ここ数回にわたり、各社の「引越し一括見積もりサービス」について特集し、毎回一つのサービス内容を取り上げ、個別に詳しく解説しています。
一括見積もりサービスには「引越し侍」「ズバット引越し」「SUUMO引越し」などがあり、あなたもどれか名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?
これらは「引越しの一括見積もりサービス」と呼ばれ、一つのサービスに引越しに必要な情報(引越予定日、新旧の住所や引越し荷物量)を入力するだけで、一括して複数の引越業者から引越し費用の見積もりが取得できる(又は見積もり依頼が出来る)ものです。
一度にたくさんの会社から見積もりが取れるため、現代の引越しにおいては欠かせない「引越し便利ツール」となっています。
しかし、一括見積もりサービスにはいくつもあり、正直どこを使ったらいいかかなり迷うと思います。
今回は、『一括見積もりサービス「引越しネット」を利用する必要は無い!たった一つの明確な理由とは?』と題して、
「引越しネット」の概要説明及び「ズバット引越し比較」との比較を行い、なぜ「引越しネット」の一括見積もりサービスを利用する必要が無いのか、たった一つの明確な理由を説明します。
引越し一括見積もりサービスを選ぶ際の参考にして下さい。
当サイトがおすすめする引越し一括見積もりサービス【厳選3選】
- 引越し侍予約サービス※提携業者数No.1(300社以上)&利用者数No.1(3600万人以上)だから最安値で引越しできる可能性大
- 【引越しラクっとNAVI】 ※コンシェルジュの仲介により引越業者との面倒なやり取りが一切不要、見積もりサービスの中で最も楽できます。
- 【SUUMO引越し見積り】※電話番号入力不要なので、嵐のような鬼電を避けたい人に。
引越し一括見積もりサービス「引越しネット」とは?
「引越しネット」は、Web広告(リスティング広告やSNS広告)や記事広告作成サービス「ヤドカリ」などのサービスを行っている、「株式会社ウェブクルーエージェンシー」が提供する「引越し料金の一括見積もりサイト」です。
サイトの運用開始は、2004年5月です。
そして、提携している引越業者は、参加引越し会社一覧を見ればわかりますが、
アリさんマークの引越社
アート引越センター
サカイ引越センター
日本通運
ハート引越センター
アーク引越センター
ダック引越センター
アクティブ感動引越センター
ハロー引越センター
フクフク引越センター
引越一番
コスコス引越センター
引越のジュン・ムービング
シモツ引越サービス
エンゼル引越サービス
ラク越/引越革命株式会社
隆星引越センター
全国引越しセンター
シャトー急送
アース引越サービス
シルバーバックス引越センター
ラクダの引越便 中国トラック
協同組合日本引越センター千葉
引越の五健堂
アップル引越センター
ハトのマークの引越センター
MISSION MOVERS(ミッション・ムーバーズ)
引越センターアイキョー
ガード引越センター
ホームワーク引越サービス
やさか引越センター
引越しのヒロセ
グット引越センター
鹿島引越センター
引越しのK-MOVE
じゅんすい引越サポート
博多引越本舗
湘南カーゴ引越センター
Daiko引越サービス
以上、たったの39社しかありません。
しかも、2017年に廃業(⇒アート引越センターに吸収合併)となっているダック引越センターがそのまま掲載されています。
サイトは更新されていないのでしょうか?
画像引用元及び詳細は、引越しネット公式ホームページ-参加引越し会社一覧でご確認下さい。
引越しネットの見積もり依頼、なんかズバット引越し比較と瓜二つじゃないですか?
さてここからは、ちょっと気付いた疑問のなぞ解きをしていきたいと思います。
私が「ズバット引越し比較」と「引越しネット」それぞれの見積もりサイトを見ていて気が付いたんですが、
という事。
こちらは引越しネットの見積もり依頼画面
運営会社は「株式会社ウェブクルーエージェンシー(東京都港区西新橋)」。
画像引用元及び参考:引越しネット
そして、こちらがズバット引越し比較の画面
運営会社は「株式会社ウェブクルー(東京都世田谷区三軒茶屋)」。
画像引用元及び参考:ズバット引越し比較
帽子をかぶったキャラクターと言い、情報の入力手順まで一緒。
そして、会社の名前も酷似しています。
それもそのはずです。
ズバット引越し比較を運営する「株式会社ウェブクルー(東京都世田谷区三軒茶屋)」の会社沿革を見てみると、
画像引用元及び参考:株式会社ウェブクルー沿革
赤枠のところ、2005年1月に『現㈱ウェブクルーエージェンシーを設立』とあります。
すなわち、
そして何よりも、一括見積もりサービスとして比較した場合、「引越しネット」の提携引越業者数は、公式ホームページの情報によると2023年現在でも39社しかありません。ただ単に更新されていないだけかもしれませんが...
