これまで、店舗型トランクルームを提供する様々な業者を紹介してきました。
「加瀬倉庫のトランクルームと加瀬のレンタルボックス、特徴と料金、評判まで紹介」
「トランクルーム キュラーズの評判は?メリットデメリット、解約方法まで紹介」
「キーピットのトランクルーム。他社との料金比較、契約~解約方法、評判まで紹介」
今回は、「スペースプラスのトランクルーム。初期費用から解約方法まで完全解説」と題して「スペースプラス(Spaceplus)」のトランクルームについて、各社との店舗数・月額料金比較、評判まで、かなり掘り下げて詳しく解説します。
これを読めば、「スペースプラス(Spaceplus)」の特徴と、他社と比べて選ぶべきなのかどうかが分かります。
トランクルームを他社と検討中の方は、是非読んでみて下さい。
スペースプラスは、全国展開するトランクルーム
「スペースプラスの特徴」について、簡単にまとめると、
②屋内店舗・屋外コンテナ両方を取り扱い
③最安月額料金2,520円~
④事前見学/内覧が可能
⑤コンテナトランクには断熱材入り(保管温度は外気温±5℃)
ひとつずつ、細かく見ていきましょう。
特徴その1:全国各地に450か所以上の店舗展開
スペースプラスを運営する「㈱ランドピア」は、1992年に創業した老舗のトランクルーム会社で、2022年現在では全国各地に450か所以上店舗展開している、トランクルーム大手と言えるでしょう。
トランクルームは通常、関東圏、関西圏、または、東京都限定、香川県限定などその『地域に特化』して展開している場合がほとんどです。
一方で、スペースプラスは、北海道から中部、四国・九州まで幅広く全国に展開しているのが大きな特徴です。
全国展開しているトランクルームは決して多くなく、スペースプラス以外では、ハローストレージ、ユースペースぐらいしか全国展開しているトランクルーム会社はありません。
47都道府県のうち、スペースプラスは36都道府県に店舗展開済みです。
店舗数の比較をしてみた結果が以下の通りです。
【屋内型トランクルームのみ】の各社店舗数比較
【加瀬倉庫】 | ハローストレージ | ユースペース | ||
東京都23区内 | 188 | 17 | 152 | 0 |
東京都23区外 | 18 | 4 | 31 | 1 |
神奈川県 | 170 | 5 | 49 | 0 |
埼玉県 | 13 | 0 | 26 | 3 |
千葉県 | 19 | 0 | 25 | 6 |
札幌市 | 0 | 1 | 3 | 0 |
仙台市 | 1 | 0 | 0 | 1 |
名古屋市 | 0 | 1 | 11 | 2 |
大阪市 | 1 | 1 | 10 | 0 |
広島市 | 0 | 0 | 0 | 0 |
福岡市 | 0 | 0 | 0 | 1 |
【屋外型コンテナのみ】の各社店舗数比較
【加瀬倉庫】 | ハローストレージ | ユースペース | ||
東京都23区内 | 124 | 18 | 186 | 0 |
東京都23区外 | 83 | 22 | 179 | 11 |
神奈川県 | 488 | 6 | 185 | 1 |
埼玉県 | 152 | 12 | 214 | 25 |
千葉県 | 135 | 38 | 250 | 45 |
札幌市 | 6 | 0 | 32 | 1 |
仙台市 | 6 | 2 | 19 | 8 |
名古屋市 | 2 | 2 | 55 | 0 |
大阪市 | 1 | 1 | 30 | 0 |
広島市 | 0 | 0 | 2 | 2 |
福岡市 | 1 | 0 | 19 | 0 |
注:店舗数は、2021年10月10日現在での数字
店舗数比較表を一見しただけでは、あまり地方に多くないじゃないかと思うかもしれません。
しかし、この他にも、
これらの店舗展開を見て分かる通り、
ハローストレージなどの大手を探して自分の家の近くに無かったという方が、他社が出店していない郊外や、地方都市などで探すと、あなたにうまくマッチングする可能性が高くなります。
特徴2:屋内店舗・屋外コンテナ両方を取り扱い
