引越し業者の不用品回収処分・買取サービスまとめ【各社の対応を比較全8社】

引越業者
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引越しの時って、断捨離したり、荷物の整理をしたりで、不用品って結構出ますよね。

不用品の処分はどうしたらいいのでしょうか?

通常では、各自治体が提供している不用品処分、粗大ごみ回収などに出すのが一般的かもしれません。

しかし、現代では物を捨てるのにもお金が掛かる時代なので、出来るだけ処分費用を安く抑えたいと思うのが当然でしょう。

あわよくば、捨てようと思っていた不用品が【買取】してもらえると、現金収入になるので、引越し費用を減らすことも出来て、一石二鳥ですよね。

今回は、『引越し業者の不用品回収処分・買取サービスまとめ【各社の対応を比較全8社】』と題して、サカイ引越センター、アート引越センター、アップル引越センター、トレファク引越など各社の不用品回収処分・買取対応状況についてまとめました。

どこの業者を選んだら良いか分からない方は、必見です。

不用品の扱いは、3パターンに分かれる

不用品を処分・買取してもらう場合は、次の3つのパターンに分かれます。

まずはこれを理解して下さい。

  • 値段が付く買取(品物の価値が高い場合)
  • ゼロ円で無料回収(品物の価値と取扱い費用で±0)
  • 廃棄費用をあなたが負担し、回収廃棄してもらう

という3つの種類(状況)があるという事です。

そして、回収業者や不用品買取サービスによって、どのように新たな価値を生み出しているかという仕組みや単価が違うので、

最終的に、あなたが支払う処分費用や、受け取る買取価格に差が出る結果となります。

一例として、日本国内では使えるレベルではないが、海外ではまだまだ利用可能なので、海外への不用品輸出をしている業者では、買い取り基準が緩い(10年以上経過していてもOK)とか、業者別に結構差が有ります。

また、あなた側の理屈ではなく、業者側の【ビジネスとしての仕組み】を考えると、「無料で回収」とかいう甘い罠にも騙されなくなります。

このようなことから、『公共サービス=利益を無視』として提供されているので、自治体の不用品処分、粗大ゴミ回収が最も安いのは当たり前です。

不用品処分の方法、6種類を簡単に解説

不用品回収業者

不用品回収業者であれば、ほとんどの物の処分・買取をしてもらえます。その為、いちいち不用品と使えるものを分別する必要もなく、部屋ごと「まるッと」処分を依頼することも可能です。

不用品回収業者選びは、一括見積もりサービスを利用するのが安全・確実です。

エコノバは不用品回収業者の一括見積りサービス。安心の理由や評判まで徹底解説

引越業者

引越業者は、基本的には引越しが専業のはずです。

しかし、引越業者の中には、引越し時に不用品処分の依頼が多い為、その物を買い取り、リユースして新たな収益源としている会社もあります。

それらが、サカイ引越センターの運営するリサイクルショップであったり、ヤマトホームコンビニエンスのリユース品の販売やレンタル家具・家電だったりするわけです。

自社でのリユースの仕組み(収益化)が出来ていない引越業者では、不用品回収業者への単なる取次をしているだけということがあります。

自治体の粗大ゴミ回収

最も一般的な処分方法が、各自治体が提供している粗大ゴミの回収サービスでは無いでしょうか?

処分する際の料金だけで見れば、自治体の粗大ゴミに出すのが最も安く済ませることが出来る方法です。

リサイクルショップや買取サービス会社

不用品処分というよりも、リユース可能な物を買い取ってもらうなら、リサイクルショップや各種専門の買取サービス(ブランド品専門、切手専門、フィギュア専門など)を利用するのも、一つの方法です。

