引越しの荷造りに必要なモノと言えばなんでしょうか?
何はともあれ、荷物を入れる箱、「ダンボール」ですね。
ダンボールは、引越業者が無料で提供してくれる場合もありますが、今回はそれ以外に、ダンボールを無料で入手する方法をいくつか紹介したいと思います。
今回は、「引越しのダンボールを無料入手する方法。ダンボールをタダでもらえるところはどこ?」と題して、
ダンボールを無料(タダ)で入手する方法。そして、せっかくもらいに行くなら「ここがおすすめ」という場所とその理由をお伝えするので、賢く利用して引越し費用を節約してみて下さい。
【人数別】引越しの荷造りに必要なダンボール数はいくつぐらい?
一般論ですが、引越業者が持ってくる、「サイズ(S)100(3辺合計が100㎝)」か「サイズ(M)120(3辺合計が120㎝)」ぐらいのダンボールで、
単身(一人暮らし)の場合で、10~15箱
二人暮らしの場合で、20~30箱
四人家族の場合で、50箱前後と言われています。
この数を1つの目安にして、あなたの引越しに必要な分を入手して下さい。
ダンボールの入手方法は主に3種類
一般的にダンボールを入手する方法は3つあります。
1.引っ越し業者から入手する。
引っ越し業者と契約を済ませると、料金に含まれているのかサービスなのかどうかはハッキリしませんが、すぐ必要な分を無料で持ってきてくれます。
極端に安い業者だと、「ダンボール」が別料金の場合もあるので注意しましょう。
また、あなたが、新品のダンボールではなく中古の使用済みのダンボールでも良い場合、引越し料金を多少安くしてくれることもあるので、中古の使用済み品が無いか聞いてみても良いかもしれません。
2.近所のお店から不要な(廃棄予定の)ものをもらってくる。
近所のスーパーやドラッグストア、ホームセンターなどには、商品を店まで運ぶ際(メーカー⇒各店舗)に使われていた「ダンボール」が必ずあります。
これらのダンボールが、店の裏のコンテナなどに山積みになっていて、日々ただのゴミとして「廃棄物引き取り業者」に有料で回収してもらっているはずです。
最近、スーパーでレジ袋の代わりに、ジュースや野菜が入っていたようなダンボールが、店内の一角に置かれていて、それにあなたが買ったものを詰めて持ち帰った経験がある人も多いかもしれません。基本的にはあれと同じで、店にとってはこれらのダンボールは不要なものです。
但し、「不要なものを引き取ってやるんだ」というような高圧的な態度ではなく、タダでもらえることに感謝して、お店の人の作業のご迷惑にならないよう気を付けましょう。
欠点としては、ダンボールのサイズがバラバラになりがちな事と、あくまで使用済みのダンボールなので再利用できる状態の良い物を選別する手間が掛かります。
3.ホームセンターやネットショップで、新品を購入する。
上記で解説した通り、基本的には「タダ(無料)」でダンボールは入手できます。
しかし、赤帽を利用する場合は、ダンボールは付いてきません(赤帽は「運送屋」で引越業者ではありません)し、スーパーでもらってくる場合も、丈夫なものかどうか、汚れや破れが無いか、選別してもらってくる手間が掛かります。
また、当初の数より足りなくなることもあるかもしれません。
そんな場合は、ホームセンターやネットショップで、新品を購入するという方法もあります。
引越しに使う標準的なサイズのダンボール「サイズ(S)100(3辺合計が100㎝)」か「サイズ(M)120(3辺合計が120㎝)」は購入すると、安くても1枚200~300円、10枚で2000円前後もするので、出来れば無料で入手したいところです。
参照:ダンボール通販No.1ダンボールワン「引越しダンボール1人用 10枚セット(中・100サイズ 5枚、大・120サイズ 5枚)」
無料でダンボールをもらえるところはどこだ?おすすめの店舗とNGな店舗
さてここからは、実際に無料(タダ)でダンボールを入手しようと思った時に、「引っ越し向きの希望するダンボールが入手出来るか」という観点から、おすすめの店舗とNGな店舗を見ていきましょう。
NGな店舗その1:家電量販店
大型の家電もあり、丈夫なダンボールが手に入りそうですが、残念ながら引っ越しに適したようなサイズのダンボールは入手しづらいのが、家電量販店です。
良く考えると理解できますが、大概の商品(テレビやパソコン、電子レンジ等々)は化粧箱に入ったままの状態で持ち帰ることがほとんどなんです。
しかも、そもそもがそれなりの重量がある商品なので、お菓子やペットボトルのように複数を一箱に束ねることもほとんどありません。
