5月のGW連休中、引っ越しは避けるべき、それとも?料金や条件は?

引っ越しの時期(月別)
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2月下旬~4月上旬にかけての繁忙期は、1年の内で最も引っ越し需要が多くなる時期です。

その為、引越業者各社とも、引っ越し料金は高騰、通常期の2倍の料金は当たり前。

さらに昨今では、引っ越し難民が多発していることからも分かるように、需要と供給のバランスが崩れ、引っ越し業者優位の価格設定となり、中には通常期の3倍の料金を提示され、あまりの高額な見積もり費用に泣く泣く引っ越しを断念せざるを得ない人も増えているようです。

このようなことから、引っ越し繁忙期を避け、分散引越をするよう全日本トラック協会も呼び掛けています。

となると、思いつくのが、4月を外して5月にすれば、空いてきて料金も安くなるのではないかと。

しかし、結論からすると、そこまで安くはなりません。

なぜなら、あなたのように2月下旬~4月上旬の繁忙期に引っ越し出来なかった人が、じゃあ5月なら、ゴールデンウィークで大型連休の長期休暇も取りやすく、引っ越しし易いということで、繁忙期の次に狙うのが、この4月末~5月初めにかけてのゴールデンウィークとなっているからです。

年間の引っ越し件数から見ても、第二の繁忙期とも呼べるほど、引っ越し件数は多くなっています。

今回は、ゴールデンウィークを含めた「5月の引っ越し」について、特徴や料金などについてお伝えします。

ゴールデンウィーク中の引っ越しとは。

ゴールデンウィーク中の引っ越しの傾向

引っ越し料金や混雑状況は?

冒頭でも話をしたように、一年で一番引っ越し需要が高まるのが4月の新年度スタートに合わせた、2月下旬~4月上旬の「繁忙期」。

そして、この時期に引っ越ししたかったけど、わざとその時期を避けちょっと遅めの引っ越し第二のピークが訪れるのが、

ゴールデンウィークの大型連休中となります。

その為、2月下旬~4月上旬ほどではありませんが、それなりに混雑し、また引っ越し料金も繁忙期程ではないもののの高めの料金設定となっています。

気候や天気は

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4月下旬から5月になると、東北や北海道でもようやく暖かくなり、桜が咲くような季節となってきます。また、関東から西日本、九州にかけては25℃を超え一足早い初夏のような陽気になる日も出てきます。

そのようなことから、全国的に天候が安定し、まさに「五月晴れ(さつきばれ)」のような気持ちの良い日が続き、雨に見舞われることは多くはありません。

年により、雨の当たり年もありますが、過去の統計では全般的には晴れが多くなっています。

以下リンクで過去40年分以上の「東京のゴールデンウィークの天気」が掲載されています。ゴールデンウィーク中の引っ越しの参考にしてみて下さい。

参照:気象庁天気相談所作成「東京のゴールデンウィークの天気」

力仕事をすると少々汗ばむこともあるかもしれませんが、引っ越しするにおいては、一年でもかなり良い時期ではないでしょうか。

これが時期が1か月遅くなり6月に入ると、梅雨時期に差し掛かり、雨の日も多く、湿度も高くなります。

このようなことから、

エアコンが無くても、昼夜共にそこまで困らない為、エアコンの分解清掃(通常1週間ぐらい掛かる)に出すにはもってこいの時期です。

引っ越し業者の新人社員がOJTを終え、現場に出始める時期

どこの業界でも同様ですが、4月入社の新入社員が、1か月の研修期間を終え、現場にOJT(現場実習)に出始めるのが、5月初めごろからです。

それは、引越し業界も同様です。

引っ越し業界では、繁忙期と言うこともあり入社直ぐの4月からいきなり現場に出す会社もありますが、大手の研修体制が整っているところでは、4月は研修中というところもあります。

しかしどちらにせよ、ゴールデンウィーク中の引っ越しでは、まだ引っ越し作業の経験がほとんどない新人が担当することもあるので、その点においては注意する必要があります。

