引っ越し荷物預かりサービス【前編】トランクルームとの違いと引越業者大手10社を徹底調査

引越業者
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家の建て替えやリフォームなどで、今度引越しするのは決まっているけども、仮住まいには全部の荷物が置けない場合。

また、賃貸物件で、新居の入居予定日を過ぎても前の住人がまだ退去していないので、旧居はすぐに引き払わなければならないけど、荷物の搬入がまだ出来ない。

就職は決まったけど、まだ配属先(地域や新住所)が決まらず、田舎から荷物の引越しが出来ないなどなど。

様々な理由で、旧居の荷物を運び出さなければならないけど、受け入れ先が決まっていないなどの場合は、どうしたらいいのでしょうか?

そんなときには、引越し業者が提供する荷物の一時預かり(一時保管)サービスなどを利用してはいかがでしょうか?

今回は、「引っ越し荷物預かりサービス【前編】トランクルームとの違いと引越業者大手10社を徹底調査」と題して、

トランクルームとの違いやメリットデメリット、そして引越業者大手10社に引っ越し荷物の一時預かりサービスが有るのか無いのか、徹底調査をしました。

  1. 引っ越し荷物の一時預かり(一時保管)サービスとは?
  2. 荷物一時預かりサービス提供には、大きく分けて二つ
  3. トランクルーム(レンタルスペース)のサービスの特徴。メリットとデメリット
    1. メリット1:24時間365日、出し入れ自由
    2. デメリット1:初期費用、月額料金が高め
    3. デメリット2:荷物の運搬手段は自分で用意する必要有
    4. デメリット3:荷物の管理責任はあなたに有る
  4. 引越業者の荷物預かりサービスの特徴と利用する際のメリットとデメリット
    1. メリット1:トランクルームを借りるような煩雑さが無い
    2. メリット2:荷物の搬出・保管・搬入は、基本業者任せ
    3. メリット3:保管期間によっては無料で利用できる
    4. デメリット1:保管できない物品には注意
    5. デメリット2:原則的に一度預けると荷物の出し入れは不可
  5. 引っ越し荷物預かりサービスの取り扱い、引越大手10社の対応は?
    1. 引っ越しの荷物預かり当然ありますよね?業界第一位のサカイ引越センター
    2. 引っ越し荷物預かり アート引越センターの対応状況
    3. 日本通運での引っ越し荷物預かりはどう?
    4. ヤマトに引っ越し荷物預かりはお願いできる?
      1. ヤマトの国内向け引越し「ヤマトホームコンビニエンス」
      2. ヤマトの海外向け引越し「ヤマトグローバルロジスティクスジャパン」
    5. ハトのマークの引越センター
    6. アリさんマークの引越社
    7. ハート引越しセンター
    8. アーク引越しセンター
    9. ファミリー引越センター
    10. SGムービング(佐川グループの引越し部門)
    11. ベスト引越サービス
    12. 人力引越社
    13. アップル引越センター
  6. 最後に。まとめ

引っ越し荷物の一時預かり(一時保管)サービスとは?

旧居の退去時期と、新居へ入居できる時期がずれている場合や、

また、リフォームや建て替えの際に、仮住まいに入りきらない荷物を一時的に半年ほど保管してもらったり、

海外駐在のため日本に残していく荷物を長期間(数年単位で)預かってもらうなど、色々な使い方が考えられます。

しかし、引越し荷物の預かり(一時保管)サービスは、サービス提供会社により、サービス内容(無料/有料や保管期間)や受託条件などが異なってきますので、良く調べた上で、あなたが利用する会社を決める必要があります。

詳しくは、これ以降で解説していきます。

荷物一時預かりサービス提供には、大きく分けて二つ

荷物を一時的に預ってもらえるサービスには、大きく分けて2つあります。

一つ目は、トランクルームや貸倉庫など。

もう一つは、引越業者などが提供している荷物の一時預かりサービスです。

どちらを利用した方が良いのでしょうか?

次の項で、それぞれのサービスの特徴とメリットデメリットを比較してみます。

トランクルーム(レンタルスペース)のサービスの特徴。メリットとデメリット

トランクルーム(レンタルスペース)サービスもピンキリと言っていいかもしれません。

都市部や駅チカに立地している使い勝手の良い場所にあるトランクルームもあれば、郊外の土地の余っている不便な場所にあるトランクルーム、

屋外にコンテナが置いてあるだけのものから、屋内(室内)でかつエアコンで温度湿度が一定に保たれているもの、

管理人が不在の場合もあれば、管理人常駐で管理がしっかりしている場所まで、

また、荷物の出し入れを自分で行うのか、管理スタッフしか行えないのか、

業者や保管環境、サービス内容によって、本当にピンキリです。

メリット1:24時間365日、出し入れ自由

ほとんどの業者で24時間365日、出し入れが自由となってます。その為、季節ものはもちろん、急に必要になるような礼服やパーティー用の服、BBQやキャンプグッズ、車やバイクの整備道具、趣味のコレクションなどなど、

