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今回は、「初めて一人暮らしする時の家具家電購入に掛かる費用はいくら?」と題して、初めて一人暮らしを始めるときに、「マストで購入した方が良い家具家電」、「無くても困らない家具家電」などを、種類別に分けて紹介し、
あなたが一人暮らしを始めるときに、家具家電購入の必要な費用を把握するのに役立ててもらおうと思っています。
また、記事中ところどころで、
本記事の最後の方では、「洗濯機を購入するorコインランドリー利用どちらがコスパが良いのか?」と題して、両方のコスト比較もしっかりと行っています。
一人暮らしを始める際の家具家電選びは、今回の記事を読めばバッチリです。
一人暮らしを始めるときに、家具家電購入に掛かる費用
家電量販店での「一人暮らし家電セット」と自分好みを単品で揃えるのはどちらがベスト?

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毎年、新生活を始める方が多くなる3月~4月頃には、家電量販店では、新生活応援「一人暮らし家電セット」みたいなセット売り品が店頭に並びます。
新生活の一人暮らしで必要となる「冷蔵庫」「洗濯機」「電子レンジ」「掃除機」「炊飯器」などがセットとなって、5点セットで10万円とかです。
電気屋さんの方で、親切にも製品をチョイスしてくれているので、どれを買うか迷わず、お買い得と思うかもしれません。
しかし、そのセット本当にお買い得なのでしょうか?
時期的に3月は年度末に当たり、家電量販店に限らず商売をやっているお店では、年度末の決算の締めをしたいわけです。
そういった状況では、中には人気の無い製品を売り切りたいがために、在庫処分でセット売りする場合もあるかもしれません。
セット品で購入する場合は、一つ一つ単品の製品で見た場合に、あなたが購入したいか、必要かを良く調べましょう。
性能や機能、デザインと値段に満足できるのであれば構いませんが、セット品だからといって、要らない製品まで「おまけで」買う必要はありません。
次の項から、一人暮らし用家電の選び方や価格を個別に紹介していきますので、単品とセット品と比較して、費用など含めどちらにしたら、『自分にとってお得か』よく考えてみて下さい。
一人暮らしにマストバイな家具家電7選
1.冷蔵庫
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まったく自炊しないつもりなら、飲み物とプラスアルファだけが保管できる1ドアタイプの小型の容量100L程度の冷蔵庫でも良いかもしれません。
しかし、自炊生活を前提とするならば、一人暮らしでも冷蔵と冷凍庫が別々になっている2ドアタイプで、最低でも容量150L前後の冷蔵庫が必要です。
本格的に料理をする人や、早々に同棲や結婚を考えている人であれば、専有面積はさほど変わらず、高さだけが高くなり容積も増える250~300Lぐらいの物を最初から購入しても良いかもしれません。
1ドアタイプでは、冷凍室の性能が低く、冷凍食品やアイスなどの保存には役不足なのでおすすめしません。
冷蔵庫は、容量150L前後のタイプで、価格2~4万円ほどです。
容量200~300Lでは、価格は4~7万円します。
最小限の物しか所有しないミニマリストの場合、冷蔵庫を所有しているのか、サイズはどのぐらいなのか、使い方の工夫はどうしている?等については、
をご覧ください。
2.洗濯機
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後述しますが、家で洗濯機で洗濯した場合と外のコインランドリーを利用した場合とでは、掛かるお金に大きな差が出てきます。
あなたが住む物件に、洗濯機を設置する場所が確保できるなら、必ず揃えたい家電の一つです。
洗濯機の値段は、一人暮らし用の洗濯容量5.5㎏の安い製品で2.5~3.5万円程度です。
ミニマリストの場合、洗濯機は必要なのか?等については、
をご覧ください。
3.電子レンジ(オーブンレンジ)
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独身生活でなくても、現代人には必須ともいえる「電子レンジ」。