引っ越しの技術レベルは総じて上がっている時期

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前項で紹介した、新人社員に注意する必要はありますが、一方では、激戦の繁忙期で鍛え上げられた「強者の引っ越し社員」、そして派遣社員やアルバイトの中でも、繁忙期からの流れで、ゴールデンウィークの第二の繁忙期までは継続して働いている人も多くなるのが、この時期です。

ある程度の引っ越し経験を積んだ社員やアルバイトの方たちが多いので、3月前後の付け焼刃的なアルバイト達に任せるよりは、断然安心できるのがゴールデンウィークの引っ越しでしょう。

逆の言い方をすると、3月前後の繁忙期は、本当に「人をかき集めてきている状況」なので、引っ越し技術的には(引っ越しの質としては)おすすめできません。

ゴールデンウィーク中に引っ越しするメリットとデメリット

メリット1:長期の休みが取りやすい為、長距離引越しに向いている

世間一般的に、ゴールデンウィークの連休に入るという事もあり、長期休暇が取れる人は9連休など、少ない人でも3~4日の連続した休みを取ることが出来ます。

一方、サービス業の方は、逆に人が行楽などで多く動く時期なので稼ぎ時となることから休みでない場合もあるでしょう。

一年の内でも、このように何日も連続した休みが取れるのは、引っ越し繁忙期の2月末~4月初めよりも、むしろゴールデンウィークの方と言えるでしょう。

このようなことから、長距離引越しに向いている時期です。

混載便やコンテナ便などでは、長距離を割安で運搬してくれる代わりに、引っ越し日数が数日から1週間も掛かるのが難点ですが、大型連休と組み合わせれば、それも可能となります。

混載便やコンテナ便の詳細については、

引越業者の様々な引っ越しプラン、混載便編

引越業者の様々な引っ越しプラン、コンテナ便編

をそれぞれご覧ください。

デメリット1:連休中は道路や交通機関が混雑する

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ゴールデンウィークの連休中に引っ越しを計画すると、高速道路の大渋滞、新幹線や特急列車の乗車率100%越え、これらとどう向き合うかがひとつの課題となります。

引っ越し荷物を積んだトラックの到着予定時間が全く読めなかったりするので、計画した通りに引っ越し作業が進まないリスクは非常に高くなります。

場合によっては、大渋滞でトラックの到着が半日以上遅れ、引っ越しが終わると深夜なんてことにもなりかねません。

またあなた自身の新居までの移動も、自家用車にせよ、公共交通機関にせよ、非常に混雑し大変になることは目に見えています。

このようなことから、ゴールデンウィーク中の引っ越しは、かなり時間的余裕を見た計画の作成が必要となります。

デメリット2:セルフ引っ越しも困難に直面する

人の移動が多くなるという事は、レンタカーを借りてセルフ引っ越ししようと思っている場合は、かなり早い時期から予約を入れておかないと、行楽シーズンと重なる為、車の予約を取る事すら難しくなります。

また上記同様、長距離の移動においては特に渋滞予測が難しくなります。

同じ市区町村内などの近距離引っ越しぐらいなら、なんとかなるでしょう。

デメリット3:役所などの公的機関や銀行などが休みとなり手続き関係が出来る日が限られる

ゴールデンウィークは、昭和の日(4月29日)や憲法記念日(5月3日)など元々国民の祝日が多い事から、それらを繋げて大型連休にしています。

その為、祝日であれば当然、役所や陸運局などの公的機関や銀行などは休みとなります。

しかし、一例として2016年であれば、5月2日(月)と5月6日(金)は平日扱いとなっていたため、ゴールデンウィーク中でもこれらの日を選べば、公的機関などでも手続きは可能でした。

ところが2019年のゴールデンウィークは、現在の皇太子さまが、新天皇に即位されるため、国会において10連休となることが正式決定しているので、

例年のように、役所や銀行は「カレンダー通り」で飛び石連休となることが無く、役所なども完全10連休となる2019年のゴールデンウィークは要注意です。

通常、引っ越し前後の住所変更などの手続きは14日以内にすることが義務付けられていますが、2019年は完全に引っ越しにおける役所関係の手続きがストップする可能性が出てきました。それとも時間外窓口などで対応するようになるのでしょうか?

