レンタカーを使って引っ越しする時の車種別料金相場や失敗しない選び方

各作業のコツ・注意点
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引っ越し業者に頼まずに、引っ越しをしたい。でも自分では車持っていないし。そんな場合に考えるのがレンタカーを利用した引っ越しです。

自分でセルフ引っ越しする際の基本的事項や注意点については、こちらの記事『レンタカーを借りて自分で引っ越し作業をすると安い費用で出来るのか?』で解説しています。併せてご覧ください。

今回の記事では、さらに突っ込んで、レンタカーを借りて引っ越しをする場合に考えておかなければならない事。

どのぐらいの大きさのレンタカーを借りたら良いのか、免許制度やその理由。

おすすめのレンタカー会社などについて、費用相場や口コミ情報も併せて総合的に紹介します。

  1. レンタカーを借りて引っ越しするということ
    1. レンタカーを借りて引っ越しするメリットとデメリット
      1. メリット1:費用を安く抑えられるかも?
      2. メリット2:自分の都合で引っ越し出来る
      3. デメリット1:運ぶ荷物の種類と量、借りる車をよく確認しないと、荷物が運べない事態になる
      4. デメリット2:運ぶ荷物の量と移動に掛かる距離や時間によっては、引っ越し業者に頼んだ方が安くなる場合がある
    2. レンタカーを借りて引っ越しする場合の注意点
      1. 注意点1:車を予約する前に、旧居・新居前の道路幅やそこに至るまでの道のり(一方通行など)を確認しておく
      2. 注意点2:自分の持っている『普通自動車』運転免許で運転できるトラックサイズ(最大積載量)を確認しておく
      3. 注意点3:荷物や家屋に傷をつけた場合でも保険は無く、自腹となる
    3. レンタカーを借りて引っ越しする際に、車の他に必要なもの
  2. レンタカーを借りて引っ越しする時に掛かる費用
    1. レンタカーを利用する場合に必要な各費用
      1. 基本料金
      2. 免責補償料金
      3. オプション料金
      4. 延長料金
    2. 引っ越しでは、レンタカーの乗り捨て料金に注意!
      1. レンタカーの乗り捨て料金とは?
      2. 例①隣の県の営業所に返却する場合
      3. 例②隣々の県の営業所に返却する場合
      4. 例③長距離の東京から大阪ともなると...
    3. レンタカー各社の概算料金
      1. 日本レンタカー
      2. 日産レンタカー
      3. トヨタレンタカー
      4. ジャパンレンタカー
      5. タイムズカーレンタル
      6. 100円レンタカー
      7. ニコニコレンタカー
      8. レンタカー各社の料金比較まとめ
  3. 引越業者や赤帽を利用した場合との比較
    1. 引越業者の通常プラン
    2. 引越業者の単身パック
    3. 赤帽を使った引っ越し
  4. 荷物量別、おすすめレンタカー車種
  5. 最後にまとめ

レンタカーを借りて引っ越しするということ

レンタカーを借りて引っ越しするメリットとデメリット

メリット1:費用を安く抑えられるかも?

メリットは何と言っても、人件費が必要な引越業者と違って、自分(もしくは友人などと一緒に「自分達」)で引っ越し作業をするので、人件費が掛からないもしくは安く抑えられることです。

引っ越しを手伝ってもらったときに、家族や親せき、友人に支払うべきお礼(謝礼)額については、別記事「引っ越しの手伝い、誰にお願いしますか?友人や便利屋、引越業者を比較」の中で紹介しています。

あと必要なのは、引っ越し荷物を運ぶための車や台車、その他梱包や養生に必要な資材などです。

但し、レンタカーを利用する場合は、使い方を間違うと、引越業者や赤帽に頼んだ方が安く済む場合もあるので、利用法については要注意です。

メリット2:自分の都合で引っ越し出来る

ここ2~3年では特に、引っ越し繁忙期の2月から4月に掛けて、引っ越したくても引っ越し出来ない「引っ越し難民」が続出しています。

原因は、引っ越し業者側の完全なるキャパオーバー(人手不足など)。

その為、引っ越しのトラックを予約しようにもこの時期は希望する日に予約すら出来ないという状況になっています。

「引っ越し難民」の詳しい原因や対策については、別記事『2019年春、引っ越し難民にならない為に。原因と対策のまとめ』をご覧ください。

このようなご時世では、レンタカー屋で車を借りて、自分で引っ越しすれば、「引っ越し難民」とも無縁になれるはずです。

また、引っ越し業者を利用する場合には、引っ越し当日までに荷造りを終わらせておかなくてはいけませんが、レンタカーを利用する場合は、荷造りが終わらない場合、日程の調整がし易いという点が大きなメリットです。

