一人暮らしの健康と栄養管理は、食事付き賃貸マンションやアパートがおすすめ。特徴や料金、専門情報サイトのまとめ

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一人暮らしの不安と、その反対に有ったら助かるなぁと思うものは何でしょうか?掃除や洗濯サービスでしょうか?

やっぱり一番は、毎日の食事の事(自炊する事)ではないでしょうか。

自炊をすれば、栄養バランスが取れ、かつ食費も抑えられることは分かっています。

しかし、仕事で忙しく時間が無い人や作るのが面倒くさい人はもちろん、

一人暮らし経験のない方や、全く家事のできない男性などは、『食事の賄い付き賃貸』を選ぶという方法も有ります。

なお、物件によって、男女混合の場合もあれば、男性専用、女性専用になっている物件も多いので、その辺は心配する必要はありません。

今回は、食事付き賃貸マンションやアパートについて、どのような感じなのか特徴や気になる食事の内容や料金と、「食事の賄い付き賃貸」を提供している不動産業者などをまとめてみました。

ちなみに、SUUMOなどの大手賃貸不動産サイトでは、『食事の賄い付き賃貸』物件の取扱数はごく少数です。(参考までにSUUMOで関東エリア「食事付き」で検索したら、ヒットした物件数はたったの7件でした...)

また、

通常の賃貸物件紹介サイトでは、タグ(分類)上「食事付き」となっている為に検索に引っ掛かってくる場合がありますが、よくよく調べてみると「食事付きでは無い」ことがほとんどで、すごくがっかりするし時間の無駄です。

「食事付き」賃貸物件を探したい場合には、必ず専門情報サイトで探して下さい。

食事付き賃貸マンションやアパートとは?その特徴と費用など

食事付き賃貸は、昔ながらの学生の下宿タイプを除くと、最近の物件では栄養士さんが栄養管理をした上で、

元板前やコックさん(中には食堂運営の民間業者)が栄養バランスの取れる美味しい食事を提供してくれる物件のことを指します。

自炊が出来る人でも、そこまで栄養を考えた美味しい食事を作ることはなかなか難しいので、自炊派の人でも利用者がいるそうです。

そして、食事は通常、朝食と夕食の1日2回が基本ですが、中には、希望者にお昼用のお弁当まで提供してくれる物件や賃貸業者まであります。

間取りは概ね、単身者に向いている『ワンルームまたは1K』で、部屋の広さは東京や大阪などの家賃の高い都市で15~25㎡、札幌や福岡などの地方都市で30㎡前後の物件が多いようです。

中には食事付きの「高級賃貸」マンションもあり、そこでは部屋の間取りは35㎡前後にもなり、高級分譲マンションの「食事付き」版ともいえる物件まで有ります。

そして、ごく一部には、会社役員の単身赴任者向けに、間取り1LDK以上で50~70㎡以上というような豪華な物件(月額家賃も十数万円~30万円以上と高額になりますが。)も存在しています。

一番の特徴は、家具家電などが揃っている物件が大半を占め、鞄ひとつで入居し即生活を始めることが可能という点です。こういった点では、家具家電付きのマンスリーマンションと似ているかもしれません。

また、通常の食事付き賃貸では、ラウンジや談話室、ゲスト宿泊用のゲストルーム(有料)が備え付けられているぐらいは当たり前、

中にはトレーニングルーム(ジム)や大浴場・サウナを兼ね備えている社員寮やビジネスホテルのような趣きの物件もあります。

当然管理人が常駐していて、宅配便など荷物の受取を行ってくれる場合も多いです。

さらには、単身赴任者を気遣ってか、提携病院による無料の人間ドッグや健康診断まで付属している物件まで有ったりと至れり尽くせり、

一般的なマンスリーマンションを借りるぐらいなら、食事付き賃貸物件の方が断然おすすめです。

物件の設備や立地によっても賃料は異なりますが、一般的なワンルームタイプ間取り15~20㎡前後の物件一例を紹介すると、

東京都豊島区大塚の物件では家賃89,000円~、共益費20000円、

東京都江戸川区葛西の物件では家賃64,000円~、共益費14000円、

などとなっています。

普通の賃貸物件と異なり共益費が高めの料金となっている点(中には共益費が月額3万円超という物件も有り)には注意が必要です。

また、共益費以外の費用として、上下水道・ガス給湯料や施設管理費、インターネット使用料、食堂運営費など様々な費用が上乗せされてくる場合もあるので、必ず月額に掛かる費用『総額』で考えて選ぶようにして下さい。