一人暮らしの場合、自炊をして食費を抑えることが、家計をうまくコントロールする秘訣です。
一人暮らしの食費については、別記事「一人暮らしの食費、いくら使っていますか?妥当な額と、節約方法」をご覧ください。
その為、ご飯やカレーなど大量に作り置きして冷凍保存。必要な時に必要な量だけ電子レンジでチンするということが欠かせません。
また、電子レンジでは、冷蔵や冷凍保存した物を温めるだけでなく、お湯を沸かさずともパスタを茹でられたり、油で揚げない唐揚げを作ったりと、色々な調理も可能です。
電子レンジの値段は、電子レンジとしての温め機能しかない安い物で6,000円ぐらいから1万円、2万円もあれば購入できます。
一方、クッキーや食パンが焼けたり、オーブンとしての機能も付いた製品で、2万円~3万円となっています。
4.掃除機
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掃除機の最近の流行は、ダイソンが火をつけた「サイクロン型」となっていますが、昔ながらのシンプルな構造の紙パックタイプでも十分でしょう。
掃除機を選ぶ時の目安は「吸込仕事率」と「騒音レベル」です。
特に「吸込仕事率」は肝心のゴミを吸い取る能力なので、この数値が低い製品を買うと見た目で分かる程度のゴミは吸い込めますが、絨毯の奥に入り込んだ細かなゴミなどは吸い切れません。
細かいホコリなどがしっかり取れていないと、喘息などの呼吸器系の病気にもなり兼ねません。
また、コード付きかコードレスかでも使用用途や掃除可能時間、吸込仕事率など性能に差が出てきます。
ちなみに、コードレスタイプの掃除機の場合、一定条件下での性能評価が難しいため、「吸込仕事率は非公開」とされている場合がほとんどです。
コードレスタイプの掃除機では、バッテリーの定格電圧を見れば、その掃除機がどのぐらい強くモーターを駆動できるかが分かります。
そのようなことから、コードレスタイプの場合は、バッテリーの定格電圧を確認して購入して下さい。
掃除機の値段は、安いタイプで1~2万円前後です。
ちょっと機能が高い製品で2~4万円程度です。
私がおすすめするのは、コードレスタイプの「ダイソンV7-Trigger」。
この製品は、通常の掃除機として使うことはもちろん、車の室内掃除用はもとより、布団掃除用として「布団のダニ、チリゴミ掃除」にも使えオールマイティーです。
吸引力を売りにしているダイソンだけに、さすがです。
一人暮らしの場合、平日は布団を干して外出することは出来ないでしょうし、一人暮らし用の物件では、そもそもベランダなどが無く外に布団を干せないことも多いでしょう。
そんな場合、布団のダニや細かいチリも取り除ける、吸引力の強いダイソンの掃除機は重宝するはずです。
Amazonでの実勢価格は約25,000円です。
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ミニマリストの場合、掃除はどうしているのか?掃除機はどんな機種を使っているのか?等については、
をご覧ください。
5.インターネットに繋がる機器
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スマホやタブレット、デスクトップPCでもノートPCでも良いのですが、インターネット環境に繋がる機器(ガジェット)は、今やマストアイテムです。
最初は、取りあえずスマホ一台だけあれば、困ることは無いでしょう。
お金に余裕が出てきたら、パソコンなど徐々に増やしていけばいいでしょう。
Simフリースマホで安い物なら、1万円ぐらいから購入できます。
6.食卓やローテーブルもしくはパソコン用の机
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あなたが何に重きを置くかで、購入する机(テーブル)の種類が変わってくるでしょう。
あなたが住む物件の広さと優先順に応じて、一つずつ増やしていけばいいでしょう。
こんなとき、モデルにするのは、狭い「ビジネスホテルでの生活」。
ビジネスホテルの場合、机は小さい(場合によってはベッドの袖机という事も…)ですが取りあえず付いています。
その小さい机でも、コンビニ弁当やおにぎりなど簡単な食事ぐらいは取ることが出来ますよね?