デメリット1:運ぶ荷物の種類と量、借りる車をよく確認しないと、荷物が運べない事態になる

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突然ですが、冷蔵庫の高さってどのぐらいあるか知っていますか?

単身用の2ドアぐらいまでなら高さは120㎝程度なので、ワンボックスカーでも立てて積載することが出来ますが、家族用の3ドアタイプ(容量300~400L)以上になると、高さは160~180㎝にもなってしまいます。

すると、このように高さのある冷蔵庫の場合、屋根のある赤帽車(ハイルーフは別)やワンボックスカーでは、立てた状態で運ぶことが出来なくなってしまうのです。

これの何がまずいのか?じゃあ横にして積めばいいじゃないかと思うかもしれませんが、

冷蔵庫は横に倒して運ぶと故障の原因となる為、取扱説明書にも「必ず立てた状態」で運搬するように書かれている要注意な引っ越し荷物なのです。

もし、他の引っ越し荷物とは別で『冷蔵庫だけを運搬』してもらいたいとなった場合の費用などについては、『冷蔵庫を引っ越しする時の相場やおすすめの業者は?冷蔵庫の引越前準備』の方で紹介しています。

出来るだけそうならないように、自分の持っている冷蔵庫の高さとレンタカーで借りる車の荷室高さはそれぞれよく確認しておく必要があります。

デメリット2:運ぶ荷物の量と移動に掛かる距離や時間によっては、引っ越し業者に頼んだ方が安くなる場合がある

この後の項で、レンタカーを借りて引っ越しする際に掛かる「費用の詳細」は算出していきますが、

荷物が多かったり、引っ越し先が遠かったり、また一度で荷物が積み切れずピストン輸送をしなければならない場合などは、

その分の時間(=レンタル料金)、交通費、そして乗り捨て料金などが掛かり、場合によっては労力とそれなりのお金を掛けた割に、引越業者などの専門業者に頼んだ方が安いかもしくは費用対効果が高い場合もあるのです。

まずは、レンタカーで自分で運ぼうとする前に、引っ越し一括見積もりサイトなどを利用して、引越業者や赤帽に頼んだ場合ではいくらぐらい掛かるか、知っておく必要があります。

そこで得られた引っ越し見積もり金額と、レンタカーを借りて引っ越しした場合に掛かる費用の試算結果を突き合わせて、どちらが良いのか最終判断するようにして下さい。

また、

閑散期など暇な時期では、引越業者も赤字覚悟の激安価格で請け負ってくれる事もあるので、あなたが引っ越しする時期との兼ね合いを考えることが大事です。

何はともあれ、『必ず』引っ越し一括見積もりサイトで概算費用を調べない事には話が始まりません。

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レンタカーを借りて引っ越しする場合の注意点

注意点1:車を予約する前に、旧居・新居前の道路幅やそこに至るまでの道のり(一方通行など)を確認しておく

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次項で、あなたが運転できる車(トラック)のサイズを確認しておくことを紹介していますが、

車を借りる前に大事なことは、旧居新居ともに、家の前にどのサイズの車までなら横付け(駐停車)できるか、これを押さえておいて下さい。

2tショートのトラック(全長約4.9~5m)は、普通乗用車(5ナンバー規格では全長4.7m以下)と全長もそんなに変わらない(靴1つ分ぐらい)ので心配ありませんが、

それ以上の2tロング(全長約6~6.5m)、3t、4tのトラックとなると、かなり大きくなります。

2tロング以上のトラックを借りた場合、車の大きさが大きすぎて、あなたの家のそばまで入っていけないか、もしくは家の前に停められないかもしれません。

そうなってしまうと、家の近くの停められる場所から、台車などを使って荷物を積んでピストン輸送しなければなりません。

特に都市部の道幅が狭いような入り組んだ場所に家がある場合は、幹線道路などに駐車して100m以上、行ったり来たりしなければならないかもしれません。

そうならない為に、家の前に直付できるサイズの車を選ぶために、道路幅を調べておくのは大事です。これは時間があれば物件契約時に、新居周辺の道路を確認しておけるとベストです。