スペースプラスでは、屋内店舗、屋外コンテナどちらもラインナップしていますが、
他社同様に、都市部では屋内店舗が中心、郊外では広い屋外コンテナのみを取り扱いという場合がほとんどです。
ユーザーのニーズを考えると、家を「割安な家賃」で「広く借りられる」郊外で、わざわざ狭い屋内店舗を借りたいという事は無いのでしょう。
特徴3:最安月額料金2,520円~
トランクルームを選ぶ際の最も重要なポイントである月額料金。
出来るだけ、毎月の出費を抑えたいと思うのは誰しも当然です。
スペースプラスでは、月額料金2,520円(0.5帖)~利用することが出来、トランクルーム業界で安いと言われている「【加瀬倉庫】の0.4帖2,200円~」と比べても遜色有りません。
特徴4:事前見学/内見が可能
特徴その4として、スペースプラスでは事前見学/内覧が可能ということが挙げられます。
屋内トランクルームを設けているところでは比較的当たり前でも、
屋外コンテナが多い会社では、そのコンテナが設置してある現場にスタッフが常駐しているわけでは無いので、
事前見学/内覧が出来ないというトランクルーム会社もあります。
実際の保管環境を確認しないで契約を決めるのは、ちょっと危険なので注意して下さい。
現場に行ってみたら、地面が舗装されていないとか、監視カメラが設置されていないとか荷物を出し入れするのに使いづらそうとか、色々チェックするポイントは有ります。
特徴5:コンテナトランクには断熱材入り(保管温度は外気温±5℃)
温度湿度の保管環境を気にする人は、屋内型トランクルームの店舗を選ぶと思いますが、
そこまで神経質に気にする必要の無い物は、屋外コンテナでも十分と思っている人も多いでしょう。
何と言っても、屋外コンテナは屋内店舗で借りるよりも月額保管料が安い(概ね同じ広さなら半額)ですからね。
さて、すると気になるのが、屋外コンテナの保管環境って大丈夫なの?という事かと思います。
だって、エアコン付いてないんでしょう。真夏の太陽に金属のコンテナ熱せられたら、アッチッチになってしまうんじゃないかと。
心配いりません。
スペースプラスのトランクルーム サイズ展開
屋内型トランクルームと屋外型コンテナでは、若干サイズ展開が異なります。
【屋内型トランクルーム】
東京都心部(中央区や港区)で0.4~3.0帖ぐらいまで。大阪や名古屋など大都市部では、似たようなサイズ展開です。
場所によっては最大1帖/2帖ぐらいしかない店舗もあります。
【屋外コンテナ】
屋外コンテナでは、0.8帖~8.4帖までの10タイプが用意されています。(但し物件によって様々)
屋外コンテナの場合、多くの荷物を収納したいという利用者ニーズから最小サイズ1.6帖~(6,000/7,000円台)という現場も多いです。
店舗や物件によって、取り扱いサイズが違うので、詳細は各店舗情報で確認して下さい。
スペースプラスのバイク保管
最近、トランクルーム業界での人気のタイプの一つがバイク専用の保管庫(コンテナ)です。
盗難防止などの観点から、屋外コンテナにバイクを保管したいというニーズは一部でありましたが、ここ数年でトランクルームにバイクを保管するということが結構当たり前になってきました。
以前は、一般の荷物を入れる「汎用コンテナ」へのバイク保管でしたが、ここ最近は『バイク専用の保管庫(コンテナ)』が登場し、
各社ともバイクの収納を考えられた専用設計になっています。
コンテナの入り口部分にバイクを出し入れする時の段差解消のため、スロープが付いているのは当たり前。内部にはヘルメットや整備用品などを保管するための「棚」まで設置されています。
スペースプラスでも、東京都内などバイクの駐輪場が確保しづらい都市部を中心に、『バイク専用の保管庫(コンテナ)』が増えています。
こちらの記事も参考に。


ここ2~3年ぐらいで、バイク保管=トランクルーム(屋外コンテナ)という認識が広まりつつあり、バイク専用コンテナは超人気で空きが出づらい状況となっています。
もし、空きが有ったら速攻GETしないと即埋まってしまうので注意!