食事の賄い付き賃貸には主に3種類がある

食事の賄い付き賃貸物件には、主に『顧客ターゲット別』に3種類あります。

それぞれの物件種類によって、入居者の条件が変わってくるので、自分にあった物件を選ぶことが大事です。

学生向け食事付き賃貸(下宿や学生会館、学生向けマンション)

大学への進学などで、地方や実家から離れて大学の近くなどに住む場合に利用するのが、学生向けの食事付き賃貸です。

親御さんとしては、自分の息子や娘が初めての一人暮らしで、キチンと栄養のある食事を摂れるかを非常に心配するところですが、学生向けの食事付き賃貸なら心配いりません。

昔からある学生寮や学生会館、下宿スタイルの物はもちろん、最近では株式会社が運営している学生向けマンションなどもその一つです。

特徴としては、社会人に比べてお金のない学生をターゲットにしているということから、家賃も東京都心で上限8万円程度に抑えられ、

また、食費は他の食事付き賃貸では1食毎にいくら(都度実費精算)というスタイルが一般的ですが、

学生向けの食事付き賃貸では、月額2万円などと定額になっているのが特徴です。

当然ですが、入居資格は「学生」である事が条件です。

単身赴任者や独身者向け食事付き賃貸(原則法人契約のみ)

次によくあるタイプが、会社員、特に単身赴任者や独身者をターゲットにした食事付き賃貸です。

会社の方としては、福利厚生の一環として社員寮を設けたいところですが、資金や運営費の問題から、最近では自社の社員寮がある会社は減ってきています。

しかし、それを外部の民間会社に委託することで、コストを抑えつつ社員寮として使える食事付き賃貸が増えています。

会社員には転勤が付きものですが、全国展開している食事付き賃貸業者だと、転勤に伴う社員の移動(住む場所)についても、転勤先の食事付き賃貸に入居してもらえばいいだけなので、社員が物件を探す手間も会社の手間も省け、また社員寮運営のコストも抑えられるので、一石三鳥です。

原則的には、会社と賃貸業者との契約「法人契約」となりますが、会社に保証人となってもらう事で「個人契約」出来る物件や業者も一部にはあります。

そして、付帯設備の豪華さが特徴的とも言えます。

元々ビジネスホテルだった趣きの物件も多く、大浴場や露天風呂、ミニゴルフ練習場などビジネスマンが好みそうな設備を備えている物件も多いです。

ビジネスホテルとマンスリーマンションの中間的な感じ、もしくは海外でよくある食事付き、部屋のクリーニングサービスなどが付いたアパートメント=「サービスアパートメント」のような物でしょう。

但し、基本自分の意志で選ぶことは難しく、どちらかというとあなたの勤めている会社にこのような制度(福利厚生制度、社員規定など)があるかどうかによります。

しかし、あなたの勤めている会社から、上限額いくらまでの「家賃補助」や「住宅手当」などが支給されている場合もあるでしょう。

このような法人契約前提の単身赴任者や独身者向けの食事付き賃貸物件では、会社からの家賃補助額範囲を超えた分は社員本人から徴収するなど、掛かる費用を別々に徴収することも可能だそうなので、

もし、

管理部門や人事部門の人が「食事付き賃貸」の存在を知らない場合は、あなたの方から会社に提案してみるのもひとつの方法かもしれません。

あと社員寮という形にはなりますが、企業が一室から契約している場合も多いので、その建物に住む全員が同じ会社の社員となる事は稀のため、ビジネスホテルの食堂で見知らぬ会社の人同士が食事を共にするのと、さほど変わりありません。

お互い気が合えば、違う会社や異業種の人と仲良くなることも往々にしてあるでしょう。

一般社会人向け食事付き賃貸

学生向け、法人向けどちらでもない場合、一般社会人向けの食事付き賃貸となります。

社宅制度や家賃補助が出ない一般の社会人でも、自炊するのは大変、でも代わりに外食やコンビニなどではちょっとバランス悪いよなぁという方が、

それでも、「やっぱり栄養がある食事をキチンと取りたい。」というニーズは確かに存在しています。

そんな潜在的なニーズを満たしてくれるのが、一般社会人向けの食事付き賃貸です。

中には不動産屋直営の食堂といった形態まであります。まるで水産会社直営の海鮮食事処みたいです。

私も学生時代は4年間下宿(食事付き)に住んでいたので、こういう温かみのある食堂大好きです。

参考:SUUMOジャーナル「入居者のための食堂」が魅力的すぎ!朝食100円、昼食・夕食が500円で食べられるワケー入居者専用食堂トーコーキッチン

肝心の食事内容や月額の食費はいくらぐらい?

