photo credit: TheBetterDay Dibea Home Wireless Vaccum Cleaner Quantum via photopin (license)
突然ですが、あなたは、部屋の掃除、めんどくさがっていないですか?
めんどくさいという人は、「なぜ?部屋の掃除が、めんどくさいのでしょうか?」
多分それは、物が多くて家具や荷物をどかすのが大変だから。また、家具の下や壁との隙間など細かい所の掃除が大変だからではないでしょうか。
しかし、考えてみて下さい、入居前の荷物が全くないガランとした部屋ならば、クイックルワイパーでも掃除機でも、何往復かするだけで終わってしまいますよね。
それこそ、ロボット掃除機に任せたら、邪魔なものが全く無いので、スイスイ掃除をやって、その間あなたは何もしなくても、掃除が完了してしまうことでしょう。
このように、掃除を簡単にするためにも、モノを最小限まで減らすミニマリズム(ミニマリストになること)はすごく重要なことなのです。
今回は、「ミニマリストは掃除機を持ってる?ミニマリストの掃除の仕方とは?」と題して、ミニマリスト的に、掃除機は必要か?必要無いならどうやって掃除をしているのか?
掃除道具やミニマリストにおすすめする掃除機を紹介します。
掃除をする前に。
ミニマリストであろうとなかろうと、掃除をする前には、部屋の中に出ている荷物をあらかじめ片付けておくと、掃除をするのが簡単になります。
掃除をし易くする目的の為に、ミニマリストを目指して物を極力減らす努力をしてもいいでしょう。
また、出ているモノが多いと、そのモノ自体にホコリが付着して、ホコリを落とす(はたきなどではたく)作業にも時間が掛かってしまいます。
出来る限り、荷物を収納するなどして、ホコリをかぶらない工夫も大事です。
あとは非常に基本的な事ですが、掃除は高い所(天井付近)から、中段(棚や机)、最後に低い所(床)の順番でするのが鉄則です。
ミニマリストに掃除機はいらないのか?
掃除機がいらない場合
一人暮らしのワンルームなどで、部屋の間取りが狭く(10~20㎡)、かつあなたがミニマリストでモノが非常に少ない場合、
この場合は、ハッキリ言って掃除機は不要だと思います。
掃除機を使わずとも、クイックルワイパー(フローリングワイパー)で何往復かすれば、それだけで、十分な掃除が完了します。ものの5~10分もあれば終わるでしょう。
掃除が終わって、ほこりやゴミが取り切れているかは、あなたの「足裏センサー」で確認してみれば、良く分かります。ちょっとでも残っていると、ザラザラする感じがします。
そんな時は、もう一回掃除をして再度チェックしてみて下さい。
掃除機が必要な人
フローリングの継ぎ目などに入り込みやすい、ミクロン単位の非常に細かいゴミは、掃除機で吸引しないと、取り切れません。
人によってはこのような微細なゴミ(ハウスダスト:小さなものでは0.5ミクロン)から、ぜん息やダニアレルギーの原因となってしまいます。ペットを飼っているお家も注意が必要ですね。
特に猫を飼っているお家では、猫アレルギー対策として徹底した掃除と空気清浄機との2段構えで対策する必要があります。
(見た目だけでなく)徹底的にきれいにしたい方は、掃除機を使った方がいいでしょう。
但し、非常に細かいチリは、掃除機の排気によって空気中に巻き上げられると、その軽さから1時間以上空気中に漂うような場合もあります。食事前の掃除などでは特に注意しましょう。
掃除機以外の選択
しかし、掃除機にも一つ難点が。それは吸引力のせいで、結構スゴイ音がすること。その為、夜間に掃除機を使うとか近所迷惑なことは出来ません。
これ、平日昼間働いている一人暮らしのお家では致命的なんですよね。そうなると、忙しいこともあり、掃除は昼間に時間の取れる週末だけという選択になってしまいます。
