一人暮らしにおすすめな部屋の間取りとは?間取り別の違いと選ぶ際の注意点

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一人で生活した経験の少ない人が、物件選びで迷うことに、一人暮らしに向いている部屋の間取りは、どれなのか?ということが有ると思います。

今回は、「一人暮らしにおすすめな部屋の間取りとは?間取り別の違いと選ぶ際の注意点」と題して、それぞれの間取りの特徴や注意点、それに適した生活パターンの人、さらには家賃相場など、

一人暮らしで部屋の間取りを選ぶ際の情報が満載です。

一人暮らしに向いている部屋の間取り。それぞれの違いを解説

1R(ワンルーム)

ワンルームとは、読んで字のごとく、部屋全体が一つの部屋なんです。ちょっとわかりづらい説明ですね。

もう少し詳しく説明すると、後述する「1K」との違いは、キッチンと部屋を仕切る「ドアや扉」が有るか無いかです。

ドアや扉があると実質的に二部屋になるのでそういう場合は、「1K」になります。

ワンルームの欠点は、玄関開けたら、部屋の奥まで見通せてしまうので、宅配の人など他人が来た際に、部屋の中を見られてしまうという事です。

また、仕切りの扉などが無い為、料理した煙や匂いが部屋中に充満したり、トイレの音が聞こえやすい為、友人や恋人を呼ぶ時にはちょっと気を遣うといったようなことや、

専有面積が狭い物件では、室内に洗濯機置き場がなく、ベランダにあって洗濯がしづらいといったような様々なデメリットがあります。

さらには、猫などペットを飼う場合は、仕切りのドアが無い為、そのままでは脱走する可能性もあります。ペットを飼いたい方は、ホームセンターなどで後付けのペット用柵を購入し対策するなどしてください。

物件の面積では、1980年代頃までに開発されたもので、平均専有面積は13㎡、中には10㎡といったかなり狭い物件もあります。

1990年代半ば以降に開発されたものは、専有面積18㎡~23㎡が主流です。

ちなみに、専有面積には、玄関ポーチ(玄関の外側の部分)やバルコニー、そしてロフト部分の面積は含まないというのがポイントです。

しかし、東京23区を中心に、2007年にワンルームマンション規制として、ワンルームの最低専有面積が25㎡以上に設定され、さらには同じ物件内に40㎡以上のその他の間取りも混在させるなどしないと建設許可が下りないという、ワンルームマンションの建築規制が始まりました。(但し、規制内容細部は、区ごとにより異なります。)

以上のことから分かるように、一口にワンルームと言っても、時代と共に間取りの広さが広くなってきているので、

特に2007年以降に建設されたワンルームでは、専有面積の広さと築浅により家賃が高くなる傾向にあり、一人暮らしと言えども手が出せない家賃になっている場合もあります。

なお、高級マンションでもワンルームタイプ、この場合は「スタジオタイプ」と呼ばれる50㎡以上もある広いワンルームも世の中には存在します。

1K(ワンルーム+キッチン)

「1K」は、部屋の広さ自体はワンルームとさほど変わりませんが、

部屋の中に仕切りがあることで、「部屋一つ」+「キッチン」という間取りになります。

先ほどのワンルームの絵と見比べて下さい。部屋の構造やレイアウトは似ていますが、

部屋の中ほどに扉が付き、独立した「キッチン付きの部屋」ともう一つの「部屋」に分かれました。

その為、玄関開けても見えるのはキッチン部分のみなので、プライバシーを保ちやすいというメリットがあります。

専有面積は18㎡~23㎡が主流で、その場合はキッチン部分が約2畳+ひと部屋の広さが5畳~8畳です。(キッチン部分の面積は、4.5畳未満と決まっています。)

但しキッチン部分は狭い為、料理がしづらいという点では、ワンルームとあまり変わりません。また古い物件では、コンロが一口や電気コンロの場合もある為、実際自炊するには能力不十分なので、そのような部分が内覧時のチェックポイントです。

1DK(部屋一つ+ダイニングキッチン)

1DKは、1Kのキッチン部分が大きくなりダイニングとしても使えるようになっていると考えたらいいでしょう。

しかし、メインの部屋の広さは、1Kとさほど変わりません。

ダイニングキッチンの部分が、4.5~8畳未満の場合、DKとなりますが、それ以上の広さ8畳以上ある場合は、LDKになるという違いが有ります。

また、次に紹介する1LDKよりも一昔前に主流だったコンセプトの為、築年数が古い物件も多く、その分家賃が安く設定されているのもポイントです。

物件の専有面積では、25㎡~40㎡ぐらいとなります。

平均的には35㎡が主流ですが、DKの広さが中途半端(6畳程度)だと、食卓用テーブルがギリギリ設置できるサイズであったり、DK部分を通らないと奥の部屋に行けない間取りの場合は、人が通る幅(動線)を確保すると家具を置くスペースが確保できなかったりするので、内覧時に注意して確認して下さい。

