ミニマリストと引っ越し。超絶ラクなミニマリスト流の引っ越しとは?

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さて、ここまで数回にわたり、ミニマリストの方たちの持ち物などについて、お伝えしてきました。

ミニマリストと言えども、荷物の量は、一人暮らしなのか、家族で暮らしているのか、また奥さん一人だけがミニマリストで、残りの家族は普通の人である場合、反対に家族全員でミニマリズムを実践している場合など、様々な状況やスタイル、考え方があります。

その為、「ゆるミニマリスト」や「ガチのミニマリスト」など、ミニマリストでも様々なタイプ(流派?)があります。

今回は、「ミニマリストと引っ越し。超絶ラクなミニマリスト流の引っ越しとは?」と題して、引越しと切っても切れない関係にある「引っ越し荷物」と、所有している荷物が最少(ミニマム)と言われるミニマリストとの関係から、

「超絶ラクな」引越し(ミニマリスト流の引っ越し≒引越しの最適解)について考えてみます。

ミニマリストとは?

「モノがあふれている=豊か」という考えではなく、自分にとって必要最小限の「好きな」「お気に入りの」「使いやすい」「機能的な」モノだけで生活する『シンプルな生活=シンプルライフ』の中に、

効率化や自由な時間、人間関係(人志向)、モノの豊かさではなく「心の豊かさ」を求める、そのような価値観の人たちをミニマリストと呼びます。

そして、引越しという観点から見た場合には、

荷物の量と引越し移動距離に比例して、引越し費用は高くなる。

という引っ越しの大原則があるので、

荷物を必要最小限まで減らしているミニマリストは、

引越しにも最適な方達であると、言えるでしょう。

あなたも引っ越しを機にミニマリストデビューしませんか?

引越し費用は荷物の量で値段が決まる

先ほど話をしたように、引越し費用の見積もり金額が大きく変動する要因、それは「引っ越し荷物の量が多いか少ないか」です。

これにより、手配する引っ越しトラックやレンタカーの大きさなど、引っ越し手段が決まることはもちろん、

近年社会問題となっている、引っ越し繁忙期(例年2月末~4月初)の「引っ越し難民」になってしまうかどうかも、荷物の量=引越しの手軽さ(大変さ)に大きく依存していると言えます。

「引っ越し難民」問題では、特に荷物の多い、家族向け引越しで、長距離(500㎞以上:東京⇔大阪間など)の場合に、非常に困難に直面しています。

引っ越し見積額も100万円越えという話が普通に出てきている異常事態となっています。(5~10年前であれば、高くても30万円程度)

極端な話、あなたが鞄ひとつで引っ越し出来るのであれば、何も引っ越し業者やレンタカーを利用する必要すら無く、

あなた自身の移動手段、公共交通機関などさえ確保できれば、引っ越しすることが出来てしまうのです。

引っ越しする時に特に問題となるのは、大型家具や家電

引越業者などを使わないと運ぶのが難しいのは、ベッドやソファなどの大型家具、洗濯機や冷蔵庫などの大型家電です。

これら大型の引っ越し荷物を無くすことが出来れば、残りの荷物は、ダンボールなどに収納し、通常の宅急便などを利用して、自分の新住所宛てに送ってしまうことで、

引越しすることが出来ます。

また、

大型の家具家電:大型家具などを運ぶことが出来る「家財宅急便」などを利用

ダンボールの荷物:クロネコヤマトの宅急便など宅配サービスを利用

と引っ越し荷物を分けて輸送することで、引っ越し業者を利用せずに引っ越しを完了させることも可能です。

冷蔵庫や洗濯機のみを輸送する際の各社のサービスや料金相場については、以下の記事でご確認ください。ベッドやソファーなどの場合でもサイズや重量部分を読み替えれば、同じサービスが利用できます。

冷蔵庫を引っ越しする時の相場やおすすめの業者は?冷蔵庫の引越前準備

洗濯機を引っ越しする時の相場やおすすめの業者は?洗濯機の引越前準備

あなたが持っている荷物全てが、「今でも」必要とは限らない

あなたが昔、若くてスリムだった時に買った当時流行の服。いつか痩せて着たいと思っていませんか?また、そのデザインの服、令和の現代でも街で着れますか?

子供が幼稚園の時に書いてくれたパパの似顔絵、小学校で作った夏休みの工作。学生時代のノートなどなど。

これらは「今の」あなたにとってそれほど大事なものでしょうか?最近見返したり、ダンボールの中から出してきたのはいつですか?