必要な時に、必要なだけ出し入れが出来るので、「荷物の為の別荘」と言ってもいいでしょう。

荷物や家財道具が多いけど、都市部では家賃が高いので、部屋を狭くして家賃を抑えたいなどの目的に使えます。

デメリット1:初期費用、月額料金が高め

トランクルームを借りる場合、部屋を借りるのと同様に、保証金として月額料金の2か月分などが掛かる場合がほとんどです。

そして、引越業者の提供するサービスと比べて、専有面積当たりの料金は高めとなっています。

特に東京など車を持っている人が少ない地域では、ほとんどのトランクルームが市役所などのある中心地や駅からのアクセスの良い場所などに集中しています。

その為、場所にもよりますが、東京都心部の場合、1坪(2畳)で約3~4万円が料金相場となっています。

対して、引越業者の提供するサービスの場合、郊外の倉庫やトランクルームなど広い場所を安く借りているので、安く保管できるというメリットがあります。

デメリット2:荷物の運搬手段は自分で用意する必要有

一般的に、トランクルームやレンタルスペースを借りた場合は、その場所までの荷物を運ぶ手段を確保しなければなりません。

自分で荷物が運べる車があればまだいいですが、無い場合には赤帽やレンタカー、便利屋などを利用しなければ大きな荷物を運ぶことは出来ません。

デメリット3:荷物の管理責任はあなたに有る

荷物の積み重ね方や、保管の配置順、新聞紙で包んだりビニールシートでホコリ除けのラッピングをするのかなど、全てはあなた自身の判断によって、一連の保管作業を行わなければなりません。

また、無理やりに荷物を詰め込んだ挙句、保管状態が悪くて、モノが傷ついたり、クッションなどが変形してもそれはトランクルーム側の責任ではありません。

温度湿度が一定に管理されているトランクルームを利用していて、カビなどが発生した場合は、トランクルーム側に管理責任を問えますが、それ以外では基本的に保管状態を適切に保つのはあなたの責任です。

トランクルーム側としては、保管場所を貸しているという程度の認識しかありません。

引越業者の荷物預かりサービスの特徴と利用する際のメリットとデメリット

メリット1:トランクルームを借りるような煩雑さが無い

トランクルームを借りる場合には、新たに契約が必要となり、初期費用として、2か月分の利用料金が敷金(保証金)などとして必要になったりと、利用するにもある程度の初期費用が必要になってきます。

また、あなたが利用したい近所のトランクルームに「空きが有る」とは限りません。

一方で、引越業者に保管をお願いしてしまえば、通常の引っ越し作業を契約するのと同じような簡単な手続きだけで済みます。

そして、保証金などが別途かかることもありません。

メリット2:荷物の搬出・保管・搬入は、基本業者任せ

トランクルームを借りた場合、荷物の出し入れは基本的に24時間自由な場合が多く、いつでも出し入れができるのは大きなメリットですが、

引っ越し時の荷物はそんなに頻繁に出し入れする必要はありません。

引越業者の荷物一時保管サービスを利用すれば、

旧居からの荷物搬出⇒業者での保管⇒新居への荷物搬入までの全ての作業を一貫してやってもらえるため、あなたの手間はほとんどありません。

メリット3:保管期間によっては無料で利用できる

数日から最大1か月ぐらいまで(各社のサービスにより異なる)の比較的短期の場合は、引越業者の倉庫もしくは提携倉庫などで、無料で預かってくれる場合や、

引っ越し荷物の運送手配のやりくりで調整してくれる場合もあります。

これは保管費用をコストカットしたい場合にすごく助かります。

デメリット1:保管できない物品には注意

一般的な引越し業者の一時預かりサービスでは、保管できない物があります。

代表的な物としては、

ピアノ、車・バイク、毛皮などの高級衣類、美術品・骨董品、貴重品・貴金属、引火性の危険物(スプレーや灯油、薬品)などがあります。

業者によっては、美術品や毛皮などでもきちんとした保管環境で保管できる場合もあります。詳しくは各社のサービスをご確認ください。

デメリット2:原則的に一度預けると荷物の出し入れは不可

引越し業者の荷物一時預かりサービスを利用した場合、原則的には一度預けると荷物の出し入れは出来なくなります。

もし、荷物の出し入れが可能な場合でも、出し入れ毎に別途料金が掛かるのが普通なので、トランクルームのように頻繁に出し入れできるサービスではないことを覚えておいてください。

基本的には、旧居から新居へそのまま荷物を移動するための一時保管と考えて下さい。

その為、新居まで使わないため預ける荷物と、新居までのつなぎでも使う自分で持って行く荷物の仕分けが非常に重要です。

引っ越し荷物預かりサービスの取り扱い、引越大手10社の対応は?