家電製品で、むき出し(簡易包装)で持ち帰るような商品ってほとんど無いんですよね。
店舗への輸送と、お客さんの持ち帰り時の保護を兼ねているのが、家電製品用の化粧箱(ダンボール)なんです。
このような点から、「引越し用のダンボールを貰いたい」という理由で家電量販店に行くと、期待外れに終わる可能性が高いです。
家電量販店で入手できるダンボールは、小型のガジェットやドライヤーなどの小型家電が入っていたダンボールぐらいです。
NGな店舗その2:コンビニ
コンビニの場合、店舗が小さいことから、大型の商品が少ないことは想像しやすいです。
結果、飲料水やカップ麺、お菓子などが入っていたダンボールが多くなる傾向にあります。また、都市部の店舗ではバックヤードが狭く、ダンボール回収の頻度も高くなるので、タイミング次第では、ダンボールが入手出来ず、無駄足に終わることが有るかもしれません。
コンビニでダンボールを貰う場合には、潰れやすい「お菓子」や「たばこ」が入っていたダンボール(強度が強い)を狙うのがおすすめです。
NGな店舗その3:スーパーマーケット(ハイパーマーケット)
スーパーマーケット(ハイパーマーケット)には、生鮮食品からお惣菜、お菓子や飲み物、トイレットペーパーや文房具などの日用品、お酒や薬など必要なモノがほとんど1か所で揃うという大型店舗も珍しくありません。
その為、取り扱い商品が多種多様なので、その分、幅広い種類のダンボールを確保することが可能な為、一見するとダンボールを貰いに行くのに最適な気がします。
しかし、次の点を見落としてはいけません。
野菜や魚、肉などの生鮮食品、お惣菜など、食品を扱う場所に付きものの「黒いアイツ」がいる可能性が高いのです。
「黒いアイツ(ゴキブリ)」が実は、ダンボールに卵を産み付ける習性があるって知ってましたか?
ゴキブリの卵が付いたままのダンボールを新居に運び込んでしまわない為にも、スーパーマーケット(ハイパーマーケット)のダンボールをもらう場合は慎重に選ぶようにして下さい。
このようなことから、スーパーマーケット(ハイパーマーケット)のダンボールをもらうのはあまりおすすめできません。
引越し時にバルサンを使用してゴキブリをやっつける方法についてはこちらの記事で紹介しています。併せてご覧下さい。
おすすめな店舗その1:ドラッグストア
ドラッグストアでは、薬や化粧品が商品の中心となるので、あまり大きいダンボールは期待できません。
しかし一方で、お菓子や清涼飲料水、トイレットペーパーはもちろんドッグフードまで置いてある店舗も多いので、意外な狙い目がドラッグストアです。
特に、清涼飲料水とドッグフードは複数入るとかなりの重量(10㎏前後)になるためにダンボールが丈夫なので、引越し用にはおすすめです。
おすすめな店舗その2:「カインズ」「コメリ」「コーナン」「ジョイフル本田」「島忠ホームズ」などのホームセンター
ホームセンターの場合、基本的には、食料品(生鮮食品や総菜)を取り扱っているわけではないので、ゴキブリが多く集まる環境ではありません。
このようなことから、スーパーマーケットよりはゴキブリの卵の心配をする必要は少なくて済みます。但し、イートインコーナーや軽食コーナーなどを併設している場合も有るので注意は必要ですが。
そして、「コーナン」や「島忠ホームズ」「コメリ」などのホームセンターの場合、取扱品目が工具や大型の器具、ハシゴや椅子やテーブルなど大型商品から、植物の肥料や堆肥、ドッグフードなども取り扱っているので、丈夫で大き目のダンボールが手に入る可能性が高いです。
引っ越しに適したダンボールを探すコツ
ダンボールをもらいに行く前に
まずは、ダンボールをもらいに行く前後に雨が降ったりしていないか確認して下さい。店舗によっては、外の野ざらしの場所にダンボールが山積みとなっている場合もあります。
雨が降って濡れてしまったダンボールは使い物にならないので、出かける前に確認して下さい。
極力お店の人が忙しくない時間を狙って、仕事に迷惑が掛からないようにしましょう。
お昼過ぎの午後2時~4時頃だと、昼のピークも過ぎて休憩に入っている場合も多くこの辺の時間帯が良いかもしれません。
若しくは、夕方から夜のピーク時間が過ぎた20時~21時ごろでしょうか?(個人的主観です。)
お店のピーク時間は、多少お店により異なるので、上の時間を目安にして、あなた自身でその時の状況を見て忙しそうかどうか判断してから、声を掛けるようにして下さい。
お店で何と言ってもらう?
