引っ越しする時の注意事項。天井にシーリングファンが付いている場合

各作業のコツ・注意点
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photo credit: Ashesh Bharadwaj Ceiling Fan via photopin (license)

天井に付いているシーリングファン。南国のホテルのロビー等に良く取り付けられていて、ファンが天井で回っていると、なんか涼しげで、それだけで気分は南国パラダイス。といった風情があります。

また、見た目だけでなく、本来の機能として、空気を循環させ、室内や周囲の温度を均一化する働きがあります。

ご存知の通り、空気は温まると上に行き、冷たい空気は下にたまりやすいという性質があります。

この温度不均衡を解消するために、夏冬問わず使えるのが、シーリング(ceiling=英語で「天井」の意味)ファンなのです。

というように、このようなメリットがあるので、自宅の天井に、シーリングファンを取り付けたいと思う方もいるでしょう。

今回は、シーリングファンやシャンデリア等、特殊な照明器具を引っ越しする時について、解説します。

シーリングファンやシャンデリア等、特殊な照明器具の引っ越しについて

まずは、シーリングファンやシャンデリアの前に。

あなたがお持ちの(シーリングファンやシャンデリアではない)普通の照明器具(シーリングライト)、業者が取り付けに来た時どうだったか覚えていますか?

参照:http://www.garageland.jp/garageland/parts.html

写真のような、天井器具(引掛シーリング、又は引掛ローゼット)にただカチッとはめ込んだだけ(間接的に接続)なら、引っ越しする時も問題ありません。注意して作業をすれば、あなた自身でも取り付け取り外しが出来ます。

そして、シーリングファンの中でも軽量なタイプで、右2つのタイプ(ネジで取り付ける金具が付属している)の取付器具が備え付けられてあれば、5㎏以上の物でも取り付けることが出来ます。

通常、シーリングファン(ライト付き)は重いタイプでもファンと照明で8~10㎏程度の為、ローゼットタイプなら10㎏までの重さに耐えられるので、取り付けが可能です。

しかし、もし、何らかの直接的な配線工事のようなことをしていた場合、引っ越し業者では、取り外すことが出来ません。

日本では、配線や結線するなどの直に電気配線との電気工事が発生する場合は、専門の知識がある「電気工事士」という国家資格を持った人しか作業できないことになっているのです。

この事実を知らないで、当日引っ越し業者が来てしまったら、この照明は、私たちでは取り外しできませんと断られて、引っ越しが完了しなくなってしまうのです。

そして、

この直接配線の電気工事がされたものかどうかは、シーリングライトでは、結線終了後照明カバーなどで覆われてしまっていると、引っ越し業者の見積もりの人でも見抜けない場合が多いです。

このような直接的な配線工事が行われている場合は、あなた自身の方から、引っ越し業者に伝えておくといいでしょう。そうすると、あらかじめ電気工事士の資格をもっている業者を手配し、取り外しを行ってもらえます。但し、別料金とはなりますが。

もしくは、あなたの方で電気屋さんなどに電話し、取り外し工事を依頼しておくといいでしょう。

シーリングファンやシャンデリア

photo credit: Joe Shlabotnik Ceiling Fan via photopin (license)

それに比べて、シーリングファンや、シャンデリアは、ほとんどのタイプで直接結線が必要なので、引っ越し業者の見積もりの人も最初から注意して「目を付けやすい」ので、逆に心配はないと言えるでしょう。

但し、知識の無い新人営業マンが見積もりに来た場合は、安請け合いをして「問題なく出来ます」と答えてしまうことが有るかもしれません。

シーリングファンの付いている照明器具のほとんどは、電気配線と照明器具を直接接続して、電気が供給されているので、当然「電気工事士」による、取り外し作業が必要になります。

取外しの工事費用が相場で5000円程、但し、これをまた新居に持って行って取り付けるとなると、さらに5000円掛かります。

なお、吹き抜きの天井に付いているなど、高所作業が伴う場合は、割増料金が掛かり料金も高くなるので注意が必要です。

シーリングファンやシャンデリアのある家では、取付け取り外しの費用は、引っ越し費用の一部として含めておくようにして下さい。

引っ越し業者が嫌がるシャンデリア

congerdesign / Pixabay

天井できらきらと光るシャンデリア、これもご察しの通り、電気工事士が設置工事を行っています。

しかし、

シャンデリアは取り外せば後は、引っ越し業者が運んでくれると思ったら大間違いです。

シャンデリアの場合、値段は数万円の安いものもあれば、20~30万円するもの、さらには実際の宝石を使っているような高級品になると、それこそ数百万円~数千万円もするものまで、ピンキリの世界です。

