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今回は「ミニマリストと部屋。ミニマリズムの神髄ここに極まる!」と題して、
男性、女性、一人暮らし、主婦や家族など様々なミニマリストの方達を取り上げ、部屋の特徴や部屋の作り方のコツ、部屋をおしゃれに見せるコツなどなど、
「ミニマリスト流のシンプルな部屋」について、お伝えします。
ミニマリストの部屋作り方教えます
ミニマリストの部屋を作るのであれば、ただ単に整頓されている綺麗な部屋を作るのではいけません。
それでは、ただ整理整頓されているだけにしか過ぎません。
ミニマリストの部屋を作る為の手段やテクニックを、以降で詳しく説明していきます。
必要無いものを捨てる
ミニマリストの部屋にしたいのならば、必ずしも「絶対に必要なわけではない」と思えるものをバッサバッサと断捨離(極力モノ、荷物の数を減らす)していきましょう。
これには、過去の思い出の品や、あれば便利だけど無くても何とか生活できる(支障がない)レベルのモノなどが該当します。現代ではテレビを持っていないミニマリストは多いです。「ミニマリストになるには、まずテレビを捨てることから始めよう!」
また、必要最小限の家具家電に絞り込み、特にモノをおいてしまう本棚やキャビネット、机やベッド脇のサイドテーブルなども置かないようにしましょう。
代替えできるものは自分で所有しない
自分が所有しなくても、「代替えできるものは所有しない」という考えも大事です。
例えば、お風呂やシャワーは、近所のスポーツジムや銭湯を利用するので、部屋にバスタブは不要とか。
また、本はKindle本(電子書籍)を利用するとか、図書館で借りてくるなどして自分で物理的に所有しない工夫をする。
この点は非常に重要なので、あなた流にどこまでモノを減らすことが出来るかよく考えた上で、理想とするミニマリストの部屋をイメージして下さい。
逆説的に、理想の部屋のイメージを先に考え、それに合うように無理やりモノを減らすという方法を取ると、ミニマリストになりやすいかもしれません。
使わない時はその場所にものを置かない
ミニマリストの方には、ベッドを持っていない人が多くいます。
それは、ベッドを使わない時(寝るとき以外)に、そこにあっても場所を取り邪魔だからです。
その代わりにマットレスや布団で代替えし、使わない時は畳んで隅に置いておいたり、押し入れなどの収納場所に収納して部屋を広く使うのです。
ミニマリストがベッドを使わない訳と代替えしているおすすめマットレスなどについては「ミニマリストはベッドが嫌い?あなたはベッド派それとも布団派」で紹介しています。
さらには、掃除のし易さや、使用しない時の見た目のスッキリ感を演出するために、例えばお風呂に入るときは、シャンプーやボディーシャンプーを風呂桶などに入れて持ち込むスタイル(銭湯方式)を取ることで、
風呂場を使わない時には、ほとんどモノが無い状態にしておくというテクニックもあります。
このテクニックについては、ミニマリストのキッチンを見ると良く分かります。調味料や鍋、食器なども徹底して収納してしまい、外から見えないようにすることでスッキリ感を出しています。
ミニマリストの部屋をおしゃれに見せるコツ
シンプルデザインのモノを選ぶ
多少は人によると思いますが、基本的にはシンプルなデザインのモノ(例えば「無印良品」や「アイリスオーヤマ」「ニトリ」、家電では「Mac」や「ツインバード」など)、
このようにシンプルなデザインのものだと、白色の壁紙であったり、コンクリート打ち放しなどワンルームの部屋自体にマッチし、モノの存在感を弱めることで、スッキリ見せられます。
色はモノトーンやベージュ系など落ち着いた色を選ぶ
ミニマリストは、白や黒のモノトーン、ベージュ系など比較的落ち着いた色を中心にインテリアや持ち物を選定しています。
そうすることで、モノが部屋に溶け込むことでモノが飛び出して見えず、圧迫感を感じさせないという視覚的な効果もあります。
奇抜なカラーリングとかポップな色のものが多いと、視覚的にごちゃごちゃして見える為、ミニマリストにはダイソンのカラフルな掃除機は受けが悪いです。
部屋のコンセプトを統一する
