ミニマリストと貯金。田舎暮らしやノマド生活、そして旅まで。

ミニマリスト
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前回は、ミニマリストとクレジットカードを含む、キャッシュレス生活との関係についてお伝えしました。

キャッシュレス生活を送ることで、時間の節約になったりポイントが貯まったりして、色々な意味でお金が貯まりやすくなることを理解してもらえたと思います。

さて、今回は、ミニマリストと貯金について、貯金の額は各個人色々だと思いますが、

ミニマリストになると、貯金が貯まりやすい「体質になる」点について、コスト意識を中心にお伝えします。

また、住む場所に縛られるだけがミニマリストではなく、住む場所さえ固定しない、ノマドワーカーや、軽トラキャンピングカーで日本一周している方達の紹介もあります。

ミニマリストになると貯金が出来るようになる理由

必要なモノと必要でないモノを見極められるようになるから

もしあなたがミニマリストを目指そうとすると、最初にすることは何でしょうか?

まずは、今あなたが持っている物を断捨離⇒要るものと要らないものとに分ける⇒要らないものは売却・処分、保険などは解約ということになるはずです。

この、『すべての物事に対して』、必要かそうでないかを見極める能力を鍛える&磨くことによって、それまで掛かっていた余計なコストを減らすことが出来るようになります。

まだ若くて20代で健康なのに、生命保険会社のお姉さんに勧められて、高額な生命保険(医療保険)に入ってしまってないですか?

通勤で使わず週末しか出番がないのに、車を所有していませんか?

それ以外にも、スーパーで買えばおよそ半額なのに、日常的にコンビニで高い値段でペットボトルのジュース買ってないですか?スタバの常連になっていないですか?

会社の付き合いという理由だけで、大して仲良くない会社の人と「必須ではない」飲み会に行っていませんか?

このように、あなたにとって「そのモノやコト」が必要かどうかは、見栄や世間体、ステータス、他人に勧められたからなどの理由で決めるのではなく、あなたの価値基準で決めればいいのです。

あなたが価値を感じられないモノやコトにお金を使っているのは、ただの浪費です。

八方美人で、付き合いは広いけど、深い友達がいない人っていますよね。それは、その場の状況や環境で、あなたがその人にとって都合が良いからなだけで、その状況が変わったらどうでしょうか?

その後、連絡取りあったり、付き合いって続いていますか?

引越ししてしまったら、意外とその後音沙汰無しなんてこともあるのではないでしょうか?

10年で7回も引っ越しを経験して来た自分には、身を持って良く分かります。引っ越して物理的な距離が離れると、皆さん結構あっさりしているものです。

人付き合いも、この人とはすごく気が合うなとか、よく理解してくれるなとか、そういった深い関係にならなそうな「ただのお友達」は、断捨離して下さい。

付き合う時間もお金も無駄です。人付き合いも大事な人だけに絞り込みましょう。

ミニマリストの方たちの考え(教え)

ジョシュア・ベッカー(アメリカ人・牧師)

ミニマリズムの教祖ともいえるアメリカ人のジョシュア・ベッカー氏(月間アクセス数100万人を誇るWEBサイト「ミニマリストになる(Becoming Minimalist)」の創設者)によると、

ミニマリズムが軌道に乗ると、わかりやすい見返りがある。ものを買いすぎなくなるので、お金が貯まるという見返りだ。私はこのお金のことを、ミニマリズムという投資による配当だと考えている。

引用元:より少ない生き方ーものを手放して豊かになる(ジョシュア・ベッカー著、桜田直美訳、かんき出版)

より少ない生き方 ものを手放して豊かになる

そして、「ものもお金も余ったら手放すことが大事」

ミニマリズムとは、いちばん大切にしているものを最優先にして、その障害になるものはすべて排除すること。ミニマリズムのいいところは、ものが減ることではない。本当の利点は、豊かさが増えることだ。

