3月は引越業者が一番混雑する時期、この時期の特徴と引っ越し費用相場

引っ越しの時期(月別)
この記事は約13分で読めます。

photo credit: Nullumayulife Japanese Doll Festival, Girls’ Day: Hinamatsuri;ひな祭り、京都 via photopin (license)

2月下旬~4月上旬にかけての繁忙期は、1年の内で最も引っ越し需要が多くなる時期です。そしてその中でも、3月中旬から下旬が引っ越しシーズンのピークといっても過言ではありません。

その為、2月は、まだそこまで高くなかった引っ越し料金も、2月下旬から徐々に高騰、3月中旬以降では、通常期の2倍~3倍の料金にもなることがあります。

それは、なぜでしょう?

日本の社会システムが、4月1日から新年度となっていて、会社でも人事異動が「4月1日付け」、新入社員の入社も4月初め、大学をはじめ小中学校の始まりも4月上旬からと、人の異動する要素が、4月前後に一極集中している為です。

また、ここ2~3年で、政府の働き方改革の影響もあり、繁忙期に引越業者の引越しをさばける件数が2割から3割も減少したことから、「引っ越しをしたくても引っ越しが出来ない(予約が取れない)」という、引っ越し難民が多発する事態となっています。

家族向けの長距離引っ越しで、50万円以上は当たり前、中には、100万円を超える見積もりを提示されたなんていう冗談のような本当の話まであるぐらい、昨今の3月の引っ越し事情は悪化しています。

特に2019年は、引っ越し業界第4位のヤマトホームコンビニエンス(ヤマトの引越し部門)が、水増し請求問題で2019年2月27日現在「引っ越しの新規受付を休止」している影響から、更なる混雑と価格の高騰が見込まれています。

参考:ヤマトホームコンビニエンス「事業改善命令に対する改善措置について」によると、引っ越しサービスの再開は「来季以降」の見込みという事です。

⇒すなわち、今年3月繁忙期の引っ越し利用は絶望的で、再開は4月以降ということになります。

ヤマトホームコンビニエンスの引っ越しサービス再開に関する情報は、

別記事『ヤマト引越し再開予定は?最新情報をお伝えします。』の方で詳しく追いかけています。そちらで最新情報をご確認ください。

引っ越し難民については、『2019年春、引っ越し難民にならない為に。原因と対策のまとめ』で詳細に解説しています。こちらもあわせてどうぞ。

今回の記事は、3月の引っ越し事情についてお伝えしますが、よっぽど「3月引っ越しじゃなきゃ、俺は(私は)ダメなんだ~!」という方以外、

先に結論を言ってしまいますが、3月引っ越しは極力避けて下さい。

3月は、直前では予約すら取れるかも分からず、引っ越し料金もべらぼうに高い。そして引越業者も超忙しいので、即席のバイトや派遣社員で足りない人数を補うので、引っ越し作業の品質が、通常期に比べ決して高いとは言えません。

3月の引っ越し、多少前後にずらせるなら、2月もしくは、4月~5月に変更してみて下さい。

それだけで驚くほど、3月に引っ越しするより「かなりマシ」になります。

2月の引っ越しは、『引っ越し料金高騰前の2月、引っ越しの特徴と引っ越し費用相場』

4月の引っ越しは、『4月の引っ越しいつがお得?料金や注意点など利用する上でのコツを紹介』

5月の引っ越しは、『5月のGW連休中、引っ越しは避けるべき、それとも?料金や条件は?』

でそれぞれ解説しています。是非上の記事を一度読んで、それでも3月の引っ越しが良いという場合は、この3月の引っ越し記事に戻ってきて下さい。

また、『新大学生(専門学生)向け、初めての一人暮らしで引っ越しする際のコツ』の方では、学生や単身者向けに、如何に荷物を少なく引っ越しするか、更には最小限の荷物で新生活をスタートするコツについても解説しています。