お店に着いたら、お店の人に言って「廃棄するダンボールが貰いたいこと」を伝えます。「引っ越しに使いたい」など理由を言えば、よほどのことが無い限り断られることは無いはずです。
場合によっては、今日回収に来てしまったのでほとんど残って無いよとか、会社の規則でNGとなっているなどということも有るかもしれません。
ダンボール選びのポイント
さて、ダンボール選びですが、そのダンボールに『何の商品が入っていたか』必ず確認しましょう。
野菜や青果などの生鮮食品などが入っていたダンボールには、ダンボールの隙間にゴキブリの卵が付着している場合があるので、これらの箱は避けます。
せっかくの新居にゴキブリの卵を運び込んでしまっては、考えただけでも...
次にダンボールの紙の厚さと、ふたの断面を見てみましょう。
表の紙と裏の紙の間に波々とダンボールが波打って入っていると思いますが、ここがしっかりと入っていると強度の強いダンボールになります。
何なら、少し押してみて強いか確認してみるといいでしょう。
トイレットペーパーなど、軽くて大きいものが入っていたダンボールは、強度的には強く出来ていません。このようなダンボールは、衣類など軽くてかさ張るものを入れるのに使います。
本などの重量物や、食器など重たくなるものを入れる場合は、ペットボトル用の箱(1.5L×6本とか500ml×24本が入っていた物)がおすすめです。
ペットボトル用の箱は、元々重量物(10㎏前後)を入れるように出来ているので、比較的丈夫なダンボールが手に入ります。
また、ドッグフードなどは1袋の重量が結構ある(1~10㎏程度)ので、ドッグフードが入っていた箱は丈夫に出来ているため、おすすめです。
そして、引越しに使うという事を考えると、ある程度ダンボールのサイズは揃えたいところです。大小2種類、大中小3種類ぐらいまでにしておくといいでしょう。
あまりにもサイズが不揃いだと、引越し荷物をトラックに積載する時に、無駄が出やすくなったり、上手に積めなくなり積載のバランスが悪くなるので、この辺は気を付けてサイズ選びをして下さい。
最後に。まとめ
今回は、「引越しのダンボールを無料入手する方法。ダンボールをタダでもらえるところはどこだ?」と題して、引越しの時に無料でダンボールを入手する方法や、どこに行くと貰い易いのかについてお伝えしました。
買うと結構な値段がする(10枚で2000~3000円)のに、引越しが終わったら捨ててしまうダンボールにお金を掛ける必要ははっきり言って無いです。
今回紹介した内容を元に、ダンボールをタダでもらってきて、是非お金を節約してみて下さい。
ところで、タダでもらってきたダンボールで、何と実物大のバイク(スーパーカブ)を作ってしまった高校生たちがいます。とにかく凄いです。箸休めにどうぞ。
こちらの記事もあわせてどうぞ。
では、また次回。
と題してお送りします。