引っ越しに伴い、車を売るか迷った場合の確認ポイントと売却手続き

費用と見積り
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車の引っ越し(運搬)については、以前の記事『引っ越しの時に自動車を輸送する場合の相場やおすすめの業者は?』でお伝えしました。

車を運送業者に頼んで引っ越しするとなると、数万円~10万円程度掛かってしまい、結構大きな出費となってしまいます。

車種別(カローラとアルファード)、距離別(東京→大阪、福岡、沖縄など)毎に、概算の運送費用が知りたい方は、上記の記事で確認して下さい。

このように、引っ越しを機に、車を売却もしくは廃車にするか、それともそのまま継続して引っ越し先でも乗るのか、結構迷うところです。

ここで、はっきり言っておきましょう。

車の維持費は年間で結構な額が掛かっていることはご存知でしょうか?車は有れば非常に便利ですが、その代償として払っているお金も結構な金額です。

引っ越しするタイミングで、車に関する費用について、今一度よく考えてみる必要があります。

そんなことで、今回は、「引っ越しに伴い、車を売るか迷った場合の確認ポイントと売却手続き」と題してお送りします。

引っ越しで車を売るか迷ったら、確認するべきポイント

引っ越し先の周辺環境がどうなっているのか、通勤などに車は必要か?

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田舎や交通が不便な地域に住んでいると、生活するうえで車は欠かせませんよね。

しかし、引っ越しに伴い、都市部に引っ越したり、交通の便が良い所に引っ越した場合、車が無くても生活に支障が無いことも多いでしょう。

特に東京や大阪などの大都市では、むしろ車を持っている人の方が少なく、車を所有するにしても、月々の駐車場代だけで数万円と高額な費用が掛かり、大きな負担となってしまうことから、車を手放そうかと考える人はいると思います。

そんな場合、

まずは、通勤や子供の送り迎えなどで日常的に車を使うか、そこを一つの判断基準にしましょう。

日々の通勤や送迎などで車を使わず、また、毎週末、車でどこかに出かけるようでなければ、その為だけに車を所有しているのは、かなりもったいないことです。

ひと月30日のうち、週末土日2日×4週=8日フルで利用⇒30分の8とすると、車の稼働率は26.7%にしかなりません。残り7割以上の時間は、車は出番を待って眠っているだけです。

そのためだけに、駐車場代、車検代、ガソリン、オイルなどの消耗品代を払うのは、費用対効果としてどうなんでしょうか?

車が趣味、ドライブが趣味で、趣味の為にお金を払うんだからという考えならそれはそれでいいでしょう。

ただそうではなく、車を荷物が積めて好きなところに行ける「道具」と捉えるなら、車を使いたいときだけ車を借りるレンタカー」や「タイムシェア」などでもいい訳です。

あなたの車の年間走行距離と2年間で払っている総額から、月額当たりに換算した金額を割り出して、冷静にその額と向き合って下さい。

それだけの費用を車に払う価値があなたには感じられますか?

もし、そこまでの価値が感じられ無ければ、それは車を手放す時です。

今乗っている車のコンディションで、あと何年ぐらい乗れそうか?

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【新車を購入した場合】

車を新車で買ったばかりなのに、手放すのはどうかと思う人もいるかもしれませんが、それは逆です。

もし引っ越しに伴い、しばらく使わなくなるのであれば、むしろ車が新しいうちに、売ってしまうべきなのです。

車は新車で購入してから、1回目の車検は3年後、2回目の車検は5年後となっています。

そして、メーカー保証も、普通の部品で3年以内、6万km未満、エンジンなどの重要部品の場合は5年以内、10万kmまでの「特別保証」というものが付いています。

このような、「車検」と「メーカー保証」の区切りとなる、購入後3年、5年を過ぎると、それ以降は車に対して掛かる費用が大きく変わってきます。

ですから、

一番良いのは、最初の車検が来る前の3年までに売却してしまえば、あなた側では車検費用を払う必要はなく、また、あなたの車を買った人も車検費用は必要になるもののメーカー保証は付いているし、問題なく車を乗れるということで、買い取り業者の方でも、比較的高値で買ってくれる事が多いのです。
概ね、新車購入から3年後に売却すると、新車価格の半値(50%)程度で買い取ってもらえます。但し、人気車種、不人気車種により価格は多少上下します。