このような場合には、日本古来の「ほうき」と「チリ取り」という掃除道具が便利です。これであれば、平日夜でも気兼ねなく掃除をすることが可能です。
また、掃除機ではありますが、吸引タイプで無いロボット掃除機「iRobotのブラーバ」であれば、吸い込み式ではなく『床拭き』ロボットなので、うるさい音もせず、夜間の使用でも全然問題ありません。
ちなみに、お掃除ロボットで超有名なルンバ(これもiRobot社製)は吸い込み式です。
解決策としては『床拭き』ロボットが良いかもしれません。
ミニマリストも愛用する掃除道具3選
クイックルワイパー(フローリングワイパー)
フローリングの床掃除用のお掃除シートと言えば、クイックルワイパーが代名詞です。
100均でも代用品が数種類も売られているので、お好みのものを使用して下さい。
マイクロファイバーのホコリ取り
クイックルワイパーで床面の掃除はできますが、パソコンのキーボードやテーブルの上、カーテンレールなど高い場所のホコリを取るには、マイクロファイバーで出来たホコリ取りやモップで掃除すると、便利です。
また、マイクロファイバーモップには、静電気を発生させ微細なホコリを吸着して取り除く効果が期待できるため、床掃除にも効果的です。
ウエットティッシュ
ウエットティッシュはササッと拭くことが出来るので、子どもが飲み物や食べ物をこぼした時や、料理直後のレンジ周りの掃除に使うと、食べこぼしや油汚れも固まる前なので簡単に汚れを落とすことが出来ます。
また、除菌機能のある製品がほとんどなので、気になる場所の除菌を手軽に出来るのもうれしい点です。
ミニマリストにおすすめの掃除機5選
通常のキャニスタータイプの掃除機は、結構場所を取るので、ここではスリムに収納できるスティックタイプの中から、ミニマリスト向けの機種を取り上げました。
一戸建てで、階段部分の掃除が必要な場合や、2階までの上げ下ろしが大変な場合などに、重さも軽いコードレスタイプの掃除機は重宝します。
もし、収納場所よりも吸引力を求めるなら、コードレスではなく、断然コード付きのシンプルな掃除機がいいでしょう。
マキタ CL107FDSHW(コードレス)
重量は1.1㎏と軽い為に、掃除機を掛けるときが非常に楽で使いやすい製品です。実勢価格は約14,000円です。
コードレス製品なので、実使用可能時間は10~20分程度ですが、ワンルームなどの比較的狭い部屋に住んでいるミニマリストであれば、全然問題無いでしょう。
なお、この型番の商品は軽量バッテリー(10.8V)搭載の為、連続使用25分(カタログ値)となっています。
吸い込み仕事率は32Wとなっています。コードレス製品に過度な吸引力を期待してはいけません。なんたって、コード付きの製品は家庭用電源100Vを利用しているのに対して、この製品は10.8Vで駆動しているのですから。
コードレスとしての軽さや使い勝手の良さを最大限生かすべきでしょう。
![]() | 価格:14,300円 |
なお、別売りのマキタサイクロンアタッチメント(A-67169)を利用すると、紙パックが節約でき、かつゴミ捨てが楽になるのでおすすめです。
![]() | マキタ サイクロンアタッチメント A-67169 クリーナ本体のゴミ捨て頻度約1/6 クリーナ別売 先端アタッチメント makita ★ 価格:2,684円 |
同じシリーズで、バッテリー違いの機種(CL182FDRFW:旧型機、CL282FDRFW:新型機)が他に存在し、18Vバッテリー搭載の上位機種は約3万円します。
ダイソン サイクロン V10 Fluffy
吸引力が落ちない掃除機「ダイソン」のコードレスタイプのモデルです。
コードレス掃除機の場合、パワフルな吸引力が有っても、バッテリー駆動時間が短くては意味ありません。その点、この製品は最長60分もの使用が可能(旧モデルのV8では最長40分だった)です。