これはミニマリストに限らず、一般的にも部屋をきれいに見せるテクニックですが、部屋に置く家具や小物のコンセプト・風合いを統一しましょう。
このコンセプトや風合いが異なるものを一緒のところに置くと、統一感が無くごちゃごちゃして見えます。
部屋をつくるときに、リゾートホテル風などのイメージや、木目調のクラシックな風合いなど、部屋のコンセプトを決め、それに沿って(則って)家具や小物を揃えていくようにすると、部屋全体に統一感がでます。
ミニマリストが部屋を綺麗に維持するためにしていること
・買ってきたお菓子や小物でも何でも、とにかく床に荷物を置かない
・1個モノを買ったら1個(もしくは2個)手放す
・生活雑貨やインテリア小物は、必要なものを極力絞る。小物類が多いと、ほこりが溜まり易くなる
・掃除の邪魔になるものは、買わない置かない
・床にものが無いと、掃除をするのが楽なので、クイックルワイパーなどで毎日さっと掃除をする(1日5~10分で終わる)
などが鉄則です。
ミニマリストの部屋紹介(12選)の前に
ここまでミニマリストの部屋を作るにはどうしたらいいか、抑えるポイントやコツを紹介して来ました。
さていよいよ、ミニマリストの方たちが、実際どんな部屋に住んでいるのか、実例として見てみましょう。
最近では、ミニマリストの方自らが「ルームツアー」と称して、自分や他のミニマリストの部屋の紹介をしている動画が複数YouTubeなどに投稿されています。
そこからいくつか、ミニマリストの方の部屋を紹介したいと思います。
ここでは紹介し切れないほど、たくさんのミニマリストの方が各個人のポリシーに基づいて、様々な部屋を紹介しているので、時間の有る方はこの他にも見て回って、
自分の好みやスタイルに合うミニマリストさんを探して、あなたの部屋作りの参考にしてみて下さい。
ミニマリスト「しぶ」さんの部屋は、以下の記事でも色々紹介しています。
「ミニマリストと一人暮らし。一人暮らしミニマリストの生活を徹底解剖」
「ミニマリストと引っ越し。超絶ラクなミニマリスト流の引っ越しとは?」
見たい方はこちらをご覧下さい。
ミニマリストの部屋【男の一人暮らし編】
ミニマリスト「あつし」さんの部屋
大阪で専有面積11.4㎡のミニマムな部屋で暮らすミニマリスト「あつし」さんの部屋です。
画像引用元:YouTube
これ、普通にテレビ台とベッド、ソファーを置いたら、それだけでもう動線確保も厳しくなる部屋の狭さですよね。
無理に家具を置こうとすると、必然的にレイアウトが制限されるパターンです。
狭いのにスッキリしている部屋、ミニマリストじゃない人が住んだらどうなってしまうんだろう?
ミニマリスト「みよゆー(みよし)」さんの部屋
ミニマリスト「みよゆー(みよし)」さんは、以前はシェアハウス4畳半に住んでいた為に、元々所有している荷物が少なかった人です。
そんな「みよゆー(みよし)」さんが、広めの7畳のワンルームに、それまでの最小限の家財道具を持ち込むとこうなるよと言うのが、以下の動画です。
画像引用元:YouTube
ハッキリ言って、部屋の中、荷物棚、収納スペース、スッカスカです。
ミニマリスト「とみー」さんの部屋
東京で二人暮らしをしているミニマリスト「とみー」さんの部屋です。
ワンルームとは言え、実質的にはリビングルームとベッドルームに分けられるぐらい結構広く、また壁面収納も充実しているので、もし東京23区内なら家賃もそれなりにするんだろうなぁとは思います。
画像引用元:YouTube
ミニマリストの部屋【男の一人暮らし中高年編】
ミニマリストちのれんのブログ
ミニマリスト「ちのれん」さんは、自己紹介文によると、2002年頃よりシンプルライフを実践していたそうです。
ただこの頃は、シンプルではあるが、ベッドなどの大型家具やスチールラックなどの不要な物も多く色々と課題はあったそうです。
そして2019年2月ごろに机や椅子、すのこベッドなどの大物家具を中心に処分し、シンプルライフ⇒ミニマリストに移行しています。
ということは、もうかれこれ20年近いキャリアを持つベテラン(40歳前後の)男性ミニマリスト(シンプリスト)ですね。
私には、まだシンプリストとミニマリストの違いがはっきりしませんが...