また、車を所有している人は、通勤で使っていたり、たまには遠出をすることから、年間平均走行距離は1万km以上と言われています。中には1年で2万~3万㎞走ってしまう人もいるでしょう。

そうすると、新車で購入から3年経つと、最低でも3万km、多い人では6万~10万km近く走ってしまう人もいるのです。

これが5年となると、最低でも5万km、多い人では10万~15万kmとなってしまうわけです。最近の日本車なら、全然壊れることもないかもしれませんが、それはあくまでも、オイル、バッテリーやブレーキパッド、タイヤ、ベルト類などの消耗品を定期的に交換している場合の話。

全くメンテナンス費用を掛けず、ほったらかしで、10万km以上乗れるわけではありません。

すると、5年後の車検(もしくは10万km走行)の時には、タイミングベルトの交換、スパークプラグの交換、サスペンションの交換など比較的費用の掛かる交換部品が色々と出てくる為、10万円~30万円+車検代という『かなりまとまった金額』が出ていくことを考えなくてはいけません。

そして、新車購入から5年後の車の価値は、新車価格の概ね4割(40%)程度となっています。

以上のようなことから、

車の売却を考えるタイミングは、新車購入から、3年以内、もしくは5年以内がひとつの目安となります。

もし、このタイミングで車を売却しないならば、しっかりとメンテナンスをして、10年、20万~30万km乗り潰す覚悟でもいいかもしれません。

【中古車を購入した場合】

新車のところで説明したことと、基本的には一緒です。走行距離、年数により、メンテナンス費用は年々かさんでいきます。

中古車の場合は、その車をあなたが、「いくらで」「どのぐらいのコンディション」の物を買ったかにより、その後どうするかは大きく変わってきます。

【例1】:新車価格300万円の車を、3年落ちで200万円程度で買った場合。

この場合、あなたが購入してから2年乗ったとして、新車登録から5年後の買取価格が新車の40%で買い取ってくれる場合、売却価格は300万円×0.4=120万円となります。

すると、単純にあなたが車を利用した2年間の費用は、200万円(購入時価格)-120万円(売却価格)=80万円+ガソリン代等となります。

車の燃費を15㎞/Lとして、年間1万5千km(2年で3万㎞)走って、ガソリンが130円/Lとすると、

ガソリン代は、2000L×130円/L=26万円、その間に5000㎞毎にオイル交換をすると、1回5000円×6回=3万円、自動税年間4万円(2000㏄未満の場合)×2年=8万円等がかかり、

たった2年間で、なんと100万円以上(正確には80万円+37万円=117万円)のコストを車に払っていることになります。もちろん、車検やその他の整備費等は含まない場合です。

【例2】:中古車を50万円程度で購入した場合

2年間で掛かるランニングコストは、上記例1と同じ条件と考えると、37万円となり、購入価格の50万円と足すと、合計87万円となります。

よって、例1の中古車を購入した場合との差額は、30万円となります。

しかし、これが元値が安い中古車の場合、減価償却という考え方で捉えるならば、車両本体価格50万円の車を5年乗れるとすると、1年当たり10万円。

車検などのメンテナンス費用は、新車、程度の良い中古車でも、ある程度の年数毎に同様に掛かるので、本体価格が安い分、年間当たりの費用は安く乗れることになるわけです。

一般的には、中古車でも、エンジンが壊れるなど致命的な故障が出るまでは、約20万km乗れる(エンジンが丈夫なディーゼル車では30万~50万kmとも)と言われています。
特に大きなトラブルもなく乗り続けられているのであれば、あとは車検ごとの費用、毎月のランニングコストと使用頻度を勘案して、所有している価値があるのなら、そのまま壊れるまで乗り続けてもいいでしょう。

但し、このように安い価格で買った中古車の場合、売却してもほとんど値段がつかないばかりか、場合によっては廃車費用を取られることもあるので、その点は諦めが必要です。

一度買い取り査定をしてもらって、いくらの値が付くか知ってください

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先ほどから、言っていますが、新車購入から3年後で新車時の50%、5年後で新車時の40%という買取価格は、あくまでも目安。人気車、不人気車によっても違いますし、