これを読んでおけば、4月からの新生活でも、無理に3月に引っ越しをする必要が無い=「引っ越し業者を」利用する必要が無いということが分かって頂けると思います。

さてここまでで既に、「3月引っ越しは止めた方がいいよ!」とお伝えしていますが、それでも3月の引っ越し事情について知りたい方のみ、この先を読むようにして下さい。

今回は、「3月は引越業者が一番混雑する時期、この時期の特徴と引っ越し費用相場」についてと題して、賃貸物件情報なども交えながらお伝えします。

引越業者が一番混雑する時期、3月超繁忙期の引っ越しとは。

3月引っ越しの特徴や傾向

punch_ra / Pixabay

引っ越し料金や混雑状況は?

冒頭でも話をしたように、一年で一番引っ越し需要が高まるのが、4月の新年度スタートに合わせた2月下旬~4月上旬の「繁忙期」。

容易に想像つくと思いますが、この時期繁忙期の1か月半ほどが、一年の内で一番引っ越し料金が高くなり、そして最も混雑します。

参考までに、引っ越し大手「サカイ引越センター」の料金相場を見てみると、以下のようになっています。

引用:引越し侍「サカイ引越センターでの単身・家族別の見積もり料金相場と口コミ・評判」

特に、3月中旬以降の超繁忙期の引っ越し料金は、5月下旬や10月中旬頃の通常期料金の2倍から3倍が普通です。

中には、昨今の引っ越し難民事情に漬け込み、4倍から5倍もの法外な料金見積もりが出ているケースもあるようです。

そのようなプレミア価格を払ってまで、どうしても3月に引っ越ししたいですか?

あなたの3月の引っ越し、今一度、見直してみて下さい。

引っ越し業者のスタッフは、ほとんどがアルバイトか派遣社員

mwewering / Pixabay

3月は繁忙期であるため、引越業者はとにかく忙しく、通常期の正社員の数だけでは、とても手が足りず対応しきれません。

よって、この2月下旬~4月上旬の時期は、大量のアルバイトや派遣社員を投入し、大量の引っ越し案件に対応するわけです。

さらには、引越業者のトラックだけでは足りず、この時期(3/15~4/15の期間)だけは、レンタカーのトラックを借りて引っ越しすることも特例として国土交通省に認められています。いかに忙しいかが分かると思います。

このように、人もトラックすらも足りなくなる状況なので、とにかくかき集めの人員で引っ越し作業をする場合がほとんどです。

その為、1月頃から入ってある程度の経験を積んだアルバイトならそこまで心配いりませんが、この繁忙期の時期だけ「単発(短期)で入る」アルバイトは、多少荷物の運び方のコツを教わっているぐらいで、引っ越し技術的には、我々素人と大差無い場合もあります。

特に、単身引越の「荷物が少ない引っ越し」は、難易度がそんなに高くないので、そのような急ごしらえの引っ越しチームがやってくることも珍しくありません。

結果、

引っ越し荷物を落として破損させた。冷蔵庫を壁にぶつけて凹ませたなど、荷物や物件の破損に関してはトラブルの多発する時期だと心得て利用するようにして下さい。

会社の転勤需要が多く、法人契約が優先される

889520 / Pixabay

冒頭にも話をした通り、4月1日付けの人事異動が発生し、会社組織内でも1年で一番人の移動(異動)が多くなる時期が、この時期です。

そして、会社の人事異動の場合は、1か月前に内々に知らされればまだいい方で、通常は2週間前に内示されるのが普通です。ひどい会社では1週間を切ってからとか無茶言うなよというケースもあるぐらいです。

しかし、規模の大きな有名企業では、会社規模も大きいからそれこそ人事異動で動く社員の数も桁違い。その為、このような大きな有名企業などでは、引越業者と年間契約などを行い法人契約としている場合も多いのです。