一方、「ズバット引越し比較」の提携引越業者数は225社で、累計利用者は640万人を超えています(2023年1月時点)。
これではもう、わざわざ「引越しネット」を利用する必要はありませんよね。
結論。「引越しネット」ではなく、替わりに「ズバット引越し比較」を利用すれば問題無し
ここまで紹介したように、2023年現在では、わざわざ提携業者数の少ない「引越しネット」を利用する必要はありません。
と言うか、「引越しネット」が提携するたった39社の中から引越業者を決めなくてならないのは、確実に損します。
業者数が少なければ、それだけ価格競争は起こりづらいですし、
また、もし仮に、「引越しネット」での見積もり依頼⇒「ズバット引越し比較」に情報が転送されるだけならば、間を挟む必要性は全く無いからです。
運営会社が同じ(親会社と子会社の関係?)ならば、最初からズバット引越し比較を利用すれば済みます。
ズバット引越し比較以外の、
当サイトがおすすめする引越し一括見積もりサービス3選
- 引越し侍予約サービス※提携業者数No.1(300社以上)&利用者数No.1(3600万人以上)だから最安値で引越しできる可能性大
- 【引越しラクっとNAVI】 ※コンシェルジュの仲介により引越業者との面倒なやり取りが一切不要、見積もりサービスの中で最も楽できます。
- 【SUUMO引越し見積り】※電話番号入力不要なので、嵐のような鬼電を避けたい人に。
他の一括見積もりサービスの特徴を簡単に説明
ズバット引越し比較
株式会社ウェブクルーが、2003年10月に引越し一括見積もり依頼サービスを開始し、
「引越しネット」や「引越し大手業者比較」の引越し見積もりサイトがメインに運営されていました。
現在と同様式のサイト「ズバット引越し比較」引越し予約サービスがスタートしたのは、2016年5月です。
2020年3月現在では「ズバット引越し比較」の提携引越業者数は220社、累計利用者は640万人を超えています。
しかし、「ズバット引越し比較」では、「なるべく早く」や「いつでも」「翌日8:00~10:00」「18:00~21:00」など、クロネコヤマトの宅配サービスのように引越し業者から電話をしてもらう時間帯を細かく指定できる点が、他社サービスとの大きな違いです。
これなら、夜遅くにネット上から見積もり依頼を掛けても、夜中の電話に悩まされることがないのはもちろんですが、
自分の都合の良い時間に合わせて電話してくれる、ズバット引越し比較は、非常に紳士的です。
「ズバット引越し比較」の詳しい利用方法は、こちらの記事「ズバット引越しの各種サービスの違いとズバット引越し比較一括見積もりサービスの使い方や特徴を紹介」で紹介しています。
引越し侍
引越し侍の最大の特徴は、何と言っても、その提携業者数。
当サイトでも紹介している通り、引越しの一括見積もりサービスを提供している会社は、数多く存在していますが、引越し侍の提携業者数は300社以上とNo.1です。
提携業者数が一番多いという事は、それだけ数多くの業者の中から引越業者を選ぶことが出来、また業者間の値引き競争が起こりやすいのが最大のメリットです。
もう一つの特徴が、
詳細の荷物量を入力すれば、電話番号やメールアドレスは入力不要で、ネット画面上から引越業者各社の【概算見積もり額】が確認できることです。
「引越し侍」の詳しい利用方法は、こちらの記事「引越し侍とは?知らなきゃヤバイその全貌!2通りの見積もりの謎や評判まで完全解説」で紹介しています。
LIFULL引越し
「LIFULL引越し」でも引越し侍と同様、「一括見積もりサービス」と「引越しWEB予約サービス」という二つのツールが用意されています。
「引越しWEB予約サービス」を使うと、電話番号とメルアド不要で、ネット上で概算の見積もり価格を確認することが可能です。
提携業者数は約100社です。
また、「LIFULL引越し」の特徴の一つに、『引越しプラン』で対応可能な引越業者を絞り込むことが可能なので、
通常の引越しとは違う「立ち寄りプラン」や「荷物一時預かりプラン」などの利用予定がある人は、「LIFULL引越し」を使うと該当する引越業者を探しやすいです。
そして、
単身&近距離の引越しでは、普通の引越し業者に頼むより、赤帽を利用するとかなり安く(条件次第では1/3程度)なります。