またちょっとした書きものや、ノートPCを広げて作業も可能です。
このようなことから、目的別に食卓、ローテーブル、パソコン机と全部を揃えて使い分ける必要はないんです。
折り畳み式やシンプルなローテーブルであれば、3、4千円~、ダイニングテーブルやパソコン用机でも1万円~3万円程で購入出来ます。
7.ベッドやソファーベッド、布団などの寝具
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一人暮らしと言えども、寝袋などで床に直接寝るわけにはいきません。睡眠がきちんと取れないと、日々の疲れも解消できません。
あなたが住む物件の間取りや生活スタイルに合わせて、
・ベッド(部屋の中で大きく場所を取る)
・ソファーベッド(インテリアのソファーとベッドを兼用できる)
・布団(畳んで押入れに仕舞えるので部屋が広く使える)
それぞれのメリットデメリットを把握し、上手に使い分けて下さい。
掛け/敷き布団、枕などの寝具セットで、ニトリなどであれば5000円~1万円ほどで購入出来ます。
シングルサイズのベッドで、ベッドフレームは1万円~3万円程、
ポケットコイルマットレスも、1万円~3万円程で購入可能です。
・布団など床に直に敷く場合で、5000円~1万円
・シングルベッドを購入する場合では、ベッドフレームやマットレスなども必要となり、最低25,000円~そこそこの品質で7万円程度掛かります。
・ソファーベッドでは、安い物で2~3万円、そこそこの品質でも4~5万円程で購入できます。
自分も昔、インテリア兼用でブルーの合成皮革製ソファーベッドを持っていましたが、例に漏れず、4年目ぐらいからひび割れ始め、5年でサヨナラしました。
ミニマリストのベッドの所有について、必要・不要なのか?所有している場合のその理由などは、
をご覧ください。
一人暮らしにマストバイな家具家電、購入費用まとめ
以上紹介した、現代の一人暮らしをする上で欠かせない、マストバイな家具家電の購入費用をまとめると、
製品項目 | 金額 |
冷蔵庫 | 容量150L前後:2~4万円 容量200~300L:4~7万円 |
洗濯機 | 洗濯容量5.5㎏:2.5~3.5万円 |
電子レンジ | レンジ機能のみ:6,000円~2万円 オーブン機能付:2~3万円 |
掃除機 | シンプルタイプ:1~2万円 高機能製品:2~4万円 |
スマホなどのインターネットに繋がる機器 | 1万円~ |
食卓やローテーブルもしくはパソコン用の机 | 折畳み式やローテーブル:3,4千円~ ダイニング又はPC机:1万円~3万円 |
ベッドやソファーベッド、布団などの寝具 | 布団3点セット:5000円~1万円 シングルベッド:2.5~7万円 ソファーベッド:2~5万円 |
合計額 | 最少金額:7.9万円 最大金額:28.5万円 |
となります。
しかし、ミニマリストの家具家電所有を参考に、「あなたにとって必要最小限」なモノだけに抑えることが出来れば、さらに安く済ませることも可能です。
一度、あなたにとって何が本当に必要かよく考えた上で購入して下さい。
モノが少ないミニマリストの引っ越しがどれほどラクなのかは、
をご覧下さい。荷造り「タイムアタック」とかしちゃってます。
また、あなたが次回引越しする際には、家具家電が多いほど引越し費用がかさんでしまうので、もし次の引越しが3ケ月、半年後、1年後に決まっているような場合(例:新卒1年目は工場で現場研修で、2年目以降本社勤務とか)は、
家具家電を購入せず、レンタルで済ませるというのも一つの方法です。
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一人暮らしにあると便利な家具家電
1.パソコン
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パソコンはノートPCでもいいし、デスクトップ型でもどちらでもいいでしょう。
但し、同額の予算で考えるなら、デスクトップ型の方が、より性能の高いモデルを選ぶことが出来ます。
取りあえず、Word Excelなどでの作業、ブログの作成・更新、インターネットで動画を見たり、メール中心であれば、3~5万円ぐらいのノートPCでも十分動作し問題ありません。
ネットゲームをしたり、高画質映像の動画編集などをしたい場合は、概ね10万円以上の高性能CPU&グラボ搭載+8GB以上のメモリを搭載したモデルが必要となってきます。
また、もし既にテレビを持っている場合は、HDMI端子でパソコンとつなぐことで、テレビをモニター代わりに利用できるので、PC用のモニターを別に買う必要はありません。
2.アイロン
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一人暮らしを始めると、親のありがたみを感じることの一つに、洗濯物が畳まれていたりアイロンがけがしてあったことが、挙げられるでしょう。
一人暮らし=社会人として実家からの独立を意味するので、会社に着ていくYシャツや、ちょっとお洒落なシャツを着て夜出かけるときなどは、パリッとアイロンをかけます。
最近では、アイロン台が不要の、スタンド型のスチームアイロンやハンガーアイロン(又は衣類スチーマー)などと呼ばれる製品(洋服店などで服をハンガーに掛けたまま、シワを取るのに使われています。)もあるので、アイロンをかけること自体そんなに大変ではありません。
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3.扇風機又はサーキュレーター
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扇風機もしくはサーキュレーター(風を循環させるもの)はあると何かと便利です。
洗濯物を部屋干しした時に、乾燥を促進させるために使ったり、風呂上りに長髪でなければさっと髪を乾かすのにドライヤー代わりに使ったり、
夏、冬時の部屋の温度差を均等にする為、空気を循環させるのに使ったりと色々と使えます。もちろん扇風機の前で、あ~と言って楽しむことも。
ちなみに、風速が1m/s上がるごとに、「体感温度」は1℃下がると言われています。(但し、あなたの周囲の温度が体温より高い場合は別ですが。)
扇風機、サーキュレーターどちらも、消費電力は最大でも40W程度しか掛からないため、エアコンとの同時利用で、節電に大いに貢献してくれます。
一人暮らし、お金に余裕があったら購入すると便利な家具家電
1.ロボット掃除機

Back Camera
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i-RobotのルンバやPanasonicのルーロなどのロボット掃除機。
家族世帯では、持っている家も増えているのではないでしょうか?