定食屋さんや洋食屋のような栄養バランスを考えられた(野菜が無い等あり得ません)、見た目にも美味しそうな食事が比較的リーズナブルな価格で食べられるので、独身者にはうれしい限りです。

学生向け物件(月額定額料金制)では、一日朝夕2食で月額2万円前後です。

単身赴任者や独身者(社会人)向け物件で多い実費精算システムでは、

食事料金は、

物件Aでは朝食250円、夕食550円

物件Bでは朝食300円、夕食700円

物件Cでは朝食420円、夕食1050円

などと、物件により様々な設定となっています。

また、食事のできる時間が特定の1時間~2時間の間に狭く設定されている物件もあれば、3時間~5時間もゆったりと幅を取っている物件もありまちまちです。

そして、

基本的には、土日祝日などは休業(食事提供無し)となっている物件がほとんどなので、その点は注意し、物件ごとに確認して下さい。

ちなみに、全く自炊をせずに外食メインで生活した場合、ファストフードやコンビニ弁当などが中心の場合、完全自炊した場合など、

それぞれのパターンで掛かる毎月の食費は、

にまとめてあります。

この記事を読めば、意外と、ファストフード中心でも毎月の食費が結構掛かっている事が理解できると思います。

食事付き賃貸を選ぶ前に、併せて確認しておくと毎月の食事代把握に役立つはずです。

食事付き賃貸物件提供業者をまとめてみました

単身赴任者や独身者向け(原則法人契約)

PerfectLinks / Pixabay

DORMY BIZ(ドーミー)

専属の管理栄養士によって考えられた栄養バランスの良い献立を、外部のセントラルキッチンを使わず、その場で調理した「朝夕2食」が提供されます。

朝食は、和食洋食どちらかを選べるのもうれしいですね。

また、ドーミーではほとんどの物件で、マネジャー夫妻2名(一部施設では1名)が常駐しているので、男女関わらず安心出来る運営体制が取られています。

基本的には、福利厚生の一環として、会社の「社員寮」としての使い方となるため、会社との相談(法人契約できるかどうか)が必要になります。

通常の2年契約はもちろんのこと、短期での1か月からの利用(マンスリー利用)も可能です。マンスリー利用の場合、1か月を超過した分については、日割り清算も出来ます。

詳細は、DORMY BIZ(ドーミー)でご確認ください。

ダイニチグループ 単身寮・社宅の専門店「Dプライフ」

このサイトでは、東京、横浜の約30件の物件が紹介されています。

法人契約の物件がメインですが、中にはいくつか個人でも契約できる物件が有ります。

詳細は、ダイニチグループ「Dプライフ」でご確認ください。

大阪食堂付き賃貸☆家具付き賃貸「shokujituki.com」

このサイトでは、大阪、新大阪、梅田などの、『法人契約の単身赴任専用』賃貸マンションを紹介しています。

紹介物件の中には、次項で紹介する「カルムイン」の物件なども含まれています。

詳細は、大阪食堂付き賃貸☆家具付き賃貸「shokujituki.com」でご確認ください。

丸紅リアルエステートマネジメント㈱ 単身向け社員寮のカルムイン・高級賃貸マンション

単身向け社員寮のカルムイン・高級賃貸マンションの紹介サイトとなっています。

社員食堂完備で管理人が常駐している食事付き物件「カルムインシリーズ」は、法人契約のみで1室からの利用が可能です。

一方で、家具家電付き高級賃貸マンションでは、個人契約も可能となっていて、全4物件中、「BES仙台新寺コート」のみが食事付きとなっています。

詳細は、丸紅リアルエステートマネジメント㈱ 単身向け社員寮のカルムイン・高級賃貸マンションでご確認ください。

Daiwa LifeNext 法人向け社員寮エルプレイス

食事付き物件は、全て「法人限定」=すなわち法人契約のみとなっています。

基本はシングル(単身者)向けの狭めの部屋が多いですが、ファミリー向け(但し食事無し)の3LDKで80㎡以上、4LDKで100㎡以上もある物件の取り扱いもあります。

詳細は、Daiwa LifeNext法人向け社員寮エルプレイスでご確認ください。

学生向け

食事付き学生マンション・学生会館「UniLife学生マンション」

Unitime Kitchenでは、管理栄養士監修の手作りの食事が朝夕2食食べられるのはもちろんですが、食欲旺盛な若者にはありがたい「ごはんおかわり自由」となっているところが、学生向けです。