当然、あなたの車の使い方、社内外の程度の良し悪しによっても大きく変わってきます。

その為、あなたが車の売却を考えているのであれば、売る前に、「あなたの車」にいくらの価値があるのか、取り敢えず査定してもらいましょう。

査定で出た価格に納得いかなければ、売らなければいいだけですから。

車の買取査定を依頼するなら、JADRI(一般社団法人 日本自動車流通研究所:業界団体)の公式サイト【JADRI公式】一括査定.comが安心です。

このサイトには、JADRIの厳しい審査に合格した優良な買取業者しか登録出来ません。

もし、しつこい査定会社が有った場合、適切な処置をしてくれるクレーム対応窓口も設けています。

そのようなことから、詐欺行為をするような悪質業者は排除されているので安心して一括査定が出来ます。

また、車を買取した後に買取額を下げるという「再査定」が出来ないルールになっている為、買い叩きを防止し、結果高額買取を実現しています。

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車を売る場合、引っ越しの前後どちらがベストか、売却手続き

引っ越し前後では、手続きが異なります。

引っ越し『前』に車を売却する時の手続き

引っ越し前に、車を売る時には以下の書類とハンコが必要になります。そして、普通自動車と軽自動車では、必要な書類も異なる点に注意して下さい。

普通自動車

・自動車検査証(車検証)
・自賠責保険証明書
・自動車納税証明書(本年度分)
・印鑑登録証明書(発効後1か月以内)
・実印

軽自動車

・自動車検査証(車検証)
・自賠責保険証明書
・軽自動車納税証明書(本年度分)
・印鑑(認印可)

その他の書類として、業者に車の売却を委託する場合は、

・委任状
・譲渡証明書

が必要になります。

書類名称は違いますが、中身はほとんど一緒です。唯一の違いは、軽自動車の場合、印鑑証明が不要で、認印でも手続き可能という点です。

引っ越し『後』に車を売却する時の手続きと注意点

引っ越し後の車の売却では、

問題点は、「車検証の住所」と「印鑑証明書の住所」が同一であるかということです。

引越し後に、売却手続きをしようとすると、通常、車検証の住所は「旧住所のまま」、

印鑑証明書の住所は「新住所」となってしまい、不一致が起きてしまいます。

その為、新しい住所での住民票で、住所が変わった事実(経歴)を証明する必要が発生するため、住民票を用意しなければなりません。

さらに、これまでに何度も転居を重ねているにも関わらず、車検証の住所が変更されていない場合は、「戸籍の附票」を用意し、過去の転居履歴を全部証明する必要があります。

この「戸籍の附票」は、本籍地の役所でしか取得できないため、自分で行って取得するか郵送してもらうか、どちらにせよ手間が掛かります。

しかし、新居へ引っ越し後、車の住所変更届を陸運局もしくは軽自動車検査協会で済ませているのであれば、車検証と印鑑証明の住所は一致するので、住民票不要で手続きが可能です。

後は、引っ越し費用(運送費用、自走費用)を掛けてまで運んだ車を、引っ越し後すぐに売るぐらいなら、費用を掛ける引っ越し前に売ってしまった方が、余計なお金が掛からず済むということで、

車の売却は引っ越し『前』に必ずするべき。
と言えます。

最後に

今回は、取り敢えず、車の買取業者に売却する場合のみで、引っ越しに伴い車を売るべきかどうするべきか、お金を軸として車をシビアな目で見て、車を継続して乗り続けるべきか又は売却をするか考えました。

しかし一方では、人により、車に対する関わり方も様々で、「愛車」と呼ぶほど愛着を持って大事に乗る人、車の運転やドライブが好きな人、ただの「便利な道具」として乗る人、色々です。

最終的には、あなたが車にお金を掛けてまで乗る(乗りたいと思う)価値があれば、売らずにそのまま乗ればいいし、そうでなければ売ったらいいし、あなたの好きにすればいいという、今回の解説が全く意味がなかったという、結論になります。

引っ越しの機会は、あなたと車との関係を今一度見直す良い機会ともいえるかもしれません。

それでは、また。

もし、車の買取査定を依頼するなら、JADRI(一般社団法人 日本自動車流通研究所:業界団体)の公式サイト【JADRI公式】一括査定.comが安心です。

についてです。

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