とても暑い夏。
外から帰ってきてエアコンのスイッチを入れてしばらく30分程経ったけど、部屋が全然冷えなくて、エアコンからぬるい風しか出ない。
こんな経験ありますか?
このように、エアコンからぬるい風しか出ない場合、エアコンがもうダメになってしまったのではないかと、心配になりますよね。
しかし、この記事を読めば原因と対処法が分かるので、無駄にエアコン修理業者を頼んだり、買い替えをせずに済みます。
今回は「エアコンからぬるい風しか出ない原因と対処法。リセットする方法も紹介」題して、「エアコンからぬるい風しか出ない」場合の原因とチェックするポイント、あなた自身でもできる対処法を紹介します。
エアコンからぬるい風しか出ない時にチェックするポイントとその原因

「エアコンからぬるい風しか出ない」症状の場合には、以下の原因が考えられます。
原因①エアコンの設定温度より室温が低い
エアコン(冷房モード)は、エアコンの設定温度よりすでに室温が低い場合には、冷たい空気は出ません。
なぜなら、何もしなくてもすでに目的の温度は達成されてしまっているので、エアコンが動作する必要が無いからです。
例として、
室温20℃の時に、冷房25℃に設定しても、設定温度よりもすでに室温が低いので、冷たい空気は出ません。
逆に温度を上げようとして、ぬるい空気(暖かい空気)が出るかもしれません。
原因②エアコン室内機のエアコンフィルターが詰まっている
エアコンの室内機、カバーを上げると空気を吸い込むときにホコリなどを除去するフィルターが付いているのが目で見えると思います。
このフィルターがホコリで目詰まりしていたり、汚れて汚くなっていないでしょうか?
特に目詰まりしていると、エアコンに充分な空気が吸い込めず、結果ぬるい風しか出ない原因になります。
エアコンのフィルターはカバーを上げれば、簡単に自分で取り外して掃除できるものなので、最低でも3か月に1回程度、定期的に掃除をするようにして下さい。
原因③エアコン室外機のファン周辺が塞がれている

エアコンは、室内機で室内の暑い空気を取り込み、室外機を通して屋外に「熱を放出」することで、室内を涼しくしています。
しかし、実際には室内の空気をそのまま放出している訳ではありません。
仕組みはこうです。
室内機の熱交換器では、それまで冷たかった冷媒に、室内の暑い空気の熱が奪われ、エアコン室内機からは冷却された室内の空気が再度出てきます。
そして、室内の暑い空気の熱を載せた冷媒は、パイプを通って室外機まで運ばれ、室外機の熱交換器では冷媒が再び冷やされ、室内機まで戻ってきます。
室外機にある熱交換器ではファンによって効率よく熱を奪う必要が有る為、ファンをしっかりと働かせることが欠かせません。
この室外機にカバーを掛けたままであったり、室外機の周りにものが多く置かれていて、空気の流れが妨げられていると、室内の空気の熱をうまく排出できません。
室外機の周りには空気の流れを防ぐものは置かないようにして下さい。
原因④エアコン室外機に直射日光が当たっている
エアコンの室外機には、先程も説明した通り、ここから外に熱を排出するという重要な役目があることをお伝えしました。
その室外機に、直射日光が当たっていると、室外機本体が熱せられて温度が上がり、熱交換の効率が落ちてしまいます。
最悪、温度上昇し過ぎると、保護機能が働き、自動的に停止してしまう場合もあるので注意してください。
対策としては、室外機から離れた場所にすだれを設置するとか、上面に日よけを作ってあげるとか、ゴーヤの蔓によって自然の緑のカーテンで保護するという方法などあります。
原因⑤エアコン室外機が汚れで詰まっている
先ほど説明したように、エアコンの室内機だけでなく、エアコンの室外機でも熱交換を行っています。
室外機は屋外に設置することが前提の為、雨風、ホコリ汚れには耐える様には作られています。
とは言え、汚れが付かずメンテンナンスフリーと言う訳いきません。
外側のフィンの部分がホコリなどを侵入させないフィルターの役目を果たしていますが、野ざらしで長期間使用していれば、汚れやゴミなどで目詰まりしてしまいます。
そのすぐ内側には、熱交換器があるので、フィンとフィンのすき間がホコリや汚れで詰まって来ると、熱効率が低下し、ぬるい風が出る原因となります。
室内機のフィルターと違って、誰でも手軽に掃除できるものではないので、専門業者にエアコン掃除をしてもらう際(1年か2年に1回)に、室外機も一緒に掃除してもらって下さい。
原因⑥冷媒ガスが漏れている