今後の役所の対応などについては、分かり次第お伝えします。

4月を過ぎ、2019年度に入ったことから、各市区町村での、2019年のゴールデンウィーク中の役所の対応(開庁日)などが公表され始めました。

一例では、

(1)埼玉県ふじみ野市の場合、

本来休業ですが、本庁舎、支所、出張所ともに4/28(日)は『開庁』するそうです。

参照:ふじみ野市「ゴールデンウィーク(4月27日~5月6日)の休業情報」

(2)埼玉県和光市の場合、

市役所、出張所は全面的に休みとなり10連休となっていますが、駅出張所だけは5月1日以外の9日間はゴールデンウィークでも営業しているそうです。

参照:和光市「ゴールデンウィーク(10連休中)の業務案内」

(3)東京都台東区の場合

2019年のゴールデンウィーク(4月27日~5月6日)中は、5月2日(木)のみが『開庁』、その他は閉庁となっています。

参照:台東区「窓口混雑予想カレンダー」

以上を見てもらえばわかる通り、例年ではゴールデンウィーク中も平日であれば、どこの都道府県の各市区町村とも『全国どこでも同じように』役所が開庁しているのが当たり前ですが、2019年は「4月27日~5月6日」の間が全日休みという異例の事態から、

同じ県でも市区町村により開庁日が異なる(例えば埼玉県内でも「ふじみ野市」と「和光市」で異なる)など、各地域で対応に差が出ているので、特に注意が必要です。

2019年のゴールデンウィーク中に引っ越しを計画される場合は、

旧居と新居、それぞれの市区町村役場の対応(夜間窓口など含め)を確認の上、いつ役所に転居届等を出しに行くべきか、良く考えたうえで引っ越しされることをおすすめします。

住民票の異動(移動)、「国民健康保険」,「国民年金」,「児童手当」,「母子手帳」等、その他市区町村役場で手続きできるものについて、必要な持ち物や手続きの詳細は、

引っ越しに伴う役所関連手続き(その1)』でお伝えしています。是非参考にして下さい。

デメリット4:粗大ゴミの処分に影響が出る

日常出る可燃ごみや生ごみなどのゴミの収集は、ゴールデンウィーク中でも、地域ごとに決められているいつも通りのスケジュールで回収業務を行ってくれるので、大きく困ることはありません。

しかし、清掃センターへの家庭ごみ(粗大ゴミ等)の直接搬入は、『休業』となっている場合が多いので注意が必要です。

粗大ゴミの処分は、基本的にゴールデンウィーク前に終わらせておく必要があります。

中には、神奈川県相模原市のように、祝日でも搬入可の所もあります。

参照:相模原市家庭ごみ分別サイト

必ず、お住いの地域の各市区町村の清掃センターなどに確認して下さい。

デメリット5:好条件の賃貸物件は、4月までに埋まっている可能性も

引っ越しと、切っても切れない関係にあるのが、新居の物件探し。

繁忙期が一番引っ越し件数が多いという事は、その前後に賃貸契約される(契約が切れる)物件数が一番多いという事。

通常賃貸契約は2年更新となっているので、例えば2017年の3月20日から住み始めたら、2019年の3月19日までとなっている場合がほとんどです。

すると、この更新時期の切れ目でちょうど新しい入居者が入ってくるのです。

繁忙期においては、人気の物件では、空きが出た傍からどんどん決まっていくので、4月を過ぎ入居のピークも一段落すると、好条件の物件はあまり残っていない場合もあるかもしれません。

言い方は悪いですが、時には残り物の物件の中から選ばなければならないかもしれません。

しかし、この点については、ゴールデンウィーク中の引っ越しが多い事からも、ゴールデンウィーク前後で物件の空きが出やすい(ここも契約の切れ目に当る)とも言いかえられるので、物件の「入居可能日」を良くチェックしておき、3月ごろからゴールデンウィーク前後で退去が出る物件に狙いを定めておくことも重要です。