すると、引越業者としては、ちまちまとした個人客を寄せ集めるより、大口の法人契約でドンと稼いだ方がいい訳です。それが大手引っ越し業者の理論です。

会社の転勤族は、そこまで値切らない

法人契約をしていない一般の会社でも、社員の「転勤に伴う引っ越し」は、会社の都合である為、引っ越し費用負担の社内規定が設けられている場合がほとんどです。

その為、会社都合で引っ越しせざるを得ない「転勤族」は、社内規定に従えば、原則自分で引っ越し費用を払う必要は無く(一時的に立て替え、後から領収書を提出し清算という会社がほとんどです。)、結果『引っ越し費用は会社持ち』となります。

すると、形式上、引越業者数社に相見積りを取ってそこの中から選んだけど、「この値段になっちゃいました。」といっても、よっぽど高くなければ「仕方ないな。」で済んでしまうのです。

結果、引っ越しする当の本人も、自腹で払うときほどは本気で値下げ交渉しないわけです。

このような状況の3月の引っ越しでは何が起きるか?

特に大手引越業者では、ミリミリ値段交渉をしてくる個人客より、引っ越し費用会社持ちで、多少高くても高価格の客単価が見込める「転勤族」を優先したくなるわけです。

ひどい話ですが、3月の繁忙期は、個人客は後回しにされます。その為、訪問見積もり依頼をしても、ドタキャンされたり、以降の連絡が全く無かったりという事が実際起こっています。

そのような場合は、

法人契約が少ない「中小引っ越し業者」に狙いを絞り、引っ越し予約の攻勢を掛けましょう。中小引っ越し業者の中には、地元の顧客を大事に「個人客」でも嫌がらず受けてくれるところも多く、また、大手引っ越し業者よりは安い値段で請け負ってくれる場合がほとんどなので、是非当ってみましょう。

単身向け引っ越しより、高単価の家族向け引っ越しが優先される

Pexels / Pixabay

前項で話をした理屈と同じで、引っ越し業者の立場でものを考えた場合、

繁忙期の限られた時間とリソース(人員や車両)の中で効率よく稼ごう=利益を上げようと思ったら、引っ越しに同じ時間を割くならば、客単価の安い「単身」向け引っ越しよりも高単価の「家族向け」引っ越しを重視するのは当たり前だと思いませんか?

このようなことから、繁忙期の単身者向けの引っ越しは「単価が安い」という理由で、引越業者からは敬遠されがちです。

中には、他の引越業者とは逆の発想で、「単身向け引っ越しに特化」した引越業者もあります。

関東で代表的なところでは、

1K・1LDK専門単身引越専門ラクニコス

があります。

3月中に引っ越しするメリットとデメリット

メリット1:人が最も多く移動する時期=最も多く賃貸物件が出回る

人がこれほどまでに多く移動するという事は、それを受け入れる新居(引っ越し先)の数も多くなければ成立しません。

その為、この3月の繁忙期に合わせて1月~3月に掛けて賃貸物件市場も充実し、最も多くの物件から選ぶことが出来るメリットはあります。

但し、物件の数自体は非常に多いものの、早い者勝ちで次から次へと入居者が決まってしまうので、決断できず翌日に連絡すると言っていると、翌日にはもう無くなっているということが実際良く起こります。

物件をじっくり選ぶ余裕は、ハッキリ言ってありません。

そんな場合は、「仮押さえ」について知っておくといいでしょう。『賃貸物件どこがいいか迷っています。仮押さえって出来るの?

デメリット1:引っ越し料金、賃貸物件の家賃(初期費用)どちらも高い

photo credit: ashwin kumar Burj Khalifa via photopin (license)

引っ越し料金については、これまで話してきた通りです。

そしてあなたの新居となる(引っ越し先の)賃貸物件の料金相場も2月頃から4月上旬まではピークとなります。

不動産屋には、黙っていても次から次へと、入居希望者が訪れるので、向こうもお客さんを選び放題な訳です。

すると、閑散期の賃貸物件市場とは違い、条件のいい物件程、強気の高値の家賃や初期費用でも、借りてくれる人はあなたの他にもいくらでもいるわけです。

その為、月額家賃はもちろんの事、初期費用として掛かる「敷金、礼金」も値切る事など到底無理です。むしろこの繁忙期に値切りが通用する場合は、「その物件何か問題ある!」と疑って掛かった方がいいでしょう。