と教えています。

ミニマリストしぶさん

株式会社「ミニマリスト」を立ち上げた20代の社長で、ミニマリズムを実践しているミニマリストの「しぶさん」。

ミニマリズムを実践するため、「ものを残す時」「ものを捨てる時」にも役立つ原則は、

いる物は3ルールで見抜ける。「お金」「時間」「楽しみ」を残せばOKです。

ちょっと具体性が無く、何のことかピンとこないですよね。良く分からないので、詳しくは、以下のYoutubeで確認して下さい。

いる物は3ルールで見抜ける。「お金」「時間」「楽しみ」を残せばOKです

画像引用元:YouTube

ミニマリストしぶさんは、福岡県在住で2020年1月現在では、家賃3.5万円、6畳のワンルーム住まいで、1か月の支出は約8万7000円程度だとか。

やっぱり、月額の支出を抑える基本は、家賃と食費ですね。

しぶさんのように、

月額の支出を10万円以下で抑えることができれば、手取り15万円で月額貯金5万円(年間60万円)、手取り18万円で月額貯金8万円(年間96万円)も出来てしまいます。

冠婚葬祭や急な出費を除いても結構な金額を貯金できると思いませんか?

参考:ハウスメイトNAVI「ミニマリストに聞いた!シンプルでお金を使わない生活のコツ」

ちなみに、2019年4月以前は家賃1.9万円(4畳半のワンルーム)の物件に住み、家賃含めて月額7万円程で生活していたそうです。

また、4畳半から3畳半とさらに狭い部屋にも住んでみたことが有るそうですが、居心地が悪くて解約した理由も以下の動画で紹介されています。

ぶっちゃけ辛い。ミニマリストが4.5畳から3.5畳に引っ越した感想

画像引用元:YouTube

ミニマリストでも、狭すぎる部屋はやっぱりダメみたいです。

ミニマリストに限らず、家計管理が上手な人はこうしている

ミニマリストのしぶさんも言っていますが、

あなたが生活するのに最低限必要な月額を、まずは計算してはじき出して下さい。しぶさんの場合は、月額約9万円です。

あなたの収入額から最低限の支出分を引いた、それ以外のお金を、貯金や自己投資(場合によっては投資信託や株式投資などもOK)に回したりして、お金を増やすための「種銭」を作りましょう。

さらには、無理しなくても容易に削れそうな支出(携帯を格安SIMに変えるとか、散髪を1000円カットに変えるなど)を探してみて下さい。

そうすることで、貯蓄額は確実に増やしていくことが可能です。

ミニマリストの人たちがなぜ、貯金が増えていくのか、若くしてヤングリタイヤする人までいるのか、分かり易く解説しているYoutube動画があったので、是非見て下さい。

第168回 【朗報】大金持ちは無理でも「小金持ち」になら誰でもなれる理由【お金の勉強 初級編】

画像引用元:YouTube

また、支出をザックリ丸ごといくらではなく、項目ごとに分け、特に変動幅の大きくなる「食費」「交際費」「雑費」に関しては、項目ごとの予算内で収めるように封筒(財布)を別にするなどの、物理的な工夫も大事です。

銀行口座やクレジットカードなどと連携することで、ほぼ自動で家計簿をつけることが出来る超簡単な家計簿管理ソフト(Money Forward)については、

で紹介しています。入力の手間なく非常に便利ですから、使ってみて下さい。

ミニマリスト生活でかかるコスト

部屋とお金と私

ミニマリストの場合、所有している荷物を最小限に出来ることから、同じ一人暮らし、家族暮らしでも、一般的な人よりは、間取りの狭い部屋や物件で生活することも可能だと思います。

そうすると、一般人より間取りや価格帯をワンランク下げた物件にすることで、毎月の固定費(家賃)を下げることが出来ます。

毎月の固定費(家賃)は、物件を契約してしまうと食費のように自分の努力では下げることが出来ないので、大きく効いてくるところです。

携帯のプランや保険の見直しをしたりするよりも、これだけでかなりの節約です。

一人暮らしの適切な家賃は、収入額に対する比率別に以下の記事で詳しくシミュレーションしています。また、一人暮らし向きの物件を探すコツや家賃を抑えるコツも紹介しています。是非併せてご覧ください。

荷物の量に比例するモノの管理コスト

一般的には、モノを収納するスペースが足りないから、広めの物件を借りて一部屋を物置部屋にしている人も多い事でしょう。(昔の私もそうでした。)

