残暑と台風のダブルで厳しい9月の引っ越しのコツと注意点

引っ越しの時期(月別)
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さて、今回お送りする9月の引っ越し。注意すべきは何でしょうか?

前回、7~8月の引っ越しの時にお伝えした暑さでしょうか?

そうですね。9月ならまだ残暑厳しく、暑さもあるかもしれません。

暑さ対策については、

前回の記事『7月から8月の真夏にかけての引っ越しのコツと注意点』でご確認ください。

しかし、それ以上に気を付けなくてはいけないのが、そう「台風」です。

7月から9月に掛け、フィリピン沖で発生し、成長しながら北上し日本に向かってくる台風。

特に、8月中頃から9月の台風は、ちょうど日本に直撃するような進路を取る為、九州から東海、関東、東北と広い範囲に、強烈な風と、大雨をもたらします。

これに一番注意する必要があるのが、9月の引っ越しです。

今回は、「残暑と台風のダブルで厳しい9月の引っ越しのコツと注意点」と題して、9月の引っ越しについて考えてみます。

台風シーズン真っ只中9月の引っ越しとその対策、注意点など

需要の多い9月の引っ越し「転勤シーズン」

日本の場合、会社の組織改編などで人事異動が多いのが、4月1日付けと、そして「10月1日」付けの配属。

すると、「10月1日」からの新部署での勤務に間に合わせようと、9月の中旬から下旬はファミリー向けを中心に引っ越しする方が多い時期です。

また、ほとんどの大学の夏休みが9月末までに終わり、大学生も10月からは新学期がスタートします。最近では秋入学の学校もあるので、大学生の引っ越し需要も重なってきます。

その為、2月~4月、そして5月のゴールデンウィークに次ぎ、引っ越しが多くなるのが、この時期9月なんです。

のん気に構えていると、予想外に予約が取れないという事になるので、早めに引っ越し業者の予約を取るよう十分気を付けて下さい。

台風対策は万全に。

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フィリピン近海で発生した熱帯低気圧は、徐々に勢力を強めながら北上し、遂には「台風XX号」として日本へやってきます。

概ね、フィリピン近海での熱帯低気圧発生から1週間~10日程で日本まで到達します。

但し、中には、沖縄近海で台風が発生し、あっという間に2~3日で九州まで来てしまう場合もあります。

その為、この時期9月の引っ越しでは、「台風」だけでなく、台風になりそうな「熱帯低気圧」の発生状況にも注意しておく必要があります。

もし、当初予定した「引っ越し日」に台風の影響が心配される場合は、数日前には判断できると思うので、そのような時は、引っ越し業者にキャンセルもしくは引っ越し日程の延期を申し出るようにして下さい。

ほとんど、どこの引っ越し会社でも、引っ越し予定日の3日前までであれば、キャンセル料無料で、日程の変更もしくはキャンセルが可能です。

参考:アート引越センター「お申し込み以降の変更について」

分かりやすく図解すると、

このようになります。

標準引越運送約款(やっかん)」の中でも「解約手数料又は延期手数料等」として記載されている事項です。

台風の場合、雨はまだしも、強風の速度が半端じゃない(風速40m/s=144㎞/h)ので、荷物が飛ばされることはもちろん、ひどい場合は突風でトラックが横転する事態も起きています。引っ越し業者の方でも、台風の中での引っ越しがいかに危険かは分かっているので、引っ越し業者と相談の上、無理に決行することがないようにして下さい。