これが不動産業界も閑散期だと、入居者を獲得したいために、家賃の値下げを大家さんに交渉してくれたり、礼金免除してくれる場合もあるくらいなのです。

デメリット2:賃貸物件の入居審査が厳しくなる傾向がある

借り手が次々来るという事は、やはり大家さんも同じ貸すなら良い条件の人に貸したいという心理が働き、大事に住んでくれそうか?家賃の滞納が無さそうな収入面で問題ない人か、転勤などで中途解約されなそうか等、物件を借りるあなたの素性もよく見られるわけです。

その結果、通常期や閑散期に比べて、入居審査は厳しくなる傾向があります。

デメリット3:セルフ引っ越しも困難になる可能性がある

photo credit: Ludo29880 via photopin (license)

引越業者がもし手配できない場合、次の手はどうするかとなると、次はレンタカーを借りてセルフ引っ越し出来ないかと考えます。

しかし、誰もが考えることは同じです。限られた台数しかないレンタカーは、かなり早い時期から予約を入れておかないと、もちろん車の予約を取る事すら出来なくなってしまいます。

なお、セルフ引っ越しは、体力など使う割に金額的にはそれなりに掛かるので、特に自家用車ではなくレンタカーを借りてのセルフ引っ越しは、同じ都内や県内などの近距離引っ越しでしかメリットが得られない、引っ越しの条件によっては引越業者や赤帽に頼んだ方がいい場合があると覚えておいて下さい。

セルフ引っ越しについては、『レンタカーを借りて自分で引っ越し作業をすると安い費用で出来るのか?

赤帽での引っ越しについては、『引っ越しに赤帽を使うのはどんな時?引越業者との違い。

をそれぞれご覧下さい。

個人客がどうしても3月引っ越しをしなければならない場合

Pexels / Pixabay

これまで数々のデメリットを上げてきましたが、事情によりどうしても3月に引っ越しをしなければならない、個人客の方も多い事でしょう。

このような場合、どうしたら「良い引っ越し」が出来るか以下でそのステップを紹介しましょう。

その前に、先にも話をした通り、大手引越業者の繁忙期は、法人顧客をメインにしている為、個人客に対しては、「お断りの意味合いも兼ねて」高額の見積もり価格が提示されることがあります。

そのようなことからも、

繁忙期に見積りを取る場合は、必ず中小引越業者に重点を置いて希望日時と料金が合う業者を探すようにして下さい。

STEP1:

インターネットの一括見積もりサービスを利用し、数社から出来れば10社以上の引越業者に相見積もりを取り、希望額に近い業者と料金の安くなる「日と時間帯」を見つける。

STEP2:

一括見積もりの結果から3社ほどを選定し、その業者と引っ越し条件の詳細、オプションの有無や追加料金などについても話を詰めます。この時、他の引っ越し業者とも相見積もりを取っている旨は、必ず伝えて下さい。

STEP3:

3社の最終見積もり結果から、直ぐ判断できればそれでOKなのですが、それでも料金が高すぎる場合や条件が合わない場合は、今度は安くする手段が無いか相談してみて下さい。

STEP4:

例えば、時間指定をしない「フリー便」にすると安くなるとか、長距離の場合は時間を犠牲にして「混載便」や「コンテナ便」に出来ないかとか、相談してみて下さい。良心的な引越業者ならば、何かしらの解決手段を提案してくれるはずです。

「フリー便」については、『引っ越しする時、午前便、午後便、フリー便どれを選べば安いのか?