自分で引っ越しをする場合に、駐車禁止の違反で罰金を取られないようにするためには、別記事、『セルフ引っ越しで駐禁を回避する為に必要な駐車許可証の取得方法について』の方で詳しく解説しています。

注意点2:自分の持っている『普通自動車』運転免許で運転できるトラックサイズ(最大積載量)を確認しておく

Greyerbaby / Pixabay

もう一点注意しなければならないことに、レンタカーで借りる車の「車種」と運転できる「免許」との関係があります。

平成19年6月1日までに普通自動車免許を取得した人は、最大積載量5t未満(車両総重量8t未満)のトラック(すなわち4t車はOK)を運転することが出来ます。

平成19年6月2日には、中型自動車免許(20歳以上、普通免許保有歴2年以上で取得可)が新設されたため、この日以降に普通自動車免許を取得した方は、最大積載量3t未満(車両総重量5t未満)のトラックまでしか運転出来ません。

しかし、直近の平成29年3月12日にはさらに法改正され、準中型自動車免許(18歳以上なら誰でも取得可)が新設されたため、普通自動車免許で運転できるのは、最大積載量2t未満(車両総重量3.5t未満)まで制限されました。

このように同じ普通自動車免許を持っていても取得した時期により、運転できるトラックサイズが全然異なるのです。

まずは、この免許を取得した時期によって必然的に借りることのできるトラックのサイズに制限が掛かります。

話を分かりやすくまとめると、一般的に2tトラックには、2tショートと2tロングの2種類がありますが、

平成19年6月2日~平成29年3月11日の間に普通自動車免許を取得した人は、2tショート(屋根無し)は運転できるけど、2tロング(屋根無し)は運転できないという事などになるので注意して下さい。

なぜなら、積載量は3t未満(2t)でも車両総重量が5tを超える場合があるからです。

また、平成29年3月12日以降に普通自動車免許を取得したまだ若い20歳前後の方は、準中型免許を取得していないと、2tトラック(ショート)自体すら運転できなくなっているので注意して下さい。

その場合は格下のバネットトラック(最大積載量850㎏)やハイエース(最大積載量1000㎏)を利用するしかありません。

自分の免許で運転できるかの詳細は、各トラックの諸元により確認するか、車を予約する際に、レンタカー業者に確認して下さい。

一方、平成19年6月1日以前に普通自動車免許を取っているからと言っても、引越業者が普通使う最大クラスの4t車は、全長が10m近く普通乗用車の約5mの2倍にもなり、運転する感覚、内輪差などは全く違ってくるので、レンタルして引っ越ししようと思うのは止めた方がいいでしょう。

また、4tトラックを使う引っ越しは、4~5人家族分の荷物量に相当するので、それほどの大きさのトラックを使って近距離短時間の引越しをすることもあまりないでしょう。必要な場合は、慣れない大きなトラックを運転するリスクを考えると、引越業者に頼んでしまう方が良いでしょう。

トラックのサイズ別に車の大きさと荷室サイズ(何畳分)、どのぐらいの量の荷物が積めるかの実例は、

別記事「引っ越しトラックどのぐらいの荷物が積めるのか?各サイズの比較と積載例」の方で詳しく紹介しているので、そちらをご覧ください。

注意点3:荷物や家屋に傷をつけた場合でも保険は無く、自腹となる

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引越業者を利用した場合は、荷物の破損や建物(部屋)への傷などについても保険でカバーしてくれますが、自分で引っ越しをする場合(自家用車でもレンタカーでも同じ)は、全てが自己責任となり、何か事故があったときの賠償は全て自腹となります。

なお、自分で引っ越しした場合によくあるのが、洗濯機の設置ミスにより、下の階まで水漏れを起こしてしまう事です。このような場合でも、引越業者に設置してもらった場合は、保険適用となります。