必要に応じて、大事なモノは写真を撮ってデータとして保管し、実物は捨ててしまう事だって出来るのです。

引っ越し荷物の断捨離の仕方については、

引越し侍を描いた映画「引っ越し大名!」と原作「引っ越し大名三千里」に学ぶ引っ越しのコツ

の中で紹介しています。断捨離以外の、その他の引越し準備のコツなども多数載せています。物語形式となっていて、面白く読めると思いますので、是非どうぞ。

また、以下の動画ではミニマリストのエリサさんがミニマリストの思考から、ものを減らすコツを教えてくれています。

ちなみに、「ミニマリストのエリサさん」も過去は非常に物が多く捨てられない性格だったそうです。

画像引用元:YouTube

あなたには不要でも、そのモノを必要としている人は世の中居ます

前の項目の内容と関係しますが、あなたにとっては不要なモノでも、他人にとっては、まだまだ使えて、必要とされるモノもたくさんあります。

先ほどの話では、今のあなたにとってサイズが合わない革ジャンでも、他の誰かにはサイズが合う為に、捨てずに売れるということが言えると思います。

特に、デザインが普遍的なモノや流行に左右されないものなどや、また新製品(新モデル)が出た後の旧型品(従来モデル)は、性能がそんなに変わらない割に、新製品より割安の値段で買えるので、買いたい消費者はたくさんいます。

一昔前までは、特に衣類や日用品など人が使用した中古品に対して、一種の嫌悪感のようなものがありましたが、現代ではそんなことも無く、中古品やリユース品を購入して使うことも当たり前になっています。

それを後押しているのが、リサイクルショップや、ヤフオク・メルカリなどの個人売買の仕組みです。

不用品をただそのまま捨てるのではなく、リサイクルショップや個人売買に出品すれば、あなたにとっての不用品がお金に変わることも多々あり、お小遣いにしたり、引越し費用の足しにすることだって出来ます。

引っ越し前に時間が取れる人は、フリマアプリなどで不用品をしっかり現金化するのも大事です。

コメ兵(KOMEHYO)では、メンテナンス力に自身が有るからこそ、特にブランド品で高額査定してもらえます。

コメ兵宅配買取では送料、キャンセル料無料。

また、査定前に値段が確認できる『LINE査定』も好評です。

不用品を眠らせておくのはもったいないですよ。

ミニマリストの引っ越し荷物

各ミニマリストの方たちが、普段、「何を」「どの程度」の荷物を所有して生活しているかについては、以下の各記事で紹介しています。

ミニマリストと言っても、一人暮らしのミニマリスト、家族連れのミニマリスト、更には持ち物の種類から個人個人の嗜好、何を重視するのかまで様々です。

あくまで参考程度に考えて下さい。

また、あなたが現在ミニマリストでなく、ミニマリストを目指そうと考えるのならば、

いきなり不要なモノを全部捨てるのではなく、段階的に捨てることで、あなたのミニマリストとしての適性も分かるので、少しづつ理想のミニマリストに近づくやり方を、私は、おすすめします。

ミニマリストが引っ越しするときのダンボール数は?

一般的な荷物量の場合(ミニマリストではなく一般人の場合)、間取りの広さと人数別に、必要となるおおよそのダンボール枚数は、以下の通りとなっています。

間取り別ワンルーム1K~1LDK2DK~2LDK3DK~3LDK4LDK以上
ダンボール必要枚数10~15枚20~30枚40~60枚50~80枚80~120枚以上
人数別単身2人3人4人以上
ダンボール必要枚数10~15枚20~30枚40~60枚50~80枚以上

これが一般的基準(各引越業者もこれぐらいを標準と想定している)となり、あとはその人のミニマリスト度合いによって、一般の人の半分や1/4の場合もあれば、次に紹介する「スーツケース+α」で収まってしまう、驚異のミニマリストまで様々です。

ミニマリストの中には、引っ越し荷物がスーツケース1個と少々の荷物だけで、タクシーで引っ越し可能という人も...