ここからは、具体的に引越大手10社を含めて、引越し業者各社が、荷物の一時預かりサービスを提供しているのか、個別に確認していきたいと思います。

引越取扱い件数及び売上高のベスト10順に紹介していきます。

引っ越しの荷物預かり当然ありますよね?業界第一位のサカイ引越センター

サカイ引越センターでは、引越しコースの中に『建て替えコース』というプランがあり、新築の建築、リフォームや建て替えなどで利用できると有ります。

しかし、注意書きにもある通り、

転勤や就職(住所未定)、海外赴任、新居にまだ入居できないなどの場合には、利用出来ません。そんな場合は、他の業者を当たるか自分でトランクルームを探して契約するしかありません。

なお、当社規定の一時保管契約書が必要とあり自社の保管庫での一時預かりとなるようです。

え?業界第一位のサカイ引越センターをもってしても、建て替えやリフォーム時だけですか?いきなり出鼻をくじかれてしまいました。

それ以外の理由ではどうしたらいいでしょうか?

次を見てみましょう。

画像引用元及びサービス詳細は、サカイ引越センター『建て替えコース』で確認して下さい。

引っ越し荷物預かり アート引越センターの対応状況

アート引越センターでは、オプションサービスという形で『一時預かりサービス』を行っています。

 

但し、Q&Aに有る通り、『搬入先の住所と預かる期間が決まっている場合に限り』となっています。

サカイ引越センターよりは柔軟に、新居へ入居予定だが前の住人が退去しないなどの理由では利用できそうですね。

料金などについては、お問い合わせ下さいとのことです。

画像引用元及びサービス詳細は、アート引越センター一時預かりサービスなどで確認して下さい。

日本通運での引っ越し荷物預かりはどう?

日通では、引越しオプショナルサービスとして、荷物の一時保管に対応しています。

しかも、

他社では新築やリフォームなどの時しか対応していませんが、日通ならば、住む予定の新居から前の住人が出ないとか、新居の住所が決まらない等の理由でも、一時保管サービスを利用できる点が異なります。

また、運輸業もやっている日通だからこそ、自社での保管倉庫もきちんと用意されていて、貸しコンテナ(格安トランクルーム)に預けられるなどの心配も不要です。

かなり利用価値の高いサービスと言えると思います。

画像引用元及びサービス詳細は、日本通運ー引越オプショナルサービスお荷物の一時保管などで確認して下さい。

ヤマトに引っ越し荷物預かりはお願いできる?

ヤマトの国内向け引越し「ヤマトホームコンビニエンス」

ヤマトの国内向け引越し部門「ヤマトホームコンビニエンス」では、

家族向け引っ越しサービスの中で、荷物の一時預かりが出来るサービスとして『建替引越パック』と『リフォーム引越の達人』が用意されています。

しかし、一昨年からの営業停止処分(業務改善命令)により、2020年7月1日現在でも、いまだに家族向け引っ越しサービスは再開されていないので、残念ながら利用することは出来ません。

他の業者を当たるしかありません。

画像引用元及びサービス詳細は、ヤマトホームコンビニエンス「家族向け引越サービス一覧」などで確認して下さい。

ヤマトの海外向け引越し「ヤマトグローバルロジスティクスジャパン」

ヤマトの海外引越し部門「ヤマトグローバルロジスティクスジャパン」では、家財保管(スマート保管):SMART STORAGE SERVICEというサービスを提供しています。

特徴は、定温定湿に空調管理された倉庫で荷物が保管してもらえ、海外からでもWEBを通じて、預けた荷物の写真やサイズが確認でき、また1梱包単位から取り出しの依頼(出庫手配)が可能です。