スペースプラスの料金体系。月額料金や初期費用、管理費などについて
スペースプラスの料金体系の特徴をまとめます。
②契約事務手数料が賃料の1か月分、解約手数料5,500円が掛かる
③初月分は日割り請求(他社は日割り無しの場合も多い)
④初期費用は、最大で賃料の3か月分+日割り賃料
初期費用は、最大で賃料の3か月分+日割り賃料
例1:初期費用が安い例、毎月1日から19日までに契約の場合
となります。
例2:初期費用が高い例、毎月20日~末日に契約の場合
となります。
東京都郊外(八王子)での【月額料金】を他社と比較
次に、月額料金と初期費用をそれぞれ他社と比較した場合、スペースプラスでの料金がいくらぐらいになるのか見ていきます。
比較条件は、他社とほぼ同地域・同条件で比較した結果です。
注:各社ともキャンペーン料金ではなく、通常料金で比較しています。
ここでは、東京都郊外(八王子)の【屋外コンテナ1階】での各社の料金比較をします。
【月額料金】
部屋の広さ | 【加瀬倉庫】 | ハローストレージ | ユースペース | |
0.5帖 | ¥3,300(0.7帖) | - | - | ¥3,900(0.6帖) |
1帖 | - | ¥4,170(0.8帖) | - | ¥6,700(0.9帖) |
1.5帖 | ¥7,700(1.6帖) | ¥8,382(1.6帖) | ¥10,500 | - |
2帖 | ¥8,800 | ¥10,267 | ¥13,700 | ¥11,600(1.8帖) |
2.6帖 | ¥11,100 | ¥14,457(2.7帖) | - | ¥14,400(2.4帖) |
4帖 | ¥16,500 | ¥20,743(4.1帖) | ¥23,500 | ¥21,300(3.5帖) |
6.5帖 | - | - | - | - |
8帖 | ¥27,500 | - | ¥41,200 | - |
注:ハローストレージの月額料金は、月額管理費2,200円を含まない金額、また、ハローストレージの屋外コンテナは最小1.5帖~。
東京都郊外(八王子)での【初期費用】を他社と比較
上記の各社の月額料金を元に、契約時に掛かる初期費用をそれぞれ計算、表にしました。
設定条件は、11/16開始の場合です。
なお、開始月の日割り家賃発生の規定については、
加瀬倉庫:無し(初月無料)
スペースプラス:有り、ハローストレージ:有り、ユースペース:有り
となっています。
部屋の広さ | 【加瀬倉庫】 | ハローストレージ | ユースペース | |
0.5帖 | ¥6,600(0.7帖) | - | - | ¥13,650(0.6帖) |
1帖 | - | ¥11,255(0.8帖) | - | ¥23,450(0.9帖) |
1.5帖 | ¥15,400(1.6帖) | ¥20,955(1.6帖) | ¥35,600 | - |
2帖 | ¥17,600 | - | ¥43,590 | ¥40,600(1.8帖) |
2.6帖 | ¥22,200 | ¥25,668(2.7帖) | - | ¥50,400(2.4帖) |
4帖 | ¥33,000 | ¥51,858(4.1帖) | ¥68,100 | ¥74,550(3.5帖) |
6.5帖 | - | - | - | - |
8帖 | ¥55,000 | - | ¥112,350 | - |
スペースプラスの初期費用は、標準レベルだと思います。
それにしても、加瀬倉庫の初期費用の安さはダントツですね。他社の半額程です。
スペースプラスのお得なキャンペーン情報
スペースプラスのキャンペーン内容は?
スペースプラスで現在行われている、一般的なキャンペーンについて紹介します。
キャンペーン適用物件では、
というキャンペーンを行っています。
物件によっては、3か月間「半額」や6か月間「半額」などもあるので、詳細は各店舗ごとのキャンペーン情報を確認して下さい。
但し、気を付けなければならないのが、契約期間と違約金。
例えば「6か月間半額」の物件で、利用条件が「12か月以上ご利用」の方となっている場合、
スペースプラスでの契約方法解説。
スペースプラスで契約する際の手順及びポイントについて説明します。
・月額賃料の支払いは銀行口座振替のみ
STEP1:WEBサイトで希望の物件と賃料を確認
まずは、スペースプラスのWEBサイトで、あなたが希望する物件(現場)を探して、借りる部屋サイズと賃料を確認します。
STEP2:問い合わせ・空室確認、予約申し込み
気になる物件があったら、まずは電話でもWEBの問い合わせフォームからでも問い合わせしてみることです。
WEB上の情報だけでは不明な点、疑問点があれば、実際に聞いて確認することも大切です。
必要ならば、現地のトランクルームを内見することも出来るので問い合わせてみて下さい。
STEP3:契約の申し込み
契約は、先にも書いた通り、「郵送契約」か「来社契約」のどちらかしか選べません。
最近、ハローストレージなどが取り入れているWEB上で完結するWEB契約には対応していません。
郵送契約の場合は、申込みから約2週間、「来社契約」なら来社当日(契約当日)から利用開始することが可能です。
契約に際しては、スペースプラスとの契約締結の他に、賃料の収納と関係する「立替保証会社」との契約も必要になります。
STEP4:初期費用の支払い
初期費用の支払いは、所定金額を銀行振り込み又はコンビニ支払いすることになっています。