私も持っていますが、かなり便利です。
何が良いって、自分が不在の時でも、別の作業を何かしている時でも掃除してくれて、掃除が完了するという事です。
例え話をしましょう。
一昔前は、洗濯機は2槽式で、洗濯・すすぎまで終わったら、自分で洗濯物を脱水槽に移して、それから脱水を掛けなくてはいけませんでした。
それだと、ほったらかしで出かけるわけにも行かず、何か作業をしていても、洗濯機を回してから20分ぐらい経ったから、そろそろ脱水に行かなきゃと思っていたものです。
しかし、今や洗濯機は全自動が当たり前。
最初に、洗濯物と洗剤を入れてスイッチを押せば、後は洗濯機が終わるところまで全部やってくれます。
極端な話、洗濯が終わる40分ぐらいの間に買い物に出かけることも出来てしまうのです。
それと同じことが、ロボット掃除機では可能なのです。
また、ロボット掃除機を購入するメリットとして、
ロボット掃除機は、ほこりやゴミは掃除してくれるけど、散らかった物は片付けてくれないという事です。
その為、ロボット掃除機を起動するためには、ロボット掃除機の邪魔にならないように、床面に散らかっている物をある程度片付けておく必要があるのです。
このようなことから、
2.ソファー
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部屋が多少広いのであれば、リラックスできるスペースとして、ソファーは有ると便利です。週末の夜に、ゆったり腰掛けてテレビや映画を見たり、時には寝転がったり。
部屋のスペースが狭い場合は、ベッドとソファーを兼用できるソファーベッドもおすすめです。
ミニマリストのソファーの所有については、
をご覧ください。
一人暮らしでは正直無くても困らない家具家電
1.炊飯器
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一人暮らしには必須と考えている人も多い「炊飯器」。
お米を研いで夜にタイマーをセットしておけば、翌朝ご飯が炊けているという便利さはあります。
また、保温機能が付いているので帰ってきてすぐご飯が食べられるのは便利ですが、一方では、長時間熱を与え続けているとご飯の質が変化したり、変な匂いの原因となるデメリットもあります。
ところが、便利な反面、私自身が電気炊飯器が致命的だと思っているのは、その炊飯時間の長さ。
ご飯が炊けるまで、早炊きモードでも吸水から蒸らし完了まで約30分。
標準モードでは、約60分も掛かります。
当然、吸水と蒸らしはしっかりと時間を取ったほうがふっくら美味しく炊けます。
我が家では、すでに家族持ちですが、いまだにご飯は、ステンレス鍋(煮物などに使う普通の鍋:但し蓋付き)を使ってガスで炊いています。
我が家のやり方は、お米を研いで吸水に最低30分。時間が無い時は40℃ぐらいのぬるま湯に浸けると15分ぐらいでOK。
そこからは早いです。以下お米の量は2~3合の場合。
火にかけ沸騰まで5分、弱火にし水分を飛ばしてお米が焦げる直前パチパチ音がし始め火を消すまで3~5分。蒸らしに10分。
合計20分程でご飯が炊けてしまいます。
多少、火の側に付いていなくてはいけませんが、その間に他のおかずやみそ汁などを作ってしまえばいいので全く問題ないです。
唯一の難点は、沸騰して吹きこぼれると、ガス台回りに糊のようなベトベトした液体が付くので、ご飯を炊く度に、炊飯後すぐにガス台の掃除が必要だという事です。
でも、固まる前にウエットティッシュなどでササッと拭けば、すぐ除去できるのでそんなに苦ではありません。