さらには、それだけでは足りず、中には月額いくらか払ってトランクルームを借りて、そこにあふれた荷物を保管している人もいます。

荷物を大幅に減らせば、それらの荷物を保管しているだけのコストを削減できます。

物置部屋一部屋分(約9畳分)に相当する不用品を断捨離した時の「私の実録」は、こちらの記事で詳細を紹介しています。

ミニマリストであれば、極力モノを減らし「物置部屋無し」「トランクルーム不要」を目指しましょう。

また、モノが多いとそのモノを探す手間(時間)も多く掛かってしまいます。モノを探す時間を削減するためにも、モノを減らすとその効果は大きいです。

さらには、部屋の中にものが多いと、ごちゃごちゃしていて落ち着かなかったり、圧迫感を感じたりします。

掃除をするのも、荷物をどかして、整理してと非常に時間が掛かってしまいます。

所有するモノの質を追求すると意外とお金は貯まらない

ミニマリストになって、大事なモノと大事じゃないモノがハッキリしてくると、モノの数自体は減るのですが、次の段階として、大事なモノには質やこだわりを掛ける場合が往々にしてあります。

お金持ちの方たちは、一つの財布やブランドバックを長く大事に使ったりしているので、それ自体は悪いことではありません。

しかし、現在のあなたの収入に見合ったモノを持つようにしないと、身の丈にあっていないお金を使うことになり、結果お金は貯まらなくなります。

同じTシャツでも、1枚1000円のTシャツではなく値段の高い4000~6000円もするようなTシャツなら、10年着てもプリントが剥がれたり、首回りがヨレッとすることはなく長持ちしますが、

かと言って品質が良いからと言って、Yシャツ1枚に3~5万円も掛けるべきなのでしょうか?

ましてや、あなたが月給20万円しかもらっていないとしたら...

しまむらや、ZARA、ユニクロなどのファストファッション、ルイ・ヴィトンやエルメス、プラダなどの高級ブランドの原価率がどのぐらいか、あなたは知ってますか?

原価以外の価格の上乗せ分は、ブランド料だったり、販売員への報酬として乗っているのです。そうじゃなかったら、銀座の一等地とかに店を構えられませんよね。

以下の参考記事では、ブランド品が50%OFFで売られていても利益が出る仕組みが紹介されています。

参考:ACTIVISTA「アパレルの原価率はエグい!本当に買う価値があるか見極める」

その「モノ自体」にお金を払っているのか、「体験(コト)」にお金を払っているのかを意識する

よく、議論の的に上がるものの一つに、スタバのコーヒーの原価の話があります。

コーヒーなんて、ジャコウネコから取れる貴重な豆「コピ・ルアク」でも無い限り、原価なんてたかが知れています。スタバで原価率10~20%付近ではないかと言われています。

スタバのドリップコーヒーが330円(税抜き)で、原価20%だと仮定すると、原価はたった66円です。だったらそれ以外の250円以上は何に支払ってるのか?

お店の快適なソファや音楽、照明などの雰囲気や、カフェで仕事する場合の「場所代」ではないでしょうか?

その「店内の体験(コト)」に対してそのお金を払うのなら高くないと私は思います。

一方で、その「店内の体験」に対してお金を払わず、テイクアウトしてしまうと、純粋にコーヒーの原価に対してだけお金を払ってることになってしまい、もったいないことをしているなぁと思ってしまいます。

このように、その商品自体の価値にお金を払っているのか、商品以外の様々な体験(顧客対応)や要素などにお金を払っているのかを意識することは非常に重要です。

これと似たような話として、大衆車の代表トヨタのカローラ、日本で購入すると、200万円ほどで購入できるのに、シンガポールで購入して乗ろうとすると、税金等が非常に高額な為にカローラが1000万円(車両購入権や税金、諸経費込)にも跳ね上がるそうです。

これって、車自体の本当の価値(車の品質や性能)とは関係ありませんよね。シンガポールで車に乗ることのプレミア価格がそうさせているだけなのです。

「モノやコト」のコスパを見極める力は、ミニマリストにとっても非常に重要。
何に対して、そのお金を払っているのかを意識する。

ミニマリストと貯金。田舎暮らしやノマド生活、そして旅まで。

収入はなかなか増えませんが、毎月の支出は減らすことが出来る

貯金が出来ない人の言い訳。給料が安いから。子どもの教育費が結構掛かるんだよね。等々。

こういうことを言っている人、収入と支出のバランスの適正化(毎月の貯金額の設定)したことあるんでしょうか?