また、納豆と玉子だけのような簡易的な朝食ではなく、朝からメバルの煮つけやイカ大根が出てきたりと、朝から食事が充実しているのも特徴です。

さらには、夏祭りやカレーフェアなど季節や行事にちなんだメニューも提供されます。

月額の食費は、北海道で1.9万円、東京都で2.4万円など一部地域で異なる場合もあるようですが、概ね全国どの物件でも2.2万円と均一のようです。

なお家賃は、学生向けとなっていることから、一般の賃貸相場より若干安く、ワンルーム15㎡程度の物件で東京都文京区や豊島区でも7~8万円台、1Kの21㎡程度の物件で杉並区で6~7万円台で探すことも可能です。

詳細は、UniLife学生マンションでご確認ください。

学生会館ほっとステーション

全国の学生会館を紹介しているサイト(サイト運営は「株式会社アドエイト」)です。

食事付き学生会館に絞り込み、東京で検索すると、32件がヒットしました。

詳細は、学生会館ほっとステーション「食事付き学生会館一覧」でご確認ください。

学生マンション.com

「学生マンション.com(毎日コムネット)」は、東京を中心に全国で学生専用マンションを約9000室運営管理しています。

中でも食事付き+家具家電付き+管理人夫婦住み込みで安心の学生寮「COLLEGE COURT(カレッジコート)」は人気です。

なぜなら食事だけでなく、初めての一人暮らしで必要となる家具家電が備え付けられているため家具家電購入費用を抑えることが出来るからです。

食事付きの学生寮は、東京と神奈川で20件、東海、近畿、中国地域で各2件ずつが登録されています。

詳細は、学生マンション.comでご確認ください。

その他:各大学の生活協同組合

あなたが入学する学校の生活協同組合や学校でも下宿や賃貸物件を紹介してくれます。

学校や生活協同組合では、その地域に詳しい物件情報を持っているので、簡単に食事付き物件を探すことが出来るはずです。

詳細は、各学校の学生課や、各学校の生活協同組合などに確認してみて下さい。

各大学生協のサイト検索は、全国大学生活協同組合連合会から行えますので、あなたが通う学校名で検索してみて下さい。

一般社会人向け

単身赴任応援倶楽部(株式会社リロエステート)

このサイトでは、全国に有る「食事付き」賃貸マンションを探すことが出来ます。2013年11月現在で全国約1600件が紹介されているそうです。

但し、首都圏では、そのうち東京都に約200件ありますが、神奈川県や千葉県では5件から7件など数件しかなく、

さらには地方の大都市、大阪で約20件、名古屋、札幌や福岡、仙台でも10件程度、それ以外の中小都市では、1件しか登録が無い場合や食事付き物件がヒットしない県や都市もあります。

あなたが住みたいと考える地域での物件検索は重要です。

このサイトでは、法人契約だけでなく個人契約でも問題ないのが特徴です。

なお、このサイトを利用した際に、全国で「ドーミー○○」と名の付く物件が出てきた際は、法人契約の項目で出てきた「DORMY BIZ(ドーミー)」の管理運営物件と考えて下さい。

詳細は、単身赴任応援倶楽部-食事付き賃貸マンションでご確認ください。

最後に

食事の賄い付き賃貸物件いかがでしょうか?

学生なら、ほとんどの物件で定額料金(月額2万円前後)できちんとした食事が朝夕摂れ、また、ご飯がおかわり自由になっていると、食べ盛りの若い人には食費も抑えられ、自炊するよりもメリットが多いでしょう。

単身赴任者や独身者、社会人向けの物件では、1食いくらとなっている場合がほとんどで、都度実費精算となっているので、飲み会や仕事で遅くなり不要な場合は、事前連絡しておけば、費用を抑えられます。

また、1食いくらの場合は、朝夕2食で1000円前後で収まるので、平日5日×4週=20日で約2万円の食費代となります。その他土日の食事代や昼食代を入れても、月の食費は4~5万円で収まるのではないでしょうか?

正直、自炊するのは大変です。あなたが自炊する代わりに食事を作ってくれて、食事の栄養や健康管理まで任せられるなら、食事付き賃貸物件はむしろ安く、おすすめです。

注:本記事中に出てきた食事の写真は、あくまでイメージです。各物件で写真のような食事が提供されているという事ではありません。実際どのような食事が提供されるのかは、各物件に確認して下さい。

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