赤帽について詳しく知りたい方はこちらの記事「引っ越しに赤帽を使うのはどんな時?引越業者との違い。」をご覧下さい。
「LIFULL引越し」の詳しい利用方法は、こちらの記事「LIFULL引越しで一括見積もりを取る際の注意点や特徴を解説。他社サービスとの比較有り【2020年最新版】」で紹介しています。
引越しラクっとNAVI
他の一括見積もりサービスはどこの会社のサービスでも、各会社の見積もりサービスのサイトを経由して引越業者に見積もり依頼を掛けることが出来ますが、その先の複数の引越業者とのやり取りを行うのはあなた自身です。
つまり、他の一括見積もりサービスは、見積もり依頼を『まとめて出すだけ』です。
これに対し、「引越しラクっとNAVI」は根本的に仕組みが異なり、
「引越しラクっとNAVI」の『コンシェルジュ』と呼ばれる方が、あなたと引越業者の間に入って、引越しの希望事項・日程調整、値段交渉など、見積もり依頼を出すだけにとどまらず『調整事を全て行ってくれる』サービスです。
あなたは、『コンシェルジュ』から提案されたいくつかの業者の中から、1社を選ぶだけで引越し当日お願いする引越し業者を決めることが出来ます。
「引越しラクっとNAVI」の詳しい利用方法は、こちらの記事「引越しラクっとNAVIをおすすめする理由!他の一括見積もりサービスとは一線を画するその使い方やメリットデメリットまで紹介」で紹介しています。
SUUMO引越し
「SUUMO引越し」の最大の特徴は電話番号の入力が任意という事です。
すなわち、「SUUMO引越し」を利用すると、各引越業者から電話が掛かってくることはありません。
引越業者とのやりとりは基本メールです。
他社の一括見積もりサービスのように、引越業者からの嵐のような電話や、電話でのやり取りを避けたい人には、【SUUMO引越し見積り】が適しています。
「SUUMO引越し」の詳しい利用方法は、こちらの記事「SUUMO引越しで一括見積もりを取る際の注意点や特徴を他社サービスと比較」で紹介しています。
引越し達人(セレクト)
「引越し達人セレクト」見積もりの特徴は、提携業者の多さ、引越業者数210社です。
これは提携業者数トップ「引越し侍」の307社、「ズバット引越し比較」の220社に次ぐ豊富さです。
但し、欠点として、他の一括見積もりサービスでは、見積もり依頼を掛ける引越業者が選べる「引越し侍」や「LIFULL引越し」などもありますが、「引越し達人」では、見積もり依頼を掛ける引越業者を選ぶことが出来ません。
それがちょっと残念な点です。
「引越し達人」の詳しい利用方法は、こちらの記事「「引越し達人」と「引越し達人セレクト」の違いに注意!「引越し達人」一括見積もりサービスを徹底解説」で紹介しています。
その他のサービス
ここで紹介していない他のサービス、「引越し完全ガイド」「価格.com」については、それぞれ以下の記事で解説しているので、情報が必要な人は併せてご覧下さい。
最後に。おすすめの引越し一括見積もりサービスはどこ?
引越しネットだけでなく、どの一括見積もりサービスにも一長一短(メリットとデメリット)が有ります。
一括見積もりサービスは、あなたの目的(最安値の金額、評判の良い業者を探したい、地元密着の業者を利用したい)や利用法(単身引越し、家族向け、オプションサービスの利用)に合った会社を選ぶことが大切です。
ズバット引越し比較以外の、
当サイトがおすすめする引越し一括見積もりサービス【厳選3選】
- 引越し侍予約サービス※提携業者数No.1(300社以上)&利用者数No.1(3600万人以上)だから最安値で引越しできる可能性大
- 【引越しラクっとNAVI】 ※コンシェルジュの仲介により引越業者との面倒なやり取りが一切不要、見積もりサービスの中で最も楽できます。
- 【SUUMO引越し見積り】※電話番号入力不要なので、嵐のような鬼電を避けたい人に。
あなたに合った見積もりサービスはどれですか?
では、また次回。
どこの引越し一括見積もりサービスを選んだら良いのか正直迷ってしまう。もっと詳しく教えて!という方は
もあわせてどうぞ。
次回は、
と題してお送りします。
こちらの記事もあわせてどうぞ。