「混載便」については、『引越業者の様々な引っ越しプラン、混載便編

「コンテナ便」については、『引越業者の様々な引っ越しプラン、コンテナ便編

でそれぞれ詳しく解説しています。是非参考にして下さい。

最後に

色々な側面から、3月の引っ越しについてお伝えしました。

冒頭でもお話ししたように、3月繁忙期の引っ越しは、ほとんどあなたにとってのメリットはありません。あなた自身の事情と照らし合わせ、なぜ3月中でなければならないのか、他の時期の引っ越しに変更出来ないのか、今回紹介した内容を元によく検討してみて下さい。

引っ越し料金だけで見た場合は、3月以外の方が絶対に安くなるということをお忘れなく。

ネットでカンタン申込み!
一番安い料金で引越しを予約できます
引越し侍の予約サービス

についてです。

3月は引越業者が一番混雑する時期、この時期の特徴と引っ越し費用相場

費用と見積り
この記事は約13分で読めます。

photo credit: Nullumayulife Japanese Doll Festival, Girls’ Day: Hinamatsuri;ひな祭り、京都 via photopin (license)

2月下旬~4月上旬にかけての繁忙期は、1年の内で最も引っ越し需要が多くなる時期です。そしてその中でも、3月中旬から下旬が引っ越しシーズンのピークといっても過言ではありません。

その為、2月は、まだそこまで高くなかった引っ越し料金も、2月下旬から徐々に高騰、3月中旬以降では、通常期の2倍~3倍の料金にもなることがあります。

それは、なぜでしょう?

日本の社会システムが、4月1日から新年度となっていて、会社でも人事異動が「4月1日付け」、新入社員の入社も4月初め、大学をはじめ小中学校の始まりも4月上旬からと、人の異動する要素が、4月前後に一極集中している為です。

また、ここ2~3年で、政府の働き方改革の影響もあり、繁忙期に引越業者の引越しをさばける件数が2割から3割も減少したことから、「引っ越しをしたくても引っ越しが出来ない(予約が取れない)」という、引っ越し難民が多発する事態となっています。

家族向けの長距離引っ越しで、50万円以上は当たり前、中には、100万円を超える見積もりを提示されたなんていう冗談のような本当の話まであるぐらい、昨今の3月の引っ越し事情は悪化しています。

引っ越し難民については、以下の記事で詳細に解説しています。こちらも併せてどうぞ。

今回の記事は、3月の引っ越し事情についてお伝えしますが、よっぽど「3月引っ越しじゃなきゃ、俺は(私は)ダメなんだ~!」という方以外、

先に結論を言ってしまいますが、3月引っ越しは極力避けて下さい。

3月は、直前では予約すら取れるかも分からず、引っ越し料金もべらぼうに高い。そして引越業者も超忙しいので、即席のバイトや派遣社員で足りない人数を補うので、引っ越し作業の品質が、通常期に比べ決して高いとは言えません。

3月の引っ越し、多少前後にずらせるなら、2月もしくは、4月~5月に変更してみて下さい。

それだけで驚くほど、3月に引っ越しするより「かなりマシ」になります。

2月の引っ越しは、『引っ越し料金高騰前の2月、引っ越しの特徴と引っ越し費用相場』

4月の引っ越しは、『4月の引っ越しいつがお得?料金や注意点など利用する上でのコツを紹介』

5月の引っ越しは、『5月のGW連休中、引っ越しは避けるべき、それとも?料金や条件は?』

でそれぞれ解説しています。是非上の記事を一度読んで、それでも3月の引っ越しが良いという場合は、この3月の引っ越し記事に戻ってきて下さい。

また、『新大学生(専門学生)向け、初めての一人暮らしで引っ越しする際のコツ』の方では、学生や単身者向けに、如何に荷物を少なく引っ越しするか、更には最小限の荷物で新生活をスタートするコツについても解説しています。

これを読んでおけば、4月からの新生活でも、無理に3月に引っ越しをする必要が無い=「引っ越し業者を」利用する必要が無いということが分かって頂けると思います。

さてここまでで既に、「3月引っ越しは止めた方がいいよ!」とお伝えしていますが、それでも3月の引っ越し事情について知りたい方のみ、この先を読むようにして下さい。

今回は、「3月は引越業者が一番混雑する時期、この時期の特徴と引っ越し費用相場」と題して、賃貸物件情報なども交えながらお伝えします。

引越業者が一番混雑する時期、3月超繁忙期の引っ越しとは。

3月引っ越しの特徴や傾向

punch_ra / Pixabay

引っ越し料金や混雑状況は?