私は、鍋とガスを使ってご飯を炊くのをおすすめします。
ミニマリストが持っている調理器具、持たない調理器具については、
をご覧ください。
2.テレビ

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テレビは有った方が良いかもしれませんが、現代ではスマホやパソコンからでもニュースを、さらにはNetflixやAmebaTVなどインターネットテレビや映画、ドラマも見ることが出来ます。
また、NHKが受信できる設備(=テレビ)を持っていると、NHKの受信料を払わなければならなくなってしまいます。
ゲームやインターネット利用がメインとなるのであれば、何もテレビは必要なく、パソコン用のモニターでも十分です。
現代では、テレビは無くてもそんなに困りません。但し、スマホの画面やPCモニターなどの「液晶画面」は必須ですが。
ミニマリストのテレビの所有については、
テレビの代わりに、天井ルームランプと交換するだけで使える照明兼用プロジェクターを紹介している記事は、
をご覧下さい。
一人暮らしで買うと後悔する家具家電
1.ドラム式洗濯乾燥機

stevepb / Pixabay
先ほど、ロボット掃除機のところで説明した通り、「全自動方式」のメリットは、最初だけ設定してしまえば、あとは放っておいても、最後まで終わっているという事です。
その観点からすると、「ドラム式洗濯乾燥機」は、放っておいても乾燥まで終わっているので、そのまま服が着れたり、服の畳み作業が行えるのがメリットです。
しかし、ご存知の通り、「ドラム式洗濯乾燥機」は値段が10万円以上と高額なのと、
一人暮らしの方はあまり知らないかもしれませんが、
重量が異常に重く約80~100㎏もあることと、
洗濯機の幅は意外と狭く約60~65㎝なので問題とならないですが、奥行きが70㎝を超えてくるので、
「ドラム式洗濯乾燥機」を購入するならば、本体サイズと「洗濯機置き場(防水パン)」のサイズをよく確認してから買うようにして下さい。
次に、濡れている洗濯物を乾燥させるには、湿気を取り除くか「熱が」必要です。
ご存知の通り、エアコンやドライヤー、電子レンジ、炊飯器など、熱を利用する家電は消費電力が大きい(1000W~1500W)ことで有名です。
「ドラム式洗濯乾燥機」も例外ではありません。
なお、「洗濯乾燥機」の乾燥方式には、「ヒーター式」と「ヒートポンプ式」の2種類があり、この方式の違いにより、大きく消費電力量が違うことにも注意が必要です。
さて、一人暮らし用の一般的な全自動洗濯機容量5.5㎏(乾燥機能なし)の消費電力量は約100Whです。
このWhと言う単位、消費電力(W)に時間(h)をかけた数値であることから分かると思いますが、1時間動かしたときにどのぐらいの電力(W)を使うかがこれを見ると分かるのです。
「ヒーター式」の2000Wh、「ヒートポンプ式」の1000Whと、洗濯機の100Wh数字を比べて下さい。
何倍違いますか?
そうです。
乾燥機の場合、入れる洗濯物の量によっても違いますが、概ね30分以上回さなければ乾きません。
その為、
普通の洗濯機の電気代についての詳細は、後述する『洗濯機を購入するorコインランドリー利用どちらがコスパが良いのか?』の項を参照してください。
標準電気料金27円/kWhは東京電力での1kWh当たりの電気単価を参照しています。
一人暮らしを始める当初は、年齢も若くまたお給料もそんなに良い訳ではありません。
そんな状況で、普通の洗濯機の10倍も20倍も電力を消費するモンスターがいたらどうなりますか?