必要最小限ではないけど、持ち物がシンプルなのがシンプリスト。
必要最小限の持ち物しか持たないのが、ミニマリスト?
という認識で良いのでしょうか?
参考:ミニマリストちのれんのブログ「ミニマリスト男の一人暮らし部屋紹介!2019.02 」
きたかぐらのブログ
「きたかぐら」さんは、北海道で一人暮らしをする40代の男性ミニマリストです。
住まいは場所が北海道という事もあり、UR賃貸の2DKの広い部屋にひとりでお住まいとのことで、都会のミニマリストからするとうらやましい限りです。
物が少ない割に部屋が何部屋もあり広いので、リビング(5畳の和室)には、座椅子とローテーブル(折り畳み可)のみ、DK(ダイニングキッチン)にもモノは多くなくスッキリ、極めつけは寝室は使い道が無いので空き部屋にせず「寝室専用部屋」としています。
単身赴任をするお父さんとかは、非常に参考になるのではないでしょうか?
参考:きたかぐらのブログ「【40代ミニマリスト】男性一人暮らしの部屋を全て公開します」
ミニマリストの部屋【女の一人暮らし編】
ミニマリスト「えりさ」さんの部屋
有名な女性ミニマリスト「えりさ」さん。北海道札幌にお住まいです。
本業はバルーンアーティストのため、「白の魔法使い」という肩書?でもお仕事されています。
画像引用元:YouTube
ミニマリスト「いとう」さんの部屋
画像引用元:YouTube
基本的に隠す収納を心掛けているようなので、部屋自体にスッキリ感はあります。
しかし、細々としたものはまだ多いようなので、ご本人も仰っているように、更に断捨離すれば、スッキリ感が倍増しそうな感じです。
ミニマリストとして成長後の未来のルームツアーに期待です。
ミニマリスト「mini mamist(まみ)」さんの部屋
決して無理に捨て過ぎていないミニマリスト「mini mamist(まみ)」さんです。
1K5.2畳でも、きれいにまとめつつ、色のワンポイントやインテリアへのこだわりも感じられて、普通のミニマリストのようなザ・シンプルな部屋とは違い、
「狭い部屋=何も無い」ではないところに、個人のセンスの良さが発揮されています。
画像引用元:YouTube
人によっては、これはミニマリストではなくシンプリストだという人もいますが、それはどちらでも良く、他人が決めることではないと思います。
ミニマリストの部屋【主婦&家族編】
ミニマリスト主婦の「m’m」さんのお家
ミニマリスト風シンプリスト主婦の「m’m」さん。
「2階建ての一戸建て」に家族4人で暮らしています。
家族(特に子供)がいると極端に物は減らせないのですが、隠す収納で、見た目をごちゃごちゃさせず、シンプルにスッキリと見せています。
画像引用元:YouTube
インターホンや太陽光発電などの「モニター類」を1か所にまとめているのも、地味だけど効率的ですね。
あと、キッチンの見えるところにほとんどモノが出ていなくて、すごいスッキリしています。
家族連れのミニマリストの場合、ミニマムなサイズの部屋(賃貸)に住む方が良いのか、家を買って持ち家にして住んだ方が長い目で見て得なのかは、意見の分かれるところかと思います。
ミニマリスト「やまぐちせいこ」さんの家
ミニマリストブームが来る以前の2012年より、ブロガーとしてミニマリスト的な生活を発信している、有名ミニマリスト「やまぐちせいこ」さん。
「少ない物ですっきり暮らす」という本をはじめ、現在までに6冊もミニマリズムに関する本を出版されている、ミニマリスト界隈では超有名人です。
築85年の古民家を部分的にリノベして住むミニマリストです。
昨年より、YouTuberとしても活動を始めています。
画像引用元:YouTube
ブログの方は、はてなブログ「少ない物ですっきり暮らす」で情報発信しています。
ミニマリスト「くらのら」さんの家
沖縄で築30年の団地、3DKの部屋に子供1人と家族3人で暮らす、ミニマリスト「くらのら」さん。
小さいやんちゃ盛りの子供がいると、すぐに部屋が散らかってしまい片付けが大変そうですが、イタズラ対策と、きれいにまとまるように色々と工夫されている点が参考になります。
画像引用元:YouTube
ブログの方は、くらのら「小さな家とシンプルライフ」で情報発信しています。
ミニマリストの部屋【番外編】
ミニマリスト「Tekeru」さんが紹介するホテルの部屋
ミニマリストとして有名な「Takeru」さん。ご自身の住まいを紹介しているルームツアーもあるのですが、以下の動画では、
仕事で泊まった滞在先のホテル(調理器具なども揃っているコンドミニアムorサービスアパートメント)を参考に、どのようにミニマルな空間を作ったらいいか、具体的に解説してくれています。
ホテルのような、おしゃれでかつミニマルな部屋を目指す人は必見です。
画像引用元:YouTube
ミニマリストの部屋(家)ルームツアーまとめ
ミニマリストと言っても、一人暮らしから家族持ちまで、また住んでいる場所も都会の狭小ワンルームから、沖縄の団地や、古民家まで、人それぞれ様々です。
色々なミニマリストの部屋や家を見て、あなたの部屋に応用できそうなアイデアやスッキリ見せるコツなんかを盗んでもらえたら良いと思います。
初めは誰でも、他人の模倣することから始まるわけですから。
何なら「完コピ」すると、無理にでもミニマリストに近づけるかもしれませんよ。
ミニマリストは冬に部屋が寒いときはどうしている?