レンタカーを借りて引っ越しする際に、車の他に必要なもの

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自分で引っ越し荷物を運搬するためには、車の他にも自分で調達しなければならないものがあります。主には以下のものです。

・荷造りのためのダンボール(引っ越し業者に依頼した場合は支給してくれることも多いです。)

ダンボールの入手方法については、別記事、『引っ越し準備中に、ダンボールが足りなくなったら?』の方で詳しく紹介しているので、そちらをご覧ください。

・荷物が少ない場合でも、持っていると荷物の運搬作業がはかどるのが「台車」です。

3000円ぐらいから購入できるので購入してもいいですが、レンタカー会社で車と一緒に貸し出してくれる(一日500円~1000円)場合もあるのでそちらを利用してもいいでしょう。

・いらない毛布や厚手のバスタオルなど(運搬時の保護用)

冷蔵庫や洗濯機、自転車などむき出しの家電などを車に積む際や荷物の固定をするときに、他の荷物との接触防止や傷つき防止の為に、当て布として使います。

・建物養生するための緩衝材など

最近、特にマンションでは、引っ越し作業をする際の建物内(エントランス、廊下、エレベーターなど)への傷つきを防止する為に、養生(保護)することを義務付けていることも多いです。

養生が必要な場合は、緩衝材などを用意し、自分たちで適宜設置しなければなりません。

自分で養生資材を調達する場合は、こちらの記事『引っ越しの養生を自分でする場合の資材調達や実施方法及び注意点』で価格や資材の調達方法などを確認しておいてください。

・その他は、荷造りに必要なガムテープやいらない雑誌をまとめるのに必要なビニールテープ、カッターやはさみなど

引っ越しの時にあると助かる便利グッズについては、別記事、『引っ越し準備.comがおすすめする引っ越し便利グッズ(10選)』の方で詳しく紹介しているので、そちらをご覧ください。

・荷物を運んだり、積載するのに人手が足りない場合は、家族や友人知人などの引越しを手伝ってくれる人

こちらの記事も参考になります。

引っ越しの手伝い、誰にお願いしますか?友人や便利屋、引越業者を比較

もし人手の都合が付かない場合は、赤帽などを利用して大物の荷物(冷蔵庫や洗濯機など)をメインに業者に運んでもらい、残りのダンボールは宅急便などに出しに行くという、業者とセルフを組み合わせて引っ越しする方法もあります。

レンタカーを借りて引っ越しする時に掛かる費用

レンタカーを利用する場合に必要な各費用

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レンタカーを利用して引っ越しする場合は、大まかに分けて次の3つの費用が掛かります。

・レンタカーのレンタル費用

・ガソリン代

・高速道路や有料道路の通行料金

以下では、各レンタカー会社で車を借りる場合に、レンタカーのレンタル費用として掛かる料金の内訳詳細について、説明していきます。

基本料金

基本料金は、3時間、6時間、12時間、24時間(一日)、二日、三日などの単位で、それぞれのクラス、車種ごとに決まっている料金です。

この「基本料金の部分」は、車の大きさ(排気量)、豪華さ(装備)などで数倍も料金が変わる部分なので、自分の用途に合った車種を選ぶのがポイントです。

その他、通常、各社とも物損、人身事故とも金額無制限で下りる保険は基本料金に含まれている場合がほとんどです。

免責補償料金

免責補償料金とは、万が一、車に傷をつけてしまったり、事故が起こってしまったときに、保険を適用するために入る為のものです。

免責補償の設定には、通常、免責5万円や10万円など免責金額が決まっているものと、免責ゼロの場合の2種類が用意されている場合がほとんどです。

この免責5万円といった場合は、5万円までの修理代などが必要な場合は、保険適用とはならず、自腹で払って下さい。5万円を超えた場合は保険で支払いますということを表しています。

反対に、免責ゼロといった場合は、些細な修理代の場合(例えばウインカーのプラスチックが割れてしまったなど)でも、あなたの自己負担分はなく、些細な修理から保険が適用されますよというものです。