「冷媒ガス」とは、エアコンから冷たい空気や暖かい空気を出すために絶対に欠かせない物質です。
冷媒ガスは、室内機と室外機を繋ぐ配管の中に充填されていますが、通常減ったり漏れたりするものではありません。
しかし、配管に不具合が合って冷媒ガスが漏れていると、本来の冷暖房性能を発揮することが出来ません。
・エアコン本体、リモコンに冷媒ガス漏れのエラー表示が出ている
・室外機の配管が接続されている部分に「霜」が付着している
・室内機の内部(特に熱交換器周辺)に「霜」や「氷」が付着している
冷媒ガスは冷たいので、ガス漏れしていると、周辺の部品などが冷やされ「霜」がついたりするので見分けやすいです。
また、冷媒ガスが漏れる原因
・エアコン設置時の作業不良
・室外機の開閉バルブに不具合発生
・配管の破損
・室外機を移動させたことによって配管が破損、取り付け部が外れた
上の3つはエアコン業者な不具合なので仕方ありませんが、よくやってしまいがちなのが、ベランダを掃除するや他の荷物を取り出すなど何かの理由で、ベランダに設置してある室外機を自分で移動させるときに、
誤って、配管を引っ張り過ぎてしまった。室外機と配管取り付け部分に無理が掛かって破損させてしまったなどが頻繁に発生しています。
室外機の移動には注意を払って、慎重に行って下さい。
もし、冷媒ガスが漏れている場合は、簡単に修理することは出来ないので、専門業者にキチンと修理を依頼しましょう。
原因⑦リモコンの設定が冷房になっていない
「エアコンからぬるい風しか出ない」場合に確認してほしいのが、
あなたにはリモコンを押した覚えが無いのに、何らかの拍子に触ってしまった。また、リモコンの上に何かモノが乗っかってしまい、冷房の設定から暖房など他のモードになっている可能性もあります。
念のためですが、確認してみて下さい。
原因⑧エアコンが古くて冷房効果が弱くなっている

エアコンは数年に渡り長く使っていると、パイプの劣化による冷媒のガス漏れはじめ、熱交換器やコンプレッサーの性能低下、電子部品の不調など様々な原因によって、冷暖房効果が弱くなってしまうことが起こりえます。
エアコンの場合、10年以上使用していると故障率が高くなり、またあなたが所有しているモデル(型番)の製品も、製造終了後10年経過すると製造メーカーでの部品の保有義務がなくなるので、
故障して修理するにも、修理用部品が無くて修理できないという事態にもなってしまいます。
さらには、10年も経つと技術の進歩により省エネ性能も良くなり、使用電気代が安くなるので、
エアコンを10年以上も使用しているのならば、買い替えを検討した方が良い時期に来ていると言えます。一般的にはエアコンの寿命は10~13年と言われています。
引越し時のエアコン、そのまま引っ越し先に移設するか買い替えるかどちらが良いのか、その判断基準や買い替えのコツについてはこちらの記事で解説しています。
『引っ越し時のエアコン、移設と買い替えどっちにする?注意点と買い替えのコツ』
原因⑨エアコンが部屋サイズに合っていない
エアコンの引越しを行ったときにたまに発生することがありますが、
例えば、引越し前には6畳間に設置していた。引越し後は9畳間にエアコンを移設した。
当初6畳の部屋サイズに合わせた性能のエアコンを買ったのに、6畳分を冷やす性能しかないエアコンを無理やり9畳で使用していたら、明らかに性能不足になってしまいます。
必ず、エアコンの適合サイズにあった部屋で使用するようにして下さい。
引越し時にエアコンの移設をどうしたらいいのか、そういう時はエアコン工事の一括見積もりサービス「エアコンサポートセンター」を利用してみてはどうでしょうか?
詳細はこちら。
『引越し侍の「エアコンサポートセンター」って何するところ?評判や口コミまでしっかりと紹介します』
エアコンからぬるい風しか出ないときに、あなたでも出来る対処法