基本的に余計なモノを持たない、ミニマリストの方たち。
ワンルームなど狭い部屋に住んでいることもあり、冬寒くても基本的にはエアコンだけで乗り切ろうとするはずです。
しかしエアコンだけでは、限界もあるでしょうし、室内の上下や場所により温度ムラもできやすいです。
ミニマリストの方たちは、冬の寒さ対策どう工夫しているのでしょうか?
足元を温める
冬は特に「足元が」冷えます。
だからストーブやハロゲンヒーター、コタツや電気毛布などを、一般の方は持っているわけです。
でも、一時期の寒い冬(関東などでは1年間の内の3/12か月=1年の1/4)だけの為に、期間限定でしか使わないモノを持っていて、残りの年間3/4を倉庫や物置部屋の中で保管されているのは、もったいないです。
但し、東北や北海道など、1年の内半分近くが寒い地域なら、持っていても全然良いと思います。
冬の寒さと反対に、夏の暑い時期が非常に短い(特に猛暑となるのは1か月ぐらいしかない)北海道では、ほとんどの店舗やビジネスホテルなどに「なんとエアコンがついていない!」のは、初めて行ったときは知らずにとてもびっくりしました。
でも今考えると、それはある意味当たり前ですよね。1か月の為だけにエアコンを取り付けるなんて...
さて、話が逸れてしまいましたが、寒さ対策は可能な限り、外からの熱に頼るのではなく、あなたの体から熱が逃げずに体内を熱が循環するような仕組みにしましょう。
それには、まず足元からです。
靴下を暖かいウール素材のものに替えたり、モコモコのルームシューズを履くのもいいでしょう。シーズンが終わったら使い捨て出来るぐらいの値段のモノをユニクロなどで買うと、モノが増えず良いかもしれません。
昔から「頭寒足熱(ずかん・そくねつ)」と言われるように、足を温めると効果が高く、あまりにも寒い場合は、靴下に靴下用の温熱カイロを貼るという手もあります。
これは、風を受けて走る為に体感温度が0℃以下になる(体感温度は風速が1m/s上がる毎に1℃下がると言われている)冬場のバイクツーリングなどで特に効果的です。
吸湿発熱素材の服やサウナスーツを着る(熱効率を上げる)
最近ではユニクロのヒートテックなどの吸湿発熱素材の服も安く手に入るようになってきた(昔は登山用やスポーツ用の値段が高い製品しか無かった)ので、これらを着ることで体を暖かく保つことも出来ます。
さらには、アルミ蒸着しているアルミシートなどは熱を反射するために、サバイバルキットの中に緊急用ブランケットとして入っているのはよく知られているところです。
この点では、冬場の部屋着はダイエット用のサウナスーツなんかが最適かもしれないと私は思います。
また、「デッドエアー」という言葉をご存知の方もいるかもしれませんが、断熱に最も効果的なのは空気層(エアー)です。
そのため、ダウンジャケットには、たくさんの空気が蓄えられているわけですし、北海道などの極寒地では、窓ガラスが二枚になっていてその間に空気を蓄えられるようになっている「二重窓」が主流なんです。
この辺の「理にかなった」防寒対策をしてみてはいかがでしょうか?