自身のミニマリスト振りが高じて、「株式会社Minimalist」を立ち上げた、20代の会社代表(社長)のミニマリストしぶさん。

ミニマリストしぶさん(2019年12月末現在:独身一人暮らし)は、ミニマリストの中でも、結構徹底して無駄な物を排除しているミニマリストに該当すると思います。

ご自身は、「街の私物化」という概念を持っており、お風呂はスポーツジムのシャワーなどで代替え、冷蔵庫も持たず、近所のスーパーは自分の冷蔵庫替わりといったように、

極力自分でモノを所有しない生活をしている方です。

その為、非常に持ち物が少ないそう(たった219個)です。

持っている荷物は、サイズ感にして

キャリーケース1個+リュック1個、マットレスと洗濯機ぐらいになり、

引っ越しをする際は「タクシー」と「洗濯機だけ業者」に依頼すれば、引越しは完了するでしょうね。

とサラッと言い切っちゃってます。

参照及び引用元:ミニマリストしぶのブログ「ミニマリストしぶの全持ち物リスト219個と所有の理由まとめ(2019年10月更新版)」

我々一般人からすると、「え、何て?もう一回言って。え~!」というレベルです。

何て身軽な人なんだろう。

ガチのミニマリストが荷造りに掛かる時間はどのぐらい?

先に紹介した、ガチというか「プロ」ミニマリストのしぶさん。

彼の場合、少ない荷物だから可能な、引っ越し荷物の荷造り時間12分を達成しています。

もはや引っ越し荷造りとは到底思えない、異次元レベルの速さです。

冷静な人の印象が強いミニマリストのしぶさんが、めっちゃ焦っているのは新鮮でした。

このぐらいの時間しか掛からなかったら、引越し準備(荷造り)が憂鬱になる事もないですよね。

引っ越し荷造りの「タイムアタック」って見たの初めてです。

ちなみにこの時は、取り壊しが決定している物件(間取り4畳半)からの引っ越しの為、多少普通の引っ越しとは言えない部分(残置物OK)があるかもしれません。

画像引用元:YouTube

そして、タイムアタック2回目は、間取り3畳半の部屋から、通常の引っ越しです。前回に忘れ物をしてしまったことなど反省を踏まえて、落ち着いて荷造りした場合の計測で、約22分となっています。

画像引用元:YouTube

これらの動画を見ていて気付かれた方もいると思いますが、

日常生活しているうちから、ほとんどの物が収納ケースなどに入っていて「コンポーネント化」されているので、そのまま収納すれば荷造りが終わるという点が、大事なポイントです。
不用品の仕分けや判断を迷っている部分が、ほとんどありませんよね。

ミニマリストが引っ越しするときの引っ越し費用はいくら?

「ミニマリストしぶさん」のような、超が付くほど荷物が少ない人は、本当に、洗濯機を運んでもらう費用だけで、あとは自分が移動する交通費ぐらいで引っ越しが完了してしまうでしょう。

すると、全国どこへでも長距離の引越しであっても、引越し費用は1~3万円程度(洗濯機の輸送費だけ)で、後は自身の新幹線や飛行機のチケット代(交通費)のみで、引越しが可能という事になります。

また、ミニマリストとは違いますが、離島への引越し(沖縄や種子島、伊豆七島など)は非常にお金が掛かり、数十万円掛かるのも普通です。

なので、引越し費用を減らす手段として、郵便局の「ゆうパック」で送れるダンボール12箱分の荷物だけで、神奈川県から沖縄県石垣島まで「たったの2万5000円」で引越ししてしまった人もいます。

こんな方の紹介や、徹底的に郵便局の「ゆうパック」を使い倒す方法を紹介しているのは、以下の記事です。引越業者を利用することを一切諦めるのも手段の一つです。

引越業者の様々な引っ越しプラン、離島引越し編(コンテナ便その2)

最後に、まとめ

どうだったでしょうか?「ミニマリストと引越し」。

一般人には、とてもかなわないほど、超絶速い時間で荷造りを終わらせていましたね。

これほど身軽であれば、いつ急な転勤命令が出て引っ越しすることになっても、引越し荷造りで困ることはなさそうです。

自分も出来る範囲で、さらに荷物を減らしたいと思わせてくれた点で、非常にインパクトのある今回の内容でした。

あなたも見習えるところは見習って、引越しを超絶ラクにしてみませんか?

また、ミニマリストになって家具などが減ると、10㎡前後の狭小物件に格安で住むことも可能になり、金銭的メリットが大きくなります。

東京23区内で格安賃貸物件を探すには、こちらの記事をご覧下さい。

では、また次回。

と題してお送りします。

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