急にあの荷物が必要になった時などでも、対応してもらえるのは非常にありがたいサービスです。

注意点としては、

このサービスを利用するに当たっては、「ヤマトグローバルロジスティクスジャパン」と契約を結んだ法人のみに限定されています。

画像引用元及びサービス詳細は、クロネコヤマトの海外引越-ヤマトグローバルロジスティクスジャパン「家財保管(スマート保管)」で確認して下さい。

ハトのマークの引越センター

ハトのマークの引越センターでは、引越しプランとして「建て替えプラン」などは用意されてはいません。

その代わりに、オプションサービスとして「荷物の一時預かり」が利用できるようです。

但し、料金や保管期間などは、要問合せとなっています。

画像引用元及びサービス詳細は、ハトのマークの引越センター「お引越しサービス&プラン」

アリさんマークの引越社

アリさんマークの引越社では、家族向けプランでも、建て替えやリフォーム時の専用プランは用意されていません。

また、荷物一時保管は、自社では行っておらず、提携業者(トランクルームなど?)の紹介にとどまります。

画像引用元及びサービス詳細は、アリさんマークの引越社-家族でお引越し>さらに便利なプラン

ハート引越しセンター

ハート引越しセンターの、引越しメニューには、荷造り・荷ほどき・掃除などが必要か不要かに応じて、4種類のプランが設定されているのみで、建て替えプランなどは用意されていません。

また、オプションサービスメニューを見ても、荷物預かりについては一切記載が無いので、いいとこ提携業者が紹介されるぐらいだと思います。

画像引用元及びサービス詳細は、ハート引越しセンター引越しオプションサービス

アーク引越しセンター

アーク引越しセンターでは、他社とは違いきちんと建て替えプランが用意されています。

そして、もちろんオプションサービスとして、荷物の一時保管(トランクルーム)サービスも用意されています。

しかも、当社で責任をもって(アークの保管倉庫で)と有るので、安心して任せられると思います。

画像引用元及びサービス詳細は、アーク引越しセンター建て替えプラン

ファミリー引越センター

埼玉県戸田市が本社のファミリー引越センターでは、オプショナルメニューとしてトランクルームが用意されていて、荷物の保管をお願いすることが出来ます。

しかも、建て替え等の長期割引プランがあること、そして1ヶ月1,500円からの格安料金での利用が可能と詳しく記載されています。

調べたら、引越運送業の他に、「トランクルーム事業」も行っているため、自社での一時保管が可能なようです。

画像引用元及びサービス詳細は、ファミリー引越センター引越しメニュー

SGムービング(佐川グループの引越し部門)

SGムービングでは、建て替えプランなどもなく、オプションサービスにも、荷物の一時預かりはありません。

画像引用元及びサービス詳細は、SGムービングー個人のお客様

ここまでが、大手引越業者ベストテンでしたが、この中には、貨物運送業と兼業となっている「ヤマト」「日通」「佐川」が入っているので、『引越し専業会社』でのベストテンには、以下の3社が追加されてくるため、併せて紹介しておきます。

ベスト引越サービス

ベスト引越サービスでは、引越しプランに建て替えプランなどはなく、提携トランクルームの紹介だけのようです。

画像引用元及びサービス詳細は、ベスト引越サービス

人力引越社

人力引越社では、遠距離混載便や帰り便の活用、ネットからでも確定料金が確認できる(訪問見積もり不要)など、業務効率化を図ることで安い料金での引っ越しを実現している会社です。

その為、余計なサービスを省いているようで、荷物の一時預かりサービスについての記載は、ホームページ上では確認できませんでした。

画像引用元及びサービス詳細は、人力引越社-ホーム画面

アップル引越センター

引越し業界でいち早くITを取り入れ、ネットでの見積りシステムを導入したのが、アップル引越センターです。また、引越しの取り扱い実績では約9割が東京首都圏という関東の引越しに特化した引っ越し業者です。

しかし、今年2020年からは、名古屋と福岡にも支店やセンターを開設し、関東圏以外の引越し需要も取り込んでいく攻勢に出ています。

その為、6月1日から11月30日まで以下のようなキャンペーンを実施しています。

「福岡⇔関西⇔名古屋⇔東京 間の引越し 最大2万円OFFキャンペーン」 長距離引越をお得に引越し!

さて、本題の荷物の一時預かりサービスについてですが、

家財保管サービスの提供もあり、料金例が表示されているのは親切ですが、

アップル引越センターでは倉庫業の免許は取得していないようなので、提携業者のトランクルームでの保管になると思います。

画像引用元及びサービス詳細は、アップル引越センター有料オプションサービス他で確認して下さい。

最後に。まとめ

今回は、引越し荷物を一時預かりしてもらうためのサービスについて、

引越し業者の荷物預かりサービスとトランクルームの違いやメリットデメリットなど、基礎的な特徴を理解してもらう事と、引越し大手10社が引越し荷物の一時預かりサービスを提供しているのか否か、10社全部見てきました。

次回の【後編】では、引越し大手10社以外の中小引越業者でのサービス取り扱い状況、トランクルームの料金相場、その他の荷物預かりサービス「Day倉庫」や「宅トラ」などについても紹介します。

引越し荷物を預けられるのが大手引越業者のサービスだけでないことを、他にも選択肢がある事を実感してもらおうと思います。

次回をお楽しみに。

 

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