このようなことから、寝具をベッドや布団ではなく、登山用などのシュラフにしている人もミニマリストの中には居ます。コンパクトさと暖かさが両立できるのが理由です。
体を中から温める(深部体温を上げる)
人間の体には、体表面の温度ではなく、内臓などの人間の中心部の温度「Core Temp(深部体温)」というのがあり、通常では36.5~37.5℃のたった1℃の範囲でしか変動しません。その為に、人間は恒温動物と呼ばれています。
深部体温は簡易的には、耳の鼓膜の温度を測る「耳の体温計」で知ることが出来ます。
さて、人の体が寒さにさらされると、まず体表面の温度が下がり、その次に末端の手足の血流を悪くして、体の中心部(内臓や脳)を積極的に守ろうという働きをします。
その為に極寒の地に長時間居ると、手足や耳が先に凍傷になります。
このような体が冷え切った場合は、周りの環境を温めた方がいいのでしょうか?それとも体の中を温めたほうが良いのでしょうか?
正解は「どちらも」なんですが、優先的かつ効果的なのは、やはり中から温める方なんです。それは深部体温が下がっているから、温かい飲み物などで内臓を温めてあげると、そちらの方が即効性があるからです。
よく、海などで救助された方が、毛布を掛けられ、温かい飲み物を飲んでいる光景が映し出されているのをテレビなどで見ますよね。
このようなことから、冬の寒い環境下では外からだけでなく、体の中から温かい飲み物、唐辛子やしょうがの入っている食べ物などで体を温めるのも大事という事が分かってもらえたかと思います。
余談ですが、似たような理由から、中国人は「内臓を冷やすと体の機能が低下し、健康に良くない」と考える為、暑い夏場でもよっぽどのことが無いと、冷たい飲み物は飲まずにあったかい白湯やお茶を飲むのは、日本人にはなかなか理解しがたい事です。
なお、この深部体温と良質な睡眠とには深い関係があり、深部体温が下がると、よく眠れ質の高い睡眠がとれるそうです。
その為には、お風呂(湯舟)に浸かって一度皮膚温度を上げ、その後放熱する(熱放散という)ことで、深部体温を下げることが出来ます。コツは38~40℃の「ぬるめのお湯」にゆっくり20分程度浸かることだそうです。
冬限定で太る?
ミニマリストの方は、食生活もきちんとしていたり運動や筋トレなどをされている方も多いので、あまり太っている人がいないという印象です。
しかし裏を返せば、痩せている&筋肉が多い(体脂肪率が低い)と非常に寒さを感じやすい(冷えやすい)という欠点があり、冬は結構キツイかもしれません。
私の知り合いに社会人で陸上競技をしている人がいますが、冬は体が冷えて仕方が無いと、いつも言っていました。ちなみに彼の体脂肪率は8%です。
前項までで、色々な寒さ対策を紹介しましたが、寒さ対策として一番良いのは、太って脂肪を付ける(内臓周りに「腹巻き=脂肪の層」を巻く)ことではないでしょうか?
肉体的に脂肪の無いミニマリストのあなたには、冬限定で太るというのが一番効果的ではないでしょうか?若干冗談も入っていますが。(笑)
ミニマリストと部屋着
前項のミニマリストの冬(寒さ)対策も兼ね、ミニマリストは「部屋着」としてどのようなものを着ているのか紹介しておきましょう。
ミニマリストの部屋着ってどんなモノ?