冒頭でも話をしたように、一年で一番引っ越し需要が高まるのが、4月の新年度スタートに合わせた2月下旬~4月上旬の「繁忙期」。

容易に想像つくと思いますが、この時期繁忙期の1か月半ほどが、一年の内で一番引っ越し料金が高くなり、そして最も混雑します。

参考までに、引っ越し大手「サカイ引越センター」の料金相場を見てみると、以下のようになっています。

引用:引越し侍「サカイ引越センターでの単身・家族別の見積もり料金相場と口コミ・評判」

特に、3月中旬以降の超繁忙期の引っ越し料金は、5月下旬や10月中旬頃の通常期料金の2倍から3倍が普通です。

中には、昨今の引っ越し難民事情に漬け込み、4倍から5倍もの法外な料金見積もりが出ているケースもあるようです。

そのようなプレミア価格を払ってまで、どうしても3月に引っ越ししたいですか?

あなたの3月の引っ越し、今一度、見直してみて下さい。

引っ越し業者のスタッフは、ほとんどがアルバイトか派遣社員

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3月は繁忙期であるため、引越業者はとにかく忙しく、通常期の正社員の数だけでは、とても手が足りず対応しきれません。

よって、この2月下旬~4月上旬の時期は、大量のアルバイトや派遣社員を投入し、大量の引っ越し案件に対応するわけです。

さらには、引越業者のトラックだけでは足りず、この時期(3/15~4/15の期間)だけは、レンタカーのトラックを借りて引っ越しすることも特例として国土交通省に認められています。いかに忙しいかが分かると思います。

このように、人もトラックすらも足りなくなる状況なので、とにかくかき集めの人員で引っ越し作業をする場合がほとんどです。

その為、1月頃から入ってある程度の経験を積んだアルバイトならそこまで心配いりませんが、この繁忙期の時期だけ「単発(短期)で入る」アルバイトは、多少荷物の運び方のコツを教わっているぐらいで、引っ越し技術的には、我々素人と大差無い場合もあります。

特に、単身引越の「荷物が少ない引っ越し」は、難易度がそんなに高くないので、そのような急ごしらえの引っ越しチームがやってくることも珍しくありません。

結果、

引っ越し荷物を落として破損させた。冷蔵庫を壁にぶつけて凹ませたなど、荷物や物件の破損に関してはトラブルの多発する時期だと心得て利用するようにして下さい。

会社の転勤需要が多く、法人契約が優先される

889520 / Pixabay

冒頭にも話をした通り、4月1日付けの人事異動が発生し、会社組織内でも1年で一番人の移動(異動)が多くなる時期が、この時期です。

そして、会社の人事異動の場合は、1か月前に内々に知らされればまだいい方で、通常は2週間前に内示されるのが普通です。ひどい会社では1週間を切ってからとか無茶言うなよというケースもあるぐらいです。

しかし、規模の大きな有名企業では、会社規模も大きいからそれこそ人事異動で動く社員の数も桁違い。その為、このような大きな有名企業などでは、引越業者と年間契約などを行い法人契約としている場合も多いのです。

すると、引越業者としては、ちまちまとした個人客を寄せ集めるより、大口の法人契約でドンと稼いだ方がいい訳です。それが大手引っ越し業者の理論です。

会社の転勤族は、そこまで値切らない

法人契約をしていない一般の会社でも、社員の「転勤に伴う引っ越し」は、会社の都合である為、引っ越し費用負担の社内規定が設けられている場合がほとんどです。

その為、会社都合で引っ越しせざるを得ない「転勤族」は、社内規定に従えば、原則自分で引っ越し費用を払う必要は無く(一時的に立て替え、後から領収書を提出し清算という会社がほとんどです。)、結果『引っ越し費用は会社持ち』となります。

すると、形式上、引越業者数社に相見積りを取ってそこの中から選んだけど、「この値段になっちゃいました。」といっても、よっぽど高くなければ「仕方ないな。」で済んでしまうのです。

結果、引っ越しする当の本人も、自腹で払うときほどは本気で値下げ交渉しないわけです。

このような状況の3月の引っ越しでは何が起きるか?