ヤフオクなどのネットオークション、メルカリなどのフリマアプリを利用

最近ではスマホの普及により、増々手軽に個人売買がし易くなっています。

従来のヤフオクなどに加えて、「メルカリ」や「ラクマ」などのアプリが登場し、スマホで撮影しそのまま出品できる手軽さから、利用者が激増しています。

また、業者側としては、WEBサイト(売買のプラットフォーム)を提供するだけで、店舗や在庫を抱える必要も無いことから、その分、利用者間の利幅を大きくすることが可能です。

今や、高い値段で売りたかったら、まずはフリマアプリの利用がテッパンとも言えるほどになっています。

デメリットとしては、個人売買に付きものの発送・支払いトラブルのリスクがあるということです。この点には注意して利用する必要があるでしょう。

友人・知人に譲る

とりあえず、周りの友人・知人、家族親類に必要なモノが無いか声を掛けてみるのも一つの方法です。

無理やり押し付けるのはいけませんが、相手側も喜んで受け取ってくれる必要なモノならば、お互いにとって良い取引になります。

不用品処分、地方自治体の粗大ゴミで出す場合の処分費用相場

引越業者の不用品処分の話をする前に、不用品処分する際に一般的な、各自治体で行っている不用品処分(粗大ごみ回収)の状況や処分費用について見ておきましょう。

資源ゴミの分類について。リサイクル指定、家電4品目は別格

まずは、ゴミの分類について知って下さい。

1つ目のカテゴリーは、「リサイクル指定、家電4品目」と呼ばれる、

「テレビ」「冷蔵庫(冷凍庫)」「洗濯機(乾燥機)」「エアコン」

この4品目に関しては、『家電リサイクル法』という法律で回収と再利用が義務化されています。

その為、処分するには規定のリサイクル料金が必要になってきます。

各品目ごとの規定料金はこちらに記載されています。

参照:経済産業省-家電4品目の「正しい処分」早わかり!

資源ゴミの分類について。パソコン及び小型家電

同様に、『パソコンリサイクル法』ではパソコンの回収と再資源化の促進がメーカー側に求められています。

また、『小型家電リサイクル法』では、携帯電話やデジタルカメラ、ゲーム機、炊飯器、ドライヤーなどその他全ての家電が該当します。

『小型家電リサイクル法』と『パソコンリサイクル法』に該当する製品は、ユーザー側には処分費用が不要となっています。

参考:一般社団法人パソコン3R推進協会

その他の家電や家具、自転車やベビーカーなど

基本的に、上記以外に該当する、テーブルやタンス、ソファーやベッドなどの大型の家具、スピーカーや空気清浄機などの家電、自転車やベビーカーなど大物の処分は、

各市区町村の粗大ごみとして出すか、または清掃センターなどへ持ち込めば処分可能です。

その場合、ほとんどが有料での処分となりますが、「リサイクル指定、家電4品目」のように1つで数千円も取るほど料金が極端に高いわけではないので、心配はいりません。

自治体の粗大ごみ回収は、各市区町村によってその料金は多少異なりますが、アイロン台や衣装ケースなど小さいもので300円~、ソファーやダブルベッド、ランニングマシーンなどの大型商品で2,000円程度となっています。

特に、自分で清掃センターなどへ持ち込めば、回収運搬費が掛からないので、

どこの市区町村でも、処分料金は概ね10㎏当たり(または20㎏当たり)で100円~200円程度です。

但し、市区町村によっては、100㎏までは無料であったり、100㎏まで一律千何百円など、各地方自治体により料金もまちまちなので、

必ず、お住いの地域の清掃センターのホームページ等で確認してみてください。

各引越業者の不用品処分・買取サービスを紹介

超大手4社:サカイ引越センター

サカイ引越センターでは、

リサイクル対象家電:既定のリサイクル料金+3,000円で回収

大型家具:引き取り不可。自分で処分

生活家電や衣類などの不用品買取:不用品買取サービスが利用可能

となっています。

サカイ引越センターの不用品処分・買取サービスについて詳しくはこちらの記事「引越しの不用品処分、サカイ引越センターの対応は?買取サービスの評判はどうなの?」をご覧下さい。