エアコンからぬるい風しか出ないときに、先ほど紹介した考えられる原因を元に、あなたでも出来る対処法について、まとめておきます。
まずは、これらの自分でも出来る方法を試してみてもダメなら、エアコン専門業者に修理を相談してみましょう。
対処法①室内機のフィルターを掃除する

まずはあなたの使っているエアコンにフィルターの「自動お掃除機能」が付いているか確認しましょう。
確認するには、説明書を見る方法も有りますが、リモコンに「お掃除ボタン(またはクリーニングボタン)」が付いているか確認するだけで簡単に判別できます。
「自動お掃除機能」の付いているエアコンが初めて世の中に出たのは2003年と意外に古く、最近のエアコンではほぼ全機種に標準搭載されるぐらい普及しています。
但し、メーカーで標準装備しているフィルターの「自動お掃除機能」は、簡易的な物で、完全に綺麗にするのは無理なので、やはり自分で外して定期的に掃除した方が良さそうです。
「自動お掃除機能」の付いていないタイプだと前面のパネルを開くとすぐにフィルターが目で確認でき、簡単に外すことが出来ます。
エアコンフィルターの掃除方法は、水を流しながら古くなった歯ブラシなどで、軽くこすりホコリと汚れを落としていきます。
リビングなどに設置してあって、キッチンからの油汚れ(揚げ物などをした時に上がる油性の蒸気)を吸いやすい環境では、水だけでは落ちない場合もあるので、その時は食器用洗剤などで油を浮かせながら掃除すると綺麗に汚れが落ちます。
フィルターを洗い終わったら、すぐ装着してエアコンを作動させたいところですが、
フィルターに水気が残ったまま装着すると、カビ発生の原因にもなり兼ねないので、ベランダなどで陰干しして乾いてから再度装着するようにして下さい。
対処法②室外機のファンを塞いでいるものが無いか確認
原因の箇所でもサラッと紹介しましたが、実は室内機よりも室外機の方がかなり重要な役割を果たしています。
何と言っても、部屋の暑い空気から受け取った熱を家の外に排出するのが、室外機の役目なんですから。
室外機がキチンと熱を外に排出してくれなければ、部屋の中も上手に冷やすことは出来ません。
室外機の重要なポイントは、カバーで覆われていても良く分かる扇風機のような大きな羽(ファン)。
この羽(ファン)を使って、熱交換器で行われる熱交換を効率よく行っています。この前に立つとエアコン(冷房)作動中は熱い空気が排出されてくるのが分かると思います。
すると、やってはいけないのが、エアコン室外機の周りを取り囲むようにモノを置いてしまう事だと分かるはずです。
エアコンの室外機は設置場所確保の問題により、ベランダに設置されることも多いですが、ベランダにプラスチックケースや工具、タイヤやキャンプ道具まで保管している人もいるかと思います。
しかし、これらの荷物で塞がれて、エアコン室外機の周りに十分なスキマと空間が無いと、空気の循環が妨げられ、室外機の性能が十分に発揮できず、エアコンの効きが悪くなってしまいます。⇒つまり電気代が高くなってしまうという事。
最低限、エアコン室外機の前面と背面にモノは置かないようにして下さい。
対処法③室外機を直射日光から避ける

室外機を直射日光から避けるためには、ネット上でも色々な方法が掲載されています。
大きく分けると以下の3つでしょうか。
まずは簡単にできることから試してみて下さい。
エアコンからぬるい風しか出ない時は、リセットすると直る場合も有。パナソニックの方法を紹介

古くなったエアコンに限らずエアコンが新品なのに、ぬるい風しか出ないときには、エアコン本体の制御装置やソフトウェアが不具合(バグ)を起こしている可能性も有ります。
問題を解決するには、パソコンと同じようにリセット(再起動)すると、回復する場合があるので、焦って壊れたと思う前に是非とも試してみて下さい。
再起動手順1:本体をリセットする
ここでは、パナソニック製エアコンのリセット方法を紹介します。
たったこれだけで、再起動の準備が出来ました。
ちなみにですが、室外機は室内機の電源コードから電気が供給されているので、室内機のコンセントを抜くと室外機も一緒にリセットされているので、大丈夫です。
再起動手順2:応急運転ボタンで起動
そうしたら、次に応急運転ボタンで起動してみましょう。
室内機本体の下部や前面パネルを開けたところに有り、このスイッチを使うと、リモコン無しでエアコンを起動することが出来ます。
応急運転ボタンを使った起動方法では、エアコンの基本動作しか行わない(Windowsのセーフモードによる起動の様)ので、故障しているかどうか判定するには、この「応急運転」を実施して下さい。
この操作により、症状が改善する場合があります。
とりあえず、すごく簡単なので、ダメもとで試してみて下さい。
なお、 エアコンからぬるい風しか出ない場合にリセット及び応急運転する方法は、東芝、富士通、シャープ、ダイキン、三菱など製造メーカーが違っても、どのメーカーでも概ね一緒です。(詳細は各メーカーのホームページや取扱説明書などで確認して下さい。)
ぬるい風しか出ないエアコンを修理に出すといくらかかる?概算費用