特に大手引越業者では、ミリミリ値段交渉をしてくる個人客より、引っ越し費用会社持ちで、多少高くても高価格の客単価が見込める「転勤族」を優先したくなるわけです。

ひどい話ですが、3月の繁忙期は、個人客は後回しにされます。その為、訪問見積もり依頼をしても、ドタキャンされたり、以降の連絡が全く無かったりという事が実際起こっています。

そのような場合は、

法人契約が少ない「中小引っ越し業者」に狙いを絞り、引っ越し予約の攻勢を掛けましょう。中小引っ越し業者の中には、地元の顧客を大事に「個人客」でも嫌がらず受けてくれるところも多く、また、大手引っ越し業者よりは安い値段で請け負ってくれる場合がほとんどなので、是非当ってみましょう。

単身向け引っ越しより、高単価の家族向け引っ越しが優先される

Pexels / Pixabay

前項で話をした理屈と同じで、引っ越し業者の立場でものを考えた場合、

繁忙期の限られた時間とリソース(人員や車両)の中で効率よく稼ごう=利益を上げようと思ったら、引っ越しに同じ時間を割くならば、客単価の安い「単身」向け引っ越しよりも高単価の「家族向け」引っ越しを重視するのは当たり前だと思いませんか?

このようなことから、繁忙期の単身者向けの引っ越しは「単価が安い」という理由で、引越業者からは敬遠されがちです。

中には、他の引越業者とは逆の発想で、「単身向け引っ越しに特化」した引越業者もあります。

関東で代表的なところでは、

1K・1LDK専門単身引越専門ラクニコス

があります。

3月中に引っ越しするメリットとデメリット

メリット1:人が最も多く移動する時期=最も多く賃貸物件が出回る

人がこれほどまでに多く移動するという事は、それを受け入れる新居(引っ越し先)の数も多くなければ成立しません。

その為、この3月の繁忙期に合わせて1月~3月に掛けて賃貸物件市場も充実し、最も多くの物件から選ぶことが出来るメリットはあります。

但し、物件の数自体は非常に多いものの、早い者勝ちで次から次へと入居者が決まってしまうので、決断できず翌日に連絡すると言っていると、翌日にはもう無くなっているということが実際良く起こります。

物件をじっくり選ぶ余裕は、ハッキリ言ってありません。

そんな場合は、「仮押さえ」について知っておくといいでしょう。『賃貸物件どこがいいか迷っています。仮押さえって出来るの?

デメリット1:引っ越し料金、賃貸物件の家賃(初期費用)どちらも高い

photo credit: ashwin kumar Burj Khalifa via photopin (license)

引っ越し料金については、これまで話してきた通りです。

そしてあなたの新居となる(引っ越し先の)賃貸物件の料金相場も2月頃から4月上旬まではピークとなります。

不動産屋には、黙っていても次から次へと、入居希望者が訪れるので、向こうもお客さんを選び放題な訳です。

すると、閑散期の賃貸物件市場とは違い、条件のいい物件程、強気の高値の家賃や初期費用でも、借りてくれる人はあなたの他にもいくらでもいるわけです。

その為、月額家賃はもちろんの事、初期費用として掛かる「敷金、礼金」も値切る事など到底無理です。むしろこの繁忙期に値切りが通用する場合は、「その物件何か問題ある!」と疑って掛かった方がいいでしょう。