そもそも、大した収入も無いのに、家賃の高い都市部に住んでいませんか?

有利子奨学金を利用してまで、大学へ行っていないですか?就職と同時に、借金抱えたマイナス状態からの出発となってしまいます。

ミニマリストになって、余計な物を削り、資源を集中化させても貯金をするのが難しいでしょうか?

または、副業等で収入を増やすなど、対策は実施していますか?

お金の使い方をあまり考えないと、基本的に人はお金があればあるほど(収入が増えれば、増えた収入に応じただけ消費も増えていく)、お金を使ってしまう習性があるそうです。

ですから、

収入の多少に関わらず、毎月一定額の貯金ができている人は、最初に毎月の貯蓄額を決め、毎月給料からその額を引いた残りのお金で、生活のやりくりをしているという原則があります。

田舎暮らしやノマド生活、そして旅まで。

大してお金も無いのに無理して高い家賃払ってまで、東京都内で一人暮らしする必要ありますか?

狙い目は、一人暮らしでも生活しやすい家賃設定の「有名地方都市」。例えば札幌、仙台福岡とかです。

この辺りの地域であれば、公共交通機関の発達している便利な都市部でも家賃3~4万円程でワンルームが借りれます。東京23区内だったら、6~7万円はくだらないでしょう。

この家賃(固定費)の差は大きいです。

毎月掛かる生活コスト(特に家賃)を考えると、東京や大阪の大都市ではなく、便利な地方都市で暮らすのが良いかもしれません。

ミニマリストではありませんが、ブロガー兼ユーチューバーの「イケダハヤト」氏なんて、高知県の山奥(限界集落)に住んでますからね。

近年、特に田舎の市区町村では、都会などからの定住者に対して一時金が出たり、住宅の補助金などが出る制度を打ち出しているところもありますので、

若くても、田舎暮らしでもOKという価値観の方は、ネットが繋がる&アマゾンですぐ商品が手に入れられる「便利な田舎」で暮らして、コストを抑えるという方法もあります。

今の時代、インターネットにさえ繋がれば、ブログやYoutubeで情報発信したりすることで広告収入を得られたり、クラウドワークで遠隔地から仕事を行うことだって出来るのですから。

その最たるものが、世界各地を旅しながら(海外で暮らしながら)仕事や生活しているノマドワーカーや、ユーチューバー達ではないでしょうか?

この辺の「どこに住むか」はあなたの価値観と照らし合わせて決めて下さい。

中には、定住する家を持たず、軽キャンピングカーで全国転々としながら、日本一周中のカップルもいます。

この方達(こんちゃん、あーちゃん)は、旅をしながらにも関わらず、二人で月の出費は6~7万円だそうです。

【登録者5万人記念】質問コーナー30連発!車で暮らして旅するふたりが、正直に全て答えます!!

画像引用元:YouTube

この動画を見ていると、ミニマリストが必要最小限のモノに囲まれて生活(日常)を送るだけではなく、それまでの貯金を有効に使って、コト(体験や経験)にお金を使うのも大事だなぁと思わせてくれます。

特に、若くてあまりしがらみの無い内に、ミニマリスト生活を1~2年続けて貯めたお金で、その後思い切って長期の旅に出てしまうのもアリだなぁと思います。

最後に

お金は、貯金するためだけのツールではありません。「金は天下の回り物」と言われるように、有効に使ってなんぼです。また、あなたが死んだ後に墓場までお金を持っていくことは出来ません。

貯蓄に励んでもいいですが、人生の素晴らしい経験や体験に使うのもまた素敵な事です。

ミニマリストとお金。あなたがいかなる状況、たとえ貧乏になったとしても、最小限の生活で生き抜いていける自信が付けられたら、それはもう立派なミニマリストでしょう。

今回の記事が、あなたのお金の使い方について、一度よく考える機会になれば幸いです。

では、また次回。

と題してお送りします。
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