また、物件や専有面積により、ユニットバスと風呂トイレ別の2種類から選べるようになったり、風呂場の脱衣所有無などが、混在しているのがこの辺の間取りからです。

実際の生活をシミュレーションして、しっかりと選ぶ必要があります。中途半端な大きさのDKであれば、割り切って1Kにするか、1LDKを選んだ方がいいでしょう。

1LDK(部屋一つ+リビングダイニングキッチン)

前項の1DKとの違いは、ただのダイニングキッチンではなく『リビング』ダイニングキッチンなので、リビングとしても使える広めの部屋になっていることが特徴です。

具体的には、リビングダイニングキッチン部分が「8畳以上」の広さがある場合に、LDKとなります。

一部屋(この例の場合:洋室6畳)の大きさよりもLDKのスペースが広く、さらに収納スペースも多いという特徴があります。

また、1LDKというレイアウトはバブル期以降の1990年代~2000年頃より登場した比較的新しい間取りの形式なので、物件自体の設備が充実しています。

物件の専有面積では、45㎡前後が平均的です。

広いLDKスペースをいくつかのエリアに仮想的に分ける(例えばデスクと本棚を置いた「書斎エリア」、テレビとソファーを置いた「リビングエリア」、ベッドを置いた「寝室エリア」などとする)ことが出来るので

一人暮らしにおいては、使い勝手やレイアウトの自由度は一番高いと言えるでしょう。

但し、ダイニング部分が広くはなりますが、それでも寝室は一部屋しかないので、来客が泊まる場合には工夫が必要なのと、家賃相場が高くなるのが唯一の欠点です。

2DK(部屋二つ+ダイニングキッチン)

1DKと同様、DK部分が4.5~8畳未満の場合で、かつ他に二部屋ある間取りのとき、2DKとなります。

2DKは1LDKとは違い、ダイニングキッチン部分が狭くなるので、その分、一部屋ではなく、二部屋確保できるのが特徴です。

二部屋あるので、一部屋を友人知人など来客が来た時用の部屋として利用したり、一人暮らしだけでなく、新婚カップルや小さい子どもがいる家族など、幅広い層が利用できる間取りとなっています。

物件の専有面積では、40㎡~50㎡ぐらいとなります。

また、1DKと同様、一昔前に主流だったコンセプトの為、1LDKの物件と比べると、築年数が古いものが多く、2DKの家賃の方が若干安く設定されているのもポイントです。

参考:間取り用語略語

cocoparisienne / Pixabay

先ほどの間取り紹介の絵にも書かれていたかと思いますが、賃貸物件の間取り図を見ていると、よく出てくるアルファベットの略語。

部屋の間取りや設備の配置を理解するためにも、知っておいて損ではありません。

例えば同じ1LDKの部屋同士でも、各設備の配置の違いによって部屋の使い勝手が大きく変わるので、間取り図は気を付けて読み解きたいものです。

K:キッチン、DK:ダイニングキッチン、LDK:リビングダイニングキッチン

BR:ベッドルーム、SR:サービスルーム

UB:ユニットバス

RF:ロフト

WC:Water Closetの略、トイレ

AC:Air Conditioningの略、エアコン

収納関係

CL:クローゼット、WIC:ウォーク・イン・クローゼット

SB:シューズボックス、SIC:シューズ・イン・クローゼット

PS:パイプスペース(ガス管や水道管の為のスペース)

MB:メーターボックス(ガスや水道の料金メーターのスペース。パイプスペースとメーターボックスが共有の場合も多い)

W:Washing machine(洗濯機)置き場

R:Refrigerator(冷蔵庫)置き場

間取り以外で確認すべきポイント

キッチンやダイニングキッチンの大きさ

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狭いワンルームや1Kの部屋では、キッチンと言っても、ちっちゃな流しと一口コンロぐらいしか付いてなく、まな板を置くスペースも無いような物件もあります。

あなたが自炊をするかしないかを決めた上で、物件選びに臨みましょう。

せっかく狭い部屋で家賃を抑えても、自炊をせずに外食ばかりだと食費がかさみ、その分を家賃に回した方が良かったなんて場合もあるので、家賃と食費どちらで節約するかを考えるのが重要です。

ユニットバスか風呂トイレ別が良いか

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トイレとお風呂が一緒になっているユニットバスを選ぶか、風呂トイレ別を選ぶかですが、

風呂トイレが一緒だと、お風呂の湿気でトイレットペーパーが湿ってしまったり、トイレの床が濡れてしまい使いづらいという欠点があります。

予算が許すならば、風呂トイレ別にしたいところですね。

収納(クローゼット)の多さ

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狭い部屋を選ぶならなおの事、収納の多さ(スペースの広さ)は重要なポイントです。

狭い部屋で収納が少ないと、収納し切れなかった服や荷物が部屋の中にあふれ出し、それを収納するために衣装ケースやシェルフなどを購入し収納スペースを確保しなければなりません。

すると、狭い部屋がさらに狭くなることはもちろん、見た目にも部屋の中がスッキリしません。

そうならないためにも、収納の多さ(スペースの広さ)は内覧の時によく確認して下さい。

間取り別、住むのに向いている人のタイプと家賃相場(東京23区内)