超大手4社:アート引越センター

アート引越センターでは、不用品の回収処分・買取は一切行っていません。

アート引越センターの不用品処分・買取サービスについて詳しくはこちらの記事「引越し時の不用品処分。 アート引越センターの対応は?」をご覧下さい。

超大手4社:日本通運

日通では、

大型家具:不用品回収実施

リサイクル対象家電:提携業者の紹介のみ

不用品買取サービス:提供無し

となっています。

日本通運の不用品処分・買取サービスについて詳しくはこちらの記事「引越しの不用品回収処分。日通を利用するメリットとデメリット、他社との違い」をご覧下さい。

超大手4社:ヤマトホームコンビニエンス

ヤマトホームコンビニエンスでは、不用品の処分はやっていません。あくまで買取サービスの利用となります。

家電・家具なら製造もしくは購入から6年以内のもの、そして雑貨が買取対象です。

ヤマトホームコンビニエンスの不用品処分・買取サービスについて詳しくはこちらの記事「引越しで不用品処分する時、ヤマトの不用品買取サービスはどうですか?」をご覧下さい。

大手10社:アーク引越センター

アーク引越センターでは、大物の不用品処分や買取は無く、ダンボールに入るサイズのものなら、ダンボール5箱分まで無料で引取りしてくれます。

アーク引越センターの不用品処分・買取サービスについて詳しくはこちらの記事「引越しで不用品処分する際、アーク引越センターは利用する価値アリ?宅配買取サービスは便利かも?」をご覧下さい。

大手10社:アップル引越センター

アップル引越センターでは、

不用品買取:「CASH」と提携した『CASH PRO』で対応(引越し当日に査定&引取)

家具の不用品処分:レンタル家具「airRoom」の利用契約で不要家具の無料引取り実施

となっています。

アップル引越センターの不用品処分・買取サービスについて詳しくはこちらの記事「アップル引越センターの不用品回収・処分、買取サービスの提供状況を徹底解説。特徴及び他社との違いは?」をご覧下さい。

中小引越業者:キタザワ引越センター

キタザワ引越センターでは、不用品回収リサイクル業も兼業しているので、本当に幅広いものの不用品処分・買取に対応しています。

金庫や仏壇の処分まで依頼できるので、キタザワ引越センターで処分できない物は、ほぼ無いと言えるでしょう。

キタザワ引越センターの不用品処分・買取サービスについて詳しくはこちらの記事「キタザワ引越センターの不用品買取サービスでは美容機器や電動工具まで幅広く買取可能!不用品処分・買取状況・口コミを紹介」で確認して下さい。

その他買取サービス系:トレファク引越

トレファク引越は、買取サービスを展開する「トレファク」が各引越業者と提携して始めたサービスです。

買取が専門の業者なので、幅広い品種の買取には自信があります。

家電・家具:製造もしくは購入から10年以内のものが買取対象

その他の一般家電や雑貨、衣類、スポーツ用品、キャンプ用品なども買取可能

買取不可の物:ダンボールに入るリユース可能な物は「トレファク無料回収」で回収

但し買取が基本なので、リユース出来ない物の不用品処分は行っていません。

トレファク引越の不用品買取サービスについて、詳しくはこちら「引越しの不用品買取で『トレファク引越』は使えるサービスか?提携業者や口コミ情報まで詳細解説」の記事でご確認下さい。

最後に

各引越業者の不用品回収処分・買取サービスについて理解してもらえたでしょうか?

もし、まだ理解が浅い場合は、各記事へのリンクで更に詳しく調べてみて下さい。

引越業者によって、『サービス内容や対応が全然違う』ので、あなたの目的に合った業者を選ぶことが大切です。

引越しにおける不用品処分の重要性についてはこちらの記事「引っ越し準備作業で最も大事な不用品の処分について」を参照して下さい。

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次回は、

と題してお送りします。