一人暮らしの電気代など含む、生活費全般については、別記事「一人暮らしの生活費はいくら?家賃込の生活費を月10万円に抑える方法も大公開」をご覧ください。
2.ホットプレートやタコ焼き機、ジューサーなど使用頻度の低い物
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ホットプレートやタコ焼き機、ジューサーなどの「使用頻度が低く」、たまにしか使わない物は、保管場所を占有する割にあまり使わないので、買ってもコスパが悪いだけです。
いや、わしは関西人やから毎日たこ焼きは欠かせんのや~。とか、
健康のために毎日フレッシュジュースを作って飲む人とかは別です。
その家電の使用頻度をよく考えて、不要なものは買わないことが肝心です。
洗濯機を購入するorコインランドリー利用どちらがコスパが良いのか?
洗濯機を使う場合
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洗濯機本体を購入する費用
例えば、同じ洗濯容量5.5㎏の全自動洗濯機
ハイセンス(HW-T55C)で平均価格25,480円、ハイアール(JW-C55A)で平均価格23,800円(どちらも中国メーカー)
同様に国内メーカーの東芝製(AW-5G6)で平均価格32,200円
などとなっていて、
一人暮らし用の洗濯機(洗濯容量5.5㎏)は、安くシンプル機能のタイプで、値段は2.5万~3.5万円ぐらいです。
ちなみに、一人分の洗濯物は、シャツや下着、タオルや靴下、パジャマ、ズボンなどを含めると、約1.5㎏になると言います。
すると、一人暮らし用の洗濯機(洗濯容量5.5㎏)では、一人暮らし3~4日分の洗濯物の量が一度に洗濯できます。
洗濯機を使って1回洗濯するのに掛かる費用(電気代と水道代)
さて、ここからが本題。洗濯機を使ったときの電気代と水道代は、いくらぐらい掛かるのでしょうか?
電気代
ハイアール(JW-C55A)の消費電力量が79Whなので、これを使った場合の電気代は1回2.1円(=27円/kWh×0.079kWh)。
ここで、標準電気料金27円/kWhは東京電力での1kWh当たりの電気単価を参照。
同じく、東芝製(AW-5G6)を60Hzで使用した時の消費電力量が100Whなので、
これを使った場合の電気代が1回2.7円(=27円/kW×0.1kWh)となります。
一人暮らし用の洗濯機では、1回の使用で電気代が2円~3円掛かります。(当然洗濯容量が大きくなれば、消費電力量も多くなります。)
なお、一人暮らしの場合に一般的な、契約アンペア数30Aの基本料金は、約842円です。
水道代
まず基本料金は、メーター口径によって変わってきます。
アパートやマンションなど集合住宅の場合、水道メーターの口径が戸建て住宅(20㎜)より太く、25㎜以上となっています。
メーター口径25㎜の場合で基本料金は、1460円(月額)です。
それに実際の使用料(従量料金)が掛かり、
東京都の場合、
使用水量のレンジ毎に「1㎥(立方メートル)=1000L」当たりの単価が変わり、
1~5㎥の場合、1㎥毎の単価は0円
6~10㎥の場合、1㎥毎の単価は22円
11~20㎥の場合、1㎥毎の単価は128円
21~30㎥の場合、1㎥毎の単価は163円
などとなっています。
参考までに、単身向け住宅に付いている小さめのユニットバスで浴槽に水を満タンにいれて250L程度なので、1回のお風呂に200L使うと仮定すると、1㎥で5回分となります。
また、シャワーだけだと1回のシャワーで使う水の量は約60Lと言われているので、1㎥で約16.7回分となります。
なんとなく、1㎥の水がどのくらい使えるかイメージが付きましたか?
さて、洗濯機の話に戻りましょう。
1回の洗濯で使用する水の量は、東芝製(AW-5G6)で標準使用水量が洗濯時約99L(カタログ値)となっています。
1㎥毎の単価22円を適用した場合で、1回の水の量は約100Lなので、掛かる費用は10分の1の2.2円。また、1㎥毎の単価128円を適用した場合は12.8円、同様に1㎥毎の単価163円を適用した場合は16.3円となります。
合計金額は?