ここでは、それぞれの間取りに向いている人のタイプと、同条件における家賃相場の比較をします。

家賃相場を参照したのは、住まい探しならSUUMOと、「ネットで賃貸!」でおなじみのCHINTAIです。

東京都23区内に住む場合の各間取りにおける相場について

検索条件は、駅徒歩20分以内、築年数20年以内

ワンルームは専有面積25㎡以下、1Kも専有面積25㎡以下

1DKは25㎡~40㎡、1LDKは30㎡~45㎡、2DKは40㎡~50㎡

でそれぞれ家賃相場を調べました。

一人暮らしでワンルーム向きな人

・家賃を抑えたい人

・バスタブが無くシャワーのみの物件もあり。さらに家賃を安くできる

・荷物が少ない人

・あまり自炊をしない人⇒但し、代わりにコンビニ代や外食費が掛かるので要注意

・部屋を広く見せたい人⇒1Kでは扉がある為、見た目は狭く感じる。(実際の専有面積が一緒の場合)

ワンルームでは専有面積にキッチン部分の面積も含まれてしまっているので、表記されている「洋室8畳」などよりは、実際使える生活スペースは狭くなるので、注意が必要です。
その点、1Kではキッチンが別となっているので、1Kで「洋室8畳」の方が広く使えます。

・家賃相場:5.6万円(江戸川区)~8.2万円(中央区)SUUMO

・家賃相場:5.75万円(江戸川区)~10.9万円(港区)CHINTAI

一人暮らしで1K向きな人

・部屋とキッチンスペースを分けたい。(煙や油汚れが部屋に付きにくい)

・玄関から部屋が丸見えは嫌な人

・家賃相場:6.2万円(江戸川区)~9.6万円(港区)SUUMO

・家賃相場:6.2万円(足立区)~10.3万円(千代田区)CHINTAI

一人暮らしで1DK向きな人

・きちんとしたキッチンがあるので、自炊派におすすめ

・物件や家賃によっては、ユニットバスではなく、風呂トイレ別も選べる

・一部屋は和室の場合もあるが、和室大歓迎の人

・家賃相場:6.2万円(江戸川区)~9.6万円(港区)SUUMO

・家賃相場:7.9万円(足立区)~15.3万円(千代田区)CHINTAI

一人暮らしで1LDK向きな人

・広いリビングスペースがあるので、様々なレイアウトを楽しみたい人。

・ある程度のお給料(手取りで25万円以上)が無いと、東京都内の一人暮らしでは厳しい

・家賃相場:8.0万円(葛飾区)~17.5万円(港区)SUUMO

・家賃相場:8.8万円(葛飾区)~18.5万円(千代田区)CHINTAI

一人暮らしで2DK向きな人

・一人暮らしでも部屋を用途によって使い分けたい方

・友人知人など来客が多い人

・一人暮らしでも将来的に同棲や結婚を考えている方

・家賃相場:8.0万円(葛飾区)~17.5万円(港区)SUUMO

・家賃相場:8.5万円(江戸川区)~19.0万円(渋谷区)CHINTAI

最後に結論:一人暮らしに最適な間取りは?

qimono / Pixabay

一人暮らしに最適な間取りは?に対する結論は、「1K」または「1LDK」です。

ワンルームは、最も家賃が安くなる間取りですが、キッチンでの調理の臭いが部屋中(寝室)に付くのと、玄関開けて部屋が丸見えであるということから難アリ。

1DKでは、DKのスペースの大きさによりますが、少々DKの使い道が中途半端になってしまいます。

このようなことから、「1K」か「1LDK」が一人暮らしにはおすすめです。

但し、1Kでもキッチンスペースが狭すぎたり、コンロの口数が1口しかなかったりと、自炊が難しいような場合は、家賃をせっかく抑えても、食費の方でお金が掛かってしまい、むしろマイナスになる場合もあります。

自炊をした場合、ファストフードやコンビニ弁当、外食中心の場合など、様々なパターンでの1か月の食費については、別記事『一人暮らしの食費、いくら使っていますか?妥当な額と、節約方法』の方で詳しく解説しています。

また、当然ですが、都市部なのか田舎なのかの住む場所によってや、あなたが学生であるか、社会人でも貰っているお給料によっても、選択できる物件タイプが変わってきます。

先ほど東京都内での家賃相場を紹介しましたが、見ても分かる通り江戸川区や足立区など23区でも外れの方だと安くはなりますが、それでもワンルームや1Kで6万円ほどです。これが都心に近い品川や目黒などになると8万円ぐらいまで高騰します。

そのようなことから、家賃はお給料の3分の1に抑えるとすると、新入社員の手取り15~18万円の人が東京23区の家賃の高い場所(他県や都内の郊外と比較して)に住むような場合には、必然的にワンルームか良くても1Kぐらいに選択肢が限られてしまうはずです。

あなたが払える適正な家賃を知るには、別記事『一人暮らしの家賃はいくら?家賃相場と収入別の目安額&家賃の節約方法』もあわせてご覧ください。

についてお伝えします。

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