ミニマリストしぶさん。
【ブログ更新】
インナーとしても、アウターとしても、部屋着としても使えるオールラウンダー。
これでお気に入りのコートを1年中着回せます。
【UNIQLO】秋アウターを冬まで延命する「ウルトラライトダウンコンパクト」
pic.twitter.com/fBBBMT4M5a https://sibu2.com/uniqlo-down— ミニマリストしぶ (@minimalist_sibu) November 26, 2017
外出着と部屋着を分けず、兼用とすることで、手持ちの服の数を減らしています。
いちいち外に出かける際に、部屋着⇒外出着と着替える必要も無く、さらには部屋着のままで外に出かけるのはちょっとなぁ(スウェットとかジャージでは特に)と躊躇することが無くなるので、一石三鳥です。
この外出着と部屋着を兼用することは、人生がときめく片付けの魔法と言う本で有名な「近藤麻理恵(コンマリ)さん」も「お気に入りの洋服を部屋着にする。」と言われています。
また、急に宅配便が来たり、地震が来て急いで避難しなくてはならない時に、部屋着だからと言ってはいられませんよね。
部屋着として寝間着(パジャマ)は不要
寝る前後の時間は、リラックスするためにも、「寝間着(パジャマ)」そして、中には映画の中で見るようなナイトウェア(ガウン)を着ている人もいるかもしれません。
しかし、ミニマリスト的には、「寝間着(パジャマ)」は不要と言い切ってしまいます。
だって、「寝間着(パジャマ)」は寝る時しか着れないため、汎用性が無いじゃないですか?ミニマリストは物事を効率化するために、出来るだけ汎用性があるものを選びます。
その観点からすると、一日の睡眠時間が8時間と仮定すると、「寝間着(パジャマ)」は寝る時の8/24時間、人生の中で1/3しか着れないので、価値はそこまでしかないという事になってしまいます。
但し一方で、睡眠は、脳や体の疲れを回復するためにも、非常に重要な時間です。
もしあなたが、外出着ではなく、専用のパジャマやガウンの方が、格段に心地よく寝られるというならば、品質が良く肌触りの良いパジャマやガウンを持っていても何らいいと思います。
これも実は、ミニマリスト的には「効率の良い睡眠(質の高い生活)」をとれるという点でアリなんです。
あなたの価値基準で決めて下さい。
完璧に見える、ミニマリストになる事のデメリットが実はあるらしい?
これまで色々と、ミニマリストになる事のメリット、引越し荷造りが超絶速いとか、
「ミニマリストと引っ越し。超絶ラクなミニマリスト流の引っ越しとは?」
また、ミニマリストは特にお金が貯まりやすいということも「ミニマリストと貯金。田舎暮らしやノマド生活、そして旅まで。」の記事で紹介してきましたが、
ミニマリストの方には訃報(バッドニュース)となってしまうかもしれませんが、ミニマルな部屋にも唯一欠点があって、
綺麗に整った部屋よりも、散乱した部屋で活動をしていた方が、人はクリエイティブになるという研究結果があり、
散らかった環境は古い習慣から脱却させ、新しい考え方を生み出すためのインスピレーションを与えます。いっぽう、整理整頓された環境は習慣を大切にし、失敗しないよう促す傾向にあります。
簡単に言えば、
片付かないタイプの人は、「既存の枠を超えた発想ができる人」
という事の様です。
参照:ハーバー・ビジネス・オンライン「偉人の部屋は汚かった!?無理にミニマリストを目指すと才能が潰れることが明らかに」
ミニマリストの超有名人、スティーブジョブズとマークザッカーバーグの例があるので、これを読んであなたがどう感じるかは、分かりませんが、私と妻の日常に当てはめると、
私、綺麗好きで片付けるの好き⇒理屈っぽく、論理的思考。理系君。左脳人間。
妻、片付けるのやや苦手⇒音楽や絵、文章を書くなどが得意で、芸術家肌?右脳人間。
という事から、この説、なんか妙に、納得出来ました。
何で片付けできないんだよ!と片付けできない相手が理解できませんでしたが、科学的に解明され、私の中で納得できました。
ミニマリストをこれから目指す方、現在すでにミニマリストの方、クリエイティブな仕事、活動が出来ているか、一度セルフチェックしてみて下さい。
最後に
今回はミニマリストと部屋と題して、ミニマリスト流の部屋の作り方から、実際のミニマリストの方たちの部屋紹介、部屋着や寒さ対策など、部屋にまつわることについて、お伝えしました。
日本には古来より「わびさび」の精神があり、極力虚飾を排すことでその中にある美を伝えることや、モノが無いことでむしろモノがある以上のものを想像させる思想も存在しています。
日本人としては是非その辺の偉大な日本文化も見直してみると、ミニマリズムの何かヒントになるかもしれません。
こちらの記事もあわせてどうぞ。



今回で「シンプルライフへの道(Road to Simple Life)」【シーズン2】は終了します。
また次回、【シーズン3】でお会いしましょう。
次回は、
と題してお送りします。