オイシイ」収入減が減ってしまったこともあり、最近では、上記のように意図的に、入居者に「一定額を支払うように規定した」賃貸借契約書も増えてきているので、

利用者(消費者)としては、契約時にこのような物件には注意することが必要です。是非、頭の片隅に「知識」として入れておいてください。

ハウスクリーニングを頼む場合の料金相場

【アパートやマンションの場合】

ワンルームや1Kで、2万円~4万円

1LDK~2LDKで、3万円~7万円

3LDK~4LDKで、5万円~9万円

この価格が目安となります。一戸建て住宅の場合は、部屋数によって概算してみて下さい。

また、この料金目安は、家の中全体を掃除してもらった場合ですが、水回りや台所回りだけとか、部分的なクリーニングを頼むことも出来ます。その場合は、この料金よりも安くなるので、必要に応じて使い分けるといいでしょう。

しっかりと仕事してくれるハウスクリーニング業者の見極め方

ハウスクリーニングと一言で言っても、有名なダスキンなどのしっかりした会社から、名前も知らないような便利屋(何でも屋)みたいな会社まで様々です。

まずは、その会社に作業見積を取ったときに、注意することが大事です。

きちんとしている会社では、作業見積明細も、どこの部分がいくらでと細かく出してきて、利用者としても納得した上で頼むことが出来ます。

一方、きちんとしていない会社では、どんぶり勘定で、「一括いくら」と提示することがあります。このような会社は、一見安い場合もあるかもしれませんが、仕事をきちっとしてくれず、客の見えないところで手を抜いてササッと作業を短縮して終わらせる可能性もあるので、きちんとした作業明細を出してこないところに、頼むのは避けましょう。

もうひとつの見る点は、「賠償責任保険」に加入している業者であるかどうかという点です。

掃除とはいえ、家財や物件の設備を扱うので、風呂場のパッキンを痛めてしまったり、損傷が出てしまったなど、もしもの時に、それこそ原状回復の費用を大家さんや不動産会社に払わなければならなくなってしまいます。

そのような場合でも、保険に入っている会社であれば、保険できちんと対応してくれますが、保険に入っていない会社だと、いや最初からこうなっていたなど責任逃れをするために、水掛け論になることは必至です。

トラブルを避けるためにも、「賠償責任保険」に加入している業者を選びましょう。

先に紹介した相場料金と比較して、極端に高い場合は論外ですが、極端に安い場合も問題です。それは値段が安いということは、時間単価が安いか、作業時間が短くなければ、料金は安くはなりません。

その為、時間単価が安ければまだしも、本来1時間掛かる作業を、手を抜いて30分で終わらせ安くしている場合もあるのです。

そういった理由からも、激安で請け負う会社は疑って避けた方がいいでしょう。

最後に

ハウスクリーニングは、実績のある大手の

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などに任せればしっかりと仕事をしてくれるのですが、料金はどうしても高めとなってしまいます。

そんな場合は、ズバット ハウスクリーニング比較で「ハウスクリーニング」業者の一括見積もりをすると、各社を比較、相見積もりしたうえで、自分に合った業者を選ぶことができるのでおすすめです。

についてです。

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