5月の引っ越し全体像。但しゴールデンウィークを除く。

ゴールデンウィーク中の引っ越しの特徴について大体分かったところで、ゴールデンウィーク中以外の5月全体の引っ越しについて考えてみます。

ゴールデンウィークの引っ越し需要が過ぎると、4月からの新年度の生活(転勤や進学)に合わせた引っ越しが完全と言っていいほど終了します。

すると、引越業者では、2月末からの一年で一番忙しい時期も終わり、やっと一息つけるといったところでしょう。

その為、ゴールデンウィーク以降の5月中旬から後半にかけては、引っ越しにおいては非常に狙い目の時期となってきます。

引っ越し料金相場は

ゴールデンウィークを過ぎてからの5月中旬以降は、繁忙期から続いていた高価格時期をようやく抜け、通常期の料金に戻ってきます。

その為、料金的には、繁忙期やゴールデンウィーク中と比べると、全般的に30~50%OFFと安く抑えることも出来、引っ越しするには非常にお得な時期となります。

併せて、希望する日時に予約を取りやすくもなり、言うことないです。

引っ越し業者によっては特売日など、サービス価格の日程も

photo credit: MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito) Amazon.co.jp PRICE DOWN!! via photopin (license)

完全に引っ越し需要のピークを過ぎた引っ越し業界。

繁忙期やそれに次ぐゴールデンウィークまでは、中小引っ越し業者でもそれなりに需要があり、引く手あまただったことでしょう。

しかし、この時期になると大手でも暇が出てきます。ましてやあまり知られていない中小の引っ越し業者では、この時期の営業活動が大変になるような場合も。

ですから、引っ越し業者の中には、平日や縁起の良くない仏滅などを中心に「お値打ち日」や「特売日」として、他の日より安く引っ越しできる日が設定されることも多くなります。

各引っ越し業者の料金カレンダーなどでチェックし、「お値打ち日」や「特売日」に引っ越しを計画してみるのも一案です。

以下に、引越業者各社で引っ越し料金カレンダー(2020年5月分)を公開している会社のリンクを貼っておきます。

アーク引越センター

アリさんマークの引越社

サカイ引越センター

まあ、それよりも一括見積もり比較の方が、簡単で分かりやすいんですけどね。

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引っ越し業者のサービスが良くなる

引越しサービスには付き物のダンボール。繁忙期では、極端に忙しい為、使用後のダンボールの無料回収はまず行ってくれません。

しかし、繁忙期を完全に過ぎたこの時期であれば、使用後のダンボールの無料回収もしてくれる引っ越し業者がほとんどのはずです。

細かいところですが、こんなところにもメリットがあります。

梅雨に入る前のラストチャンス

Kammy27 / Pixabay

ゴールデンウィーク明けから、6月の梅雨に入る前の時期は、長雨で引っ越しが敬遠される前の「ラストチャンス」です。

雨での引っ越しの大変さは、想像に難くなく、出来れば依頼者もそして引越業者も避けたいところでしょう。

これ以降の梅雨時期になると、湿度が上がり荷物にカビが生えやすくなるため、特に密閉されるコンテナ便では注意が必要となってきます。

また、梅雨時期を過ぎると本格的な夏を迎え、引っ越し作業は暑さとの闘いとなり体力勝負となってきます。ましてや引っ越しではエアコンの脱着を伴うことがほとんどの為、エアコン無しの状況は考えられず、1週間ほど掛かる分解清掃を頼むには、不適な時期となっています。

この梅雨前の時期であれば、引っ越し料金も通常期の料金で妥当な値段で引っ越しすることも出来、雨に降られる心配も少なく、「駆け込むならこの時期」しかありません。

新居の物件自体も、この時期を逃すとほとんど動きが低迷するため、物件探しも徐々に困難になってきます。

最後に

色々な側面から、ゴールデンウィーク中の引っ越しと5月の引っ越しについて紹介してきました。

あなた自身の事情と相談し、なぜゴールデンウィーク中でなければならないのか、可能ならゴールデンウィーク明けに変更出来ないのか、今回紹介した内容を元によく検討してみて下さい。

引っ越し料金的には、ゴールデンウィーク明けの方が確実に安くなることをお忘れなく。

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についてです。

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