シャンデリアは繊細に出来ている為、飾りが1つ欠損しただけでも、その部品交換が難しいことから、引っ越し業者としては、時価相当額全額を支払わなければならず、非常にリスクが高い輸送品となってしまうため、敬遠されがちです。

その為、

シャンデリアの輸送は、引っ越し業者から専門の輸送業者を紹介されることも多いです。

高級家具やシャンデリアの輸送は、高級家具専門の輸送業者、武蔵通商という会社が豊富な経験があるようです。

シーリングライトやシーリングバー付きライトにご注意

photo credit: wuestenigel Ceiling lights in a hotel via photopin (license)

シーリングライトやシーリングバー付きライトでも、直接電気接続をするタイプと、最初に紹介した天井器具に器具にカチッとはめ込むだけで使えるタイプと2種類あります。

このシーリングライトやシーリングバー付きライトは、電気接続工事が終わってしまうと、配線がライトカバーの中に隠れてしまうものもある為、一見したところでは、ワンタッチ式と勘違いする可能性の高いものです。

このような、電気工事がされたタイプの照明を使っている場合に、引っ越しの見積もりをしてもらう時は、あなたの方から引っ越し業者に申告するようにしましょう。

どのみち、取り外し出来ず引っ越しが完了しないと、困るのはあなた自身なのですから。

参考:シーリングファンの電気代はいくら?

一般的な家庭の電気料金は、27円/1kWhです。

そして、シーリングファン(ライト付き)の必要電力量は大型のタイプでも、シーリングファンだけだと27W、ライト部分32Wを合わせても、60W弱にしかなりません。

これを1時間使ったときの電力量は、

60W/1000×1時間×27円=1.62円

これを24時間つけっぱなしにして、30日(1か月)過ごすと、電気代は、1166.4円となります。意外と安いですね。普通の扇風機で消費電力は40Wほどなので、感覚的には扇風機と同じと考えていいでしょう。

これがエアコンを使うと、必要電力量は10倍以上の600W~1000W程度(エアコンの能力により異なる)も掛かりますから、電気代も10倍ぐらい(1万円以上)掛かることになります。

また、パナソニックによると、1.0m/sの風速があると、体感温度は3.3℃も下がるという試験データがあります。

参照:パナソニック住宅照明カタログ

シーリングファンで3.3℃も体感温度が変われば、エアコンと併用する場合の温度設定を上げることが出来、結果的には、トータルの電気代を安くすることが出来ます。

取り付けることが可能であれば、シーリングファンとエアコンを併用することで、電気代を安くすることが出来るのでおすすめです。

賃貸住宅に、シーリングファンを取り付けることは可能か?

Hans / Pixabay

賃貸住宅の場合、自分で勝手に、壁や天井に穴をあけることは出来ず、大家さんや不動産業者の許可を取る必要があります。

このような事情から、天井に「引掛ローゼット」というタイプでネジで固定できる天井器具が取り付けてあれば、ドリル工事不要で、シーリングファンが取り付けられるかもしれません。

しかし、そうでない状況では、大家さんが天井への穴あけを許可してくれるとは考えづらいです。

また、普通の照明器具はただ天井に吊られているだけですが、シーリングファンの場合は羽が回転し荷重がかかる為、天井への負担が高くなることから、賃貸契約書に「シーリングファンの取付不可」と明記されている場合もあります。

以上のことから、賃貸住宅で、シーリングファンが取り付け可能な物件は、かなり限定的だと考えたほうがいいでしょう。

よっぽどシーリングファンが取り付けたい方は、早く自分の物件(分譲マンションや一戸建て)を購入してからにするのが良いでしょう。

私もシーリングファン憧れましたが、このような事情から賃貸物件での取り付けは諦めました。

最後に

今回の記事では、引っ越し業者が手を出せない部分、電気工事が関わる「シーリングファンやシャンデリア」について、お伝えしました。

とにかく照明関係の取付で、電気工事の人が来て、配線をいじっていたなと思ったら、引っ越し見積もりの時には、必ず引っ越し業者に伝えることを忘れないでください。

これらの設備は、賃貸から、一戸建てや分譲マンションなどの自分の城を持った時の楽しみに取っておきましょう。

についてです。

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