荷物の梱包は濡れないように注意する

diego_torres / Pixabay

9月は台風が来るのはもちろんの事、9月上旬から10月にかけ、日本列島上空に「秋雨前線」が停滞します。

これは、夏から秋への季節の変わり目で、北の冷たい高気圧と、南の暖かい高気圧が押し合いせめぎあう為に、起こります。

その為、梅雨時期と同様にシトシトと雨が降ったり曇りの日が多くなります。

一例として、2018年9月は、全く雨が降らなかったのは、東京でたったの3日間、大阪で5日間しかありませんでした。

9月の残りの日は、多少なりとも雨が降っていたということになります。

雨対策ですが、引っ越し業者の方でもある程度はやってくれますが、あなた自身の方でも事前対策をしっかりやっておきましょう。

雨天時の荷物の防水対策や注意点については、『6月梅雨時期の引っ越しは?料金や注意点など利用する上でのコツを紹介』の方で詳細に解説しています。是非ご覧ください。

9月によく聞かれる「正五九(しょうごく)」の引っ越しは縁起が悪いという説

昔、日本人の多くが農耕(稲作)をしていたころ、正月、5月、9月(全て旧暦。以下同様)は、神社へのお参りの月とされていました。

これには、神様のご加護を頂き、農事の安全と豊作を祈願したり、収穫に感謝したことに由来しています。

「正五九(しょうごく)」が、正月はその年一年の豊作を願い、5月は田植え、9月は稲刈り(収穫)の時期と重なっているのはそのためです。

また、それ以外にもリアルな問題としては、昔は引っ越しも地域の人の手を借りて行っていたことから、農作業で忙しくなる農繁期に、人の手を煩わすことは止めようという暗黙の了解から、そうなったようです。

そのため地域によっては、この時期の「結婚式もNG」という地域が未だ残っています。

但し、これも現代では、農業を営む家がすべてでは無くなって、勤め人も増えています。

よって、地元地域の方たちを招くことになる「結婚式」については、確かに考慮した方が良いかもしれませんが、

現代の引っ越しは、地域の人の手を借りることはなく、引越業者にお任せなので、そこまで「正五九(しょうごく)」を気にする必要はないでしょう。

10月に引越しすることが決まったら、後は引越業者の予約です。

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9月引っ越しに向けた賃貸物件市場は?

9月後半引っ越しとなると、新居探しはその2か月前、7月という事になります。

7月の物件数は、残念ながら一年で一番少なくなる時期です。

理由は、以前の記事で紹介した、5月(新年度に遅れての引越し)、6月(ジューンブライドの引っ越し)で、条件の良い物件はあらかた契約済みとなっているからです。

よって、7月は物件を探すのが困難になるかもしれません。

もう少し待って8月になると、夏休みで引っ越し(退去)する人も増えるので、多少空きは出やすくなるかもしれません。

肝心の引っ越し料金相場は?

photo credit: Japanexperterna.se Japanese Yen Bills via photopin (license)

先にも話をした通り、9月の引っ越しは、通常期の料金ですが、

9月後半から10月初めの転勤族の引っ越しが中心となる為、引っ越し費用は会社持ちとなることも多いことから、利用者が積極的に値下げ交渉することはあまりありません。

その為、通常期にも関わらず、引っ越し料金はそこまで安くなりません。

参考までに、引っ越し大手「サカイ引越センター」の料金相場(カレンダー)を見てみると、以下のようになっています。

引用:引越し侍「サカイ引越センターでの単身・家族別の見積もり料金相場と口コミ・評判」

また、10月1日着任への駆け込み需要もある事から、9月の最終週の土日は、かなりの混雑と高めの料金設定となります。

家族向け引越しの「同都道府県外」への引越しが9月から10月にかけて、料金相場が爆上がりしているのがカレンダーでも確認できると思います。

可能ならば、9月の中頃ぐらいまでに引っ越しを済ませると、費用を安く抑えることが出来ます。

一方、9月はシルバーウィークとして、連休が2週連続で続くので、週末は要注意です。

さらに、行楽シーズンとも重なるので高速道路の渋滞にも注意してください。

2023年9月は、

9月16日(土)、9月17日(日)、9月18日(月)敬老の日⇒3連休

9月23日(土)秋分の日、9月24日(日)⇒2連休

この影響を受けるのが、一般の引っ越し需要の方です。個人での値下げ交渉はちょっと難しい時期かもしれません。

9月の引っ越しは、可能なら9月中旬までに済ます。連休が2回続く9月中旬以降の週末は要注意。

最後に(まとめ)

9月の引っ越し事情、いかがでしたでしょうか?

一番の懸念はやっぱり台風ですね。

そして、引っ越し料金も中旬から後半に掛け、シルバーウィークで連休もある事と、転勤族の需要がある事から高めの料金となってきてしまいます。

その為、9月の引っ越し、おすすめは、9月中旬までです。

後は、台風の進路と上陸日をテレビの天気予報とにらめっこしながら、最後まで引っ越し日をいつにするか、気をもむ日が続きそうです。

また、9月前半は、暑さがまだまだ厳しいので、熱中症対策だけはしっかりしておくようにしましょう。

日が照っていなくても、温度と湿度が高いとそれだけで汗をかきやすくなっているので、気を付けて引越しして下さい。

引っ越しする日取りが決まったら、後は引越業者の予約です。

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引越し時期に衣替えが重なる方はこちらも併せてどうぞ。

年間通しての引越し料金相場については、こちらの記事をご覧下さい。

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