これが不動産業界も閑散期だと、入居者を獲得したいために、家賃の値下げを大家さんに交渉してくれたり、礼金免除してくれる場合もあるくらいなのです。

デメリット2:賃貸物件の入居審査が厳しくなる傾向がある

借り手が次々来るという事は、やはり大家さんも同じ貸すなら良い条件の人に貸したいという心理が働き、大事に住んでくれそうか?家賃の滞納が無さそうな収入面で問題ない人か、転勤などで中途解約されなそうか等、物件を借りるあなたの素性もよく見られるわけです。

その結果、通常期や閑散期に比べて、入居審査は厳しくなる傾向があります。

デメリット3:セルフ引っ越しも困難になる可能性がある

photo credit: Ludo29880 via photopin (license)

引越業者がもし手配できない場合、次の手はどうするかとなると、次はレンタカーを借りてセルフ引っ越し出来ないかと考えます。

しかし、誰もが考えることは同じです。限られた台数しかないレンタカーは、かなり早い時期から予約を入れておかないと、もちろん車の予約を取る事すら出来なくなってしまいます。

なお、セルフ引っ越しは、体力など使う割に金額的にはそれなりに掛かるので、特に自家用車ではなくレンタカーを借りてのセルフ引っ越しは、同じ都内や県内などの近距離引っ越しでしかメリットが得られない、引っ越しの条件によっては引越業者や赤帽に頼んだ方がいい場合があると覚えておいて下さい。

セルフ引っ越しについては、『レンタカーを借りて自分で引っ越し作業をすると安い費用で出来るのか?

赤帽での引っ越しについては、『引っ越しに赤帽を使うのはどんな時?引越業者との違い。

をそれぞれご覧下さい。

個人客がどうしても3月引っ越しをしなければならない場合

Pexels / Pixabay

これまで数々のデメリットを上げてきましたが、事情によりどうしても3月に引っ越しをしなければならない、個人客の方も多い事でしょう。

このような場合、どうしたら「良い引っ越し」が出来るか以下でそのステップを紹介しましょう。

その前に、先にも話をした通り、大手引越業者の繁忙期は、法人顧客をメインにしている為、個人客に対しては、「お断りの意味合いも兼ねて」高額の見積もり価格が提示されることがあります。

そのようなことからも、

繁忙期に見積りを取る場合は、必ず中小引越業者に重点を置いて希望日時と料金が合う業者を探すようにして下さい。

STEP1:

インターネットの一括見積もりサービスを利用し、数社から出来れば10社以上の引越業者に相見積もりを取り、希望額に近い業者と料金の安くなる「日と時間帯」を見つける。

STEP2:

一括見積もりの結果から3社ほどを選定し、その業者と引っ越し条件の詳細、オプションの有無や追加料金などについても話を詰めます。この時、他の引っ越し業者とも相見積もりを取っている旨は、必ず伝えて下さい。

STEP3:

3社の最終見積もり結果から、直ぐ判断できればそれでOKなのですが、それでも料金が高すぎる場合や条件が合わない場合は、今度は安くする手段が無いか相談してみて下さい。

STEP4:

例えば、時間指定をしない「フリー便」にすると安くなるとか、長距離の場合は時間を犠牲にして「混載便」や「コンテナ便」に出来ないかとか、相談してみて下さい。良心的な引越業者ならば、何かしらの解決手段を提案してくれるはずです。

「フリー便」については、『引っ越しする時、午前便、午後便、フリー便どれを選べば安いのか?

「混載便」については、『引越業者の様々な引っ越しプラン、混載便編

「コンテナ便」については、『引越業者の様々な引っ越しプラン、コンテナ便編

でそれぞれ詳しく解説しています。是非参考にして下さい。

最後に

色々な側面から、3月の引っ越しについてお伝えしました。

冒頭でもお話ししたように、3月繁忙期の引っ越しは、ほとんどあなたにとってのメリットはありません。あなた自身の事情と照らし合わせ、なぜ3月中でなければならないのか、他の時期の引っ越しに変更出来ないのか、今回紹介した内容を元によく検討してみて下さい。

引っ越し料金だけで見た場合は、3月以外の方が絶対に安くなるということをお忘れなく。

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