1回の電気代が2円~3円。
1回分の水道代は、2円もしくは13円か16円。
最小で4円、最大で19円となります。
それに、
電気の月額基本料金842円(30Aの場合)を1日当たりに等分したもの(=28.1円)を加算、
さらに水道の月額基本料金1460円を1日当たりに等分したもの(=48.7円)を加算すると、
76.8円(基本料金分)となります。
よって、
最大で見積もっても、76.8円(基本料金分)+19円(1回分の電気、水道代)でも95.8円となり、
1回の洗濯に、絶対100円は掛からないことが理解できたと思います。
仮に1日1回毎日洗濯しても95.8円×30回で、月額2874円です。
コインランドリーを使う場合

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コインランドリーの場合、一人暮らし用の容量の小さなタイプはほとんど置いてなく、家族向けでも使える汎用性の高い7~9㎏ぐらいのサイズからとなっています。
このサイズの洗濯機で1回200円~400円、乾燥機は10分で100円程です。
家での洗濯と条件を同じくする為、乾燥機は使用せず、洗濯機のみ使用として1回300円で計算すると、
毎日では300円×30回=9000円、
ある程度溜まってから3日に1回でも、300円×10回=3000円となります。
家での洗濯vsコインランドリーの利用。結論
1回当たりの費用の差
どちらも1日1回、毎日(1か月で30回)洗濯した場合を比較すると、
家での洗濯の場合、2874円です。
コインランドリーでは、9000円が掛かります。
洗剤や柔軟剤は、家での洗濯、コインランドリーでの洗濯、どちらでも同じ量使うとして、比較の対象材料としては省いています。
洗濯機の減価償却を考えて計算し直すと、
一人暮らし用の洗濯機(洗濯容量5.5㎏)の値段は、2.5万~3.5万円なので、
高い方の3.5万円を買ったとして、1年365日毎日1回洗濯し、1年で減価償却すると考えると、1回当たり95.9円(=35,000円÷365日)です。
これは、3日に1回洗濯して3年で減価償却するとしても同じことです。
すると、家での洗濯代1回95.8円に減価償却費95.9円を足しても、191.7円。
洗濯機は精密機械ではなく、あまり壊れるものではないので、通常5年、それ以上7年から10年も持つ場合もあります。
5年間洗濯した場合の金額の差
それでは、洗濯機を購入して家で洗濯した場合と、コインランドリーで洗濯した場合、いくら違うか計算してみましょう。
【5年間毎日洗濯する場合】
洗濯機購入の場合
電気水道代1回95.8円×365日×5年=174,835円
洗濯機購入費35,000円
合計=174,835円+35,000円=209,835円
コインランドリーの場合
1回300円×365日×5年=547,500円
その差は、
547,500円(コインランドリー)-209,835円(家で洗濯)
=337,665円(1年当たり67,533円=1か月当たり5628円)です。
【5年間で3日に1回洗濯する場合】
洗濯機購入の場合
電気水道代1回95.8円×365日/3×5年=58,278円
洗濯機購入費35,000円
合計=58,278円+35,000円=93,278円
コインランドリーの場合
1回300円×365日/3×5年=182,500円
その差は、
182,500円(コインランドリー)-93,278円(家で洗濯)
=89,222円(1年当たり17,844円=1か月当たり1487円)
となりました。
そして、洗濯する回数が、多ければ多いほどその金額差は大きくなる。
さらには、家で洗濯する場合、今回計算に用いた方法は電気も水道も「基本料金」を他の家電の使用や炊事、洗面、シャワーの使用などと割り勘にせず、全部を洗濯機に乗せた場合での計算ですので、実際はかなり違ってくることは明らかです。
最後に
さて、今回お送りした「初めて一人暮らしをするときの家具家電購入に掛かる費用はいくら?」では、一人暮らしを始めるには家具家電を購入するためのお金もやはり結構掛かることが分かってもらえたと思います。
そんな場合、入居時の初期費用が抑えられる、家具家電付きのマンスリーマンションや、家具家電備え付けの東京で家賃3万円から住めるシェアハウス-シェアドアパートメント-を利用するのも一つの手段です。
また、こちらの記事では、家具購入をどこでしたら良いのか、そして各社のベッドとソファーの価格比較を行っています。家具選びの参考にどうぞ。
では、また次回。
初めて親元を離れて一人暮らしを始めたときに感じる「寂しさ」について、その原因や寂しさを感じるシチュエーション、またその解消方法についてお伝えします。
こちらの記事もあわせてどうぞ。