また、これとは別に、ノン・オペレーション・チャージ(文字通り「仕事が出来ない」)=車が使えないことによる休業補償というのがあり、

要は、事故を起こして車が修理に入っている期間は、レンタカー会社としては、本来車を貸し出して利益を上げられていたところ、その機会を失ってしまうわけです。

その為の休業補償も保険で適用しますよ。というものです。

免責補償を付加する場合の相場は1000円~2000円程度です。

オプション料金

オプション料金には、定番のカーナビ(現在では全車標準装備の会社も有り、その場合は無料)や冬季に必要なスタッドレスタイヤはもちろんの事、トラックを借りる場合では、引っ越しで使う台車や、荷物を固定するベルトなどを貸し出している場合もあります。

各自必要な物をオプションとして利用しましょう。

延長料金

最初に契約した利用時間を過ぎた場合に、延長料金として返却時に加算される金額です。

各社とも一時間単位でいくらとなっている場合が多いようです。

但し、不意なトラブルなどで、半日以上延長しなければならないような時は、返却が無理なことが分かった時点でレンタカー会社に連絡(延長出来るか打診)しておくと、

半日や一日単位で延長してくれることもあり、その場合は、延長時間×時間単価で計算するよりも断然安くなるので、返却時間に間に合わなそうなときは、早めの事前連絡が重要です。

引っ越しでは、レンタカーの乗り捨て料金に注意!

photo credit: ‹ Wim › Skateboard via photopin (license)

レンタカーの乗り捨て料金とは?

「乗り捨て料金」とは、車を借りる営業所と返す営業所が異なる場合に適用される料金です。

通常、近場、例えば東京23区内での引っ越しであれば、東の江東区(旧居)から西の世田谷区(新居)まで引っ越しする場合に、

江東区でレンタカーを借りて荷物の積載をして、世田谷区の新居で荷下ろしをした後、江東区まで戻ってレンタカーを返して、江東区から新居の世田谷区まで電車で移動しても(そんなに時間が掛からないので)良いかもしれません。

しかし、これが同じ東から西への引越しでも、東京都から大阪府までだったらどうでしょうか?

東京から大阪まで荷物を積んで行って、帰りは荷物無しで大阪から東京まで車を返却しに行って、その後、電車か何かでまた東京から大阪の新居まで行かなければ、全てが完了しません。

この時間的にも金銭的にも無駄な、車を返しに行く部分を省くために必要なのが、乗り捨て料金なのです。

この「乗り捨て」制度を利用すると非常に便利なのですが、当然、車は出発地の営業所の車です。その為、何らかの形で元の営業所まで戻す手間が掛かる為、長距離になればなるほど「結構な金額」の「乗り捨て」料金が加算されます。

「乗り捨て」料金は、レンタカー会社によってまちまちで、同一都道府県内の「指定エリア内」の場合は無料だったり、店舗間が50㎞以内の場合は無料など、各社様々です。

大体、県が変わるぐらいの「乗り捨ての場合」から「乗り捨て」料金が掛かってきます。

例として、日本レンタカーの場合、

例①隣の県の営業所に返却する場合

借用:東京都青戸営業所⇒返却:埼玉県桶川駅前とすると、

乗用車で2,000円、ワゴン車で4,000円、トラックでは5,000円が加算されます。

例②隣々の県の営業所に返却する場合

借用:東京都青戸営業所⇒返却:茨城県TXつくば駅前とすると、

乗用車で7,000円、ワゴン車で9,000円、トラックでは10,000円が加算されてしまいます。

例③長距離の東京から大阪ともなると...

東京から大阪へ移動し、レンタカーを乗り捨て(大阪の営業所に返却)したとすると、

乗用車で35,000円、ワゴン車で37,000円、トラックでは38,000円もの金額がそれぞれ掛かってしまいます。

場合によっては、車を借りるときの「基本料金」より「乗り捨て料金」の方が高くなってしまう場合もあります。

よって、引っ越しでレンタカーを「乗り捨て」してまで利用するかどうかは、その場合の状況と料金見積もり額を比較して判断するといいでしょう。

基本的には、長距離引越しの場合、「乗り捨て」料金が高額になるので、私はレンタカーの利用はおすすめしません。

レンタカー各社の概算料金

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以降で表示するのは、基本料金の部分になります。この価格に前項で解説した「免責補償料金」「乗り捨て料金」「オプション料金」「延長料金」などを足したものが最終的な支払金額になります。