なお、毎月の月額利用料金支払いは、銀行口座振替です。
契約や支払いで特に問題無ければ、鍵を受け取り利用開始出来ます。
スペースプラス 解約方法解説。他社との比較表有り
スペースプラスでの「解約方法」について要点をまとめました。
各社と比較しているので分かりやすいと思います。
解約手続きについて、トランクルーム【各社比較表】
解約手続き | 手続き期限 | 鍵返却 | 解約手数料または室内整備料等 | |
解約届出書(要捺印)を郵送/持参で提出 | 解約月の前月末日 | 必要 | 解約手数料5,500円 | |
【加瀬倉庫】 | 解約届出書(要捺印)をメール等で提出 | 解約月の前月末日 | セキュリティカードまたはルームキーを郵送で返却 | 規定無し |
キュラーズ | オンラインフォームから申請可能 | 解約月の前月末日 | 一切不要 | 規定無し |
ハローストレージ | WEB上マイページから可能 | 解約月の前月末日 | 一切不要 | 8,800円(安心パック利用時は無料) |
ユースペース | 解約届出書(要捺印)を郵送/持参で提出 | 解約月の前月末日 | 不要。 | 契約時に基本管理整備料として徴収済み |
トランクルームをスペースプラスで借りるデメリット
スペースプラスのトランクルームを利用するに当たり、
メリットとデメリットは知っておいた方がいいでしょう。
まずは、スペースプラスのトランクルームを利用するデメリットをまとめました。
デメリットについて要点をまとめると、以下の通りです。
②契約事務手数料と解約手数料が掛かる
③常駐スタッフは不在
個別に詳しくみていきます。
デメリットその1:WEB契約できない
スペースプラスの契約方法のところで紹介したように、
他社のトランクルーム各社の中には、契約時はもちろん、解約手続きまでWEB上からできてしまう会社もある中で、
ユースペースの解約手続きは、ハンコを押した書面を郵送で送付するかまたは利用店舗まで直接持参しなければなりません。
正直、ちょっと手間です。
デメリットその2:契約事務手数料と解約手数料が掛かる
トランクルーム各社では、契約するに当たり、前払い賃料のみのところと、それプラス契約事務手数料を取る会社とあります。
通常、契約事務手数料は月額賃料の1か月分が相場なので、借りる部屋の賃料が高くなるほど、金額も多くなるのがネックです。
同様に、解約時の解約手数料や整備清掃費として料金が掛かる会社が有りますが、
スペースプラスでは残念ながら、どちらの料金も掛かってしまいます。
デメリットその3:常駐スタッフは不在
トランクルームでは、キュラーズのように日中ならばスタッフが常駐している会社もまれに有りますが、
屋内店舗型でもセキュリティカードで入退室を管理するので、トランクルーム会社の基本として、スタッフが常駐していない事が大半です。
監視カメラが設置されていたり、定期的に(頻度不明)スタッフが巡回するようにはなっている為、そこまで心配することではありません。
しかも、スタッフが常駐していない分、利用料金が安くできるので、利用者にとってはメリットのほうが大きいでしょう。
スペースプラスでも、スタッフが常駐していませんが心配する必要はありません。
トランクルームをスペースプラスで借りるメリット
スペースプラスでトランクルームを借りるメリットについて要点をまとめると、以下の通りです。
②短期利用もOK
③安い月額料金
個別に詳しくみていくと、
メリットその1:全国に450店舗を展開
冒頭でも紹介したように、スペースプラスのトランクルームは、
全国に450店舗以上展開し、しかも大手ハローストレージなどが進出していない郊外や地方にまで進出しています。
ハローストレージやユースペースなどで希望する店舗が見つからなくても、スペースプラスなら希望する店舗が(あなたの家の近くで)見つかる可能性があります。
メリットその2:短期利用もOK
ここ最近、トランクルームの意外な使い方として注目されているのが、引越し難民対策です。
引越し繁忙期に引越し業者がつかまらず、引越し出来ない状況に対して、一時的に荷物をトランクルームに預けることで解消しようとするものです。
そんな引越し難民対策に、スペースプラスは持ってこいです。
スペースプラスでは最短1ヶ月(翌月末解約)でも利用が可能です。
メリットその3:安い月額料金
スペースプラスは、トランクルーム業界でも比較的安い月額料金で借りることが出来ます。
また全国に展開しているスケールメリットで、サービス内容も店舗ごとの差が生まれづらく、料金設定も分かりやすくなっています。
スペースプラスの評判は?
スペースプラスの評判や口コミについては、別記事で詳しく紹介しているのでこちらをご覧下さい。
スペースプラスのトランクルームまとめ
スペースプラスのトランクルームについてまとめると、
メリットは「全国で幅広く展開」と「安い料金設定」。
デメリットは「契約事務手数料と解約手数料が掛かる」ことと「契約/解約手続きがWEBで出来ない」ことでしょう。
あなたがメリット・デメリットをしっかりと理解した上で、スペースプラスのトランクルームを利用するか決めてもらいたいと思います。
トランクルーム会社選び、オススメ3選
本記事中の画像引用元は、スペースプラス
こちらの記事もあわせてどうぞ。



では、また次回。
次回は、
と題してお送りします。