先ほど紹介した対処法を実施しても、素人では治せなかった。
そんな場合は、エアコン修理が出来るプロの業者に修理依頼して直してもらいましょう。
しかし、修理費用の概算が分かっていないと、下手に修理に出すよりも買い直したほうが安い場合もあります。
ここでは、エアコン業者に修理依頼した場合、いくらぐらい掛かるのが目安なのか、おおよその金額を知っておいてもらいたいと思います。
実際修理となると料金相場は約2万円~です。
しかし、原因によって費用は以下のように異なります。
①冷媒ガス漏れ:ガスの補充だけなら15,000円~
②室外機の故障:基板交換で25,000円~室外機毎交換は10万円以上
③冷凍サイクルの修理:5万円~10万円以上
ぬるい風しか出ないエアコンを処分するには?

処分方法①電器屋さんで買い替えをして古いエアコンは引き取ってもらう
ぬるい風しか出ないエアコンを処分する(したい)ということは、次に新しい(または中古の)替わりのエアコンを購入しよう考えているというのが、一般的な流れかと思います。
そんな、次にエアコンを購入することが決まっている場合は、古いエアコンの処分に関して心配いりません。
家電量販店はじめ、エアコンを取り扱っている街の電器屋さんやエアコン工事業者などでは、購入と同時に古いエアコンを引き取って廃棄してもらえる場合がほとんどです。
また、エアコンの買い替えであれば、新しいエアコンの設置と古くて処分したいエアコンの回収を同時に行ってもらえるので、二度手間にならずに済みます。
処分方法②お住いの自治体で引き取ってもらう
エアコンは、家電リサイクル法による「指定4家電」のうちのひとつです。
残りは冷蔵庫、洗濯機、テレビです。
その為、そのまま捨てると法律違反として罰せられるので、必ず指定の方法で回収してもらうようにして下さい。
各自治体によって多少の違いはあるものの、
基本的には
⇒②エアコンに家電リサイクル券を貼り付け
⇒③指定場所に指定された日時(集荷日時)に合わせて廃棄する
という流れです。
指定された場所というのは、余程のことがなければ、いつも不燃ごみなどをゴミ出ししている場所になります。
すると、自治体の回収車がやってきて、回収して行ってくれます。
しかし、この方法って、すでにエアコンが取り外されているという前提ですよね?素人や女性などでは一人で取り外すことは出来ないと思います。
そんな場合に次の方法です。
処分方法③不用品回収業者に引き取ってもらう
このような場合には、不用品回収業者に依頼するのも一つの方法です。
但し、タダで回収と言う訳にはいきませんので、あなたの住んでいるエリアで対応できる不用品回収業者のホームページなどで料金をSNSなどで口コミや評判を確認しておくのは重要です。
安心なのは、一括見積もりサービス「エコノバ」を利用する方法です。
利用方法や口コミなど詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧下さい。
「エコノバは不用品回収業者の一括見積りサービス。安心の理由や評判まで徹底解説」
最後にまとめ
ここまで紹介してきましたが、「ぬるい風しか出ないエアコン」に対して取れる方法を最後に簡単にまとめます。
-エアコン本体のリセット&再起動
-エアコン室内機のフィルター清掃
-室外機のファンを塞いでいないか確認
-室外機を直射日光から避ける
【STEP2】点検や修理を依頼する-エアコン業者による点検、分解清掃や修理
【STEP3】買い替えや処分する-家電量販店や不用品回収業者
自分で出来ることをやってダメなら、早目に専門の修理業者に依頼して、まずは点検してもらいましょう。
修理費用が高くつく場合は、買い替えをした方がいいかもしれません。