但し、強モードにするとバッテリーの減りが早いのと、騒音は80dbを超えるので、結構な音がします。騒音がどのぐらいか気になる人は以下の動画で確認して下さい。
またダイソンの場合、吸引力もそうですが、クリーナーヘッドに工夫があり、それとの相乗効果で、よくゴミが取れるみたいです。
なお、ダイソンは、欧米のメーカーであるため、大柄な欧米人に合わせたサイズ感となっている為、小柄な日本人女性が使う場合は、かなり大きくて使いづらいかもしれません。その点は、販売店舗に行って現物を確かめた上での購入をおすすめします。
重量は約2.6㎏、価格は実勢で50,000円前後となっています。
![]() | 価格:48,900円 |
ツインバード サイクロンスティッククリーナー TC-E123SBK
2012年から製造されているロングセラー商品。その魅力は何と言ってもそのお値段。4,000円以下で買えるコード付き掃除機です。
重量1.7㎏、吸込仕事率70Wです。
吸引力も数万円の掃除機にも勝るぐらい強力で値段以上です。紙パック式ではないので、ゴミ捨ても楽だし、紙パック代もコストカット出来ます。
ON/OFFスイッチや電源コードの根本が壊れやすい(電源コードの自動巻取り機能も省いている)とか、フィルターをこまめに掃除しないと吸引力が落ちるなど、色々と細かい点で、使い勝手や問題点は有るようですが、
この値段ならば、掃除機としての基本が抑えられた「コスパ最強」掃除機では無いでしょうか。この値段で壊れない日本品質を求めるのは酷かと。
なお、壊れてもこの値段なので、リピ買いするリピーターも多い商品です。
![]() | TWINBIRD(ツインバード) TC-E123SBK [サイクロン スティック型クリーナー] 価格:3,748円 |
アイリスオーヤマ 軽量スティッククリーナーサイクロン式 IC-S2-S
ツインバードの製品と価格でも競合する「アイリスオーヤマ」の掃除機。重量1.6㎏、吸込仕事率90Wです。
シンプル構造の為、回転するブラシが無く、髪の毛などが絡まって外すのが大変という事もありません。
吸引力は強いものの、『音がかなり大きい』という意見は結構あるようです。
その為、忙しい一人暮らしの方では、平日夜に帰ってから掃除をするのははばかれることでしょう。
ただ、値段は3,480円(税抜き)とコスパはかなりいい製品です。
iRobot ブラーバ 240jet
掃除ロボットと言えば、iRobot社のルンバ(Roomba)が有名ですが、この製品「ブラーバ240jet」は、通常のロボット掃除機とは違い、
吸引式ではないので、動作音もすごく静かで、夜間でも全然問題なく使うことが出来ます。
この製品は掃除機ではなく「床拭き(水拭き)」ロボットとなっています。
その点、水拭き出来る「床拭き(水拭き)」ロボットであれば、これらの汚れも落として、フローリングなどの床を清潔に保つことが出来ます。
なお、こちらの製品は、ミニマリストの「しぶ」さんも所有していて、一押しです。
![]() | ブラーバ240jet アイロボット 床拭きロボット 水拭き 雑巾がけ 静音 落下回避 花粉対策に B240060 価格:32,800円 |
最後に
今回は、「ミニマリストは掃除機を持ってる?ミニマリストの掃除の仕方とは?」と題してお送りしました。
いかがでしたでしょうか?
部屋がキレイになるのは、非常に気持ちの良いことです(風水的にも運気が上がるとか邪気が払われると言われています)が、掃除は苦行ではありません。
部屋の掃除は、あなたの部屋の間取りや生活スタイルに合わせて、あなたに合う掃除機なり掃除道具をチョイスして、とにかく掃除はラクをしましょう。
その為には、まずモノを減らす、小さくする、ミニマリスト化が重要です。
では、また次回。