通常の「免責補償料金」とカーナビなどの「オプション料金」程度であれば、表記価格にプラス2000~3000円すれば、車を借りることができます。

日本レンタカー

画像引用:日本レンタカー

日本レンタカーでは、通常のミニバン(乗用車)ではなく、引っ越し用途向きの車を特集したサイトを用意しています。

・軽トラックの場合、12時間利用標準コース(会員価格)で6,156円

・軽バン(屋根付き)の場合、12時間利用標準コース(会員価格)で6,156円

・商用ライトバンの場合、12時間利用標準コース(会員価格)で8,640円

・トヨタハイエースの場合、12時間利用標準コース(会員価格)で12,204円

・2tトラック屋根なしの場合、12時間利用標準コース(会員価格)で11,232円

・2tトラック屋根付きの場合、12時間利用標準コース(会員価格)で14,148円

となっています。

詳細は、日本レンタカー「レンタカーでお引越し」

日産レンタカー

画像引用:日産レンタカー

・軽トラックの場合、12時間利用で7,128円

・小型トラック(最大積載量850㎏)の場合、12時間利用で6,874円(会員価格)

・貨物ワンボックスカー(日産キャラバン)の場合、12時間利用で12,150円(会員価格)

・2tトラック屋根無しの場合、12時間利用で10,886円(会員価格)

となっています。

詳細は、日産レンタカー「車両タイプから探す」

なお、日産レンタカーでは、

ゴールデンウィークや夏休み期間、年末年始などのレジャーシーズンには、普通の乗用車やワゴン車では割増料金(ハイシーズン料金)が1080円(乗用車)~2160円(ワゴン車)掛かりますが、トラック(貨物車)は割増料金対象外となっている点も、何気にうれしい点です。

トヨタレンタカー

画像引用:トヨタレンタカー

・軽トラックの場合、12時間利用で6,480円

・小型トラックの場合、12時間利用で6,480円

・商用ライトバンの場合、12時間利用で8,316円

・貨物ワンボックスカー(ハイエース)の場合、12時間利用で12,420円

・2tトラック屋根無しの場合、12時間利用で10,260円

・2tトラック屋根付き(アルミバン)の場合、12時間利用で14,040円

となっています。

詳細は、トヨタレンタカー「トラック(Tクラス)」

ジャパンレンタカー

画像引用:ジャパンレンタカー

中部地方をメインとしているレンタカー会社です。面白いのは、ジャパンレンタカーの会社がカラオケ店も経営している為、レンタカー屋の隣にカラオケ店が併設されていることです。

・軽トラックの場合、12時間利用で3,900円

・小型トラック(タウンエース等)の場合、12時間利用で5,300円

・貨物ワンボックスカー(ハイエース)の場合、12時間利用で6,800円

・2tトラック屋根無しの場合、12時間利用で6,800円

・2tトラック屋根無し(パワーゲート付き)の場合、12時間利用で8,800円

・2tトラック屋根付き(アルミバン)の場合、12時間利用で9,800円

となっています。

ジャパンレンタカーのすごい所はその圧倒的安さ!大手他社ではハイエースの12時間料金が概ね1万2000円程度のところ、ジャパンレンタカーでは半額に近い6,800円。

なお、台車とロープのレンタルがそれぞれ、一日500円で借りられます。

詳細は、ジャパンレンタカー「ビジネス貨物」

但し、評判を見ると安かろう悪かろうな感じが。

参照:みん評「ジャパンレンタカーの口コミ・評判」

タイムズカーレンタル

画像引用:タイムズカーレンタル

・軽トラックの場合、12時間利用で5,184円(会員料金)

・軽バンの場合、12時間利用で5,184円(会員料金)

・小型ワンボックスカー(NV200等)の場合、12時間利用で6,652円

・小型トラック(ボンゴトラック積載量1t)の場合、12時間利用で6,652円

・貨物ワンボックスカー(ハイエース)の場合、12時間利用で10,281円

・2tトラック屋根無しの場合、12時間利用で10,281円

・2tトラック屋根付き(アルミバン)の場合、12時間利用で16,156円

・2tトラック(アルミバン・パワーゲート付き)の場合、12時間利用で20,703円

となっています。

タイムズカーレンタルの場合、サイトの構成が、まず借りる店舗を選択しなければならない為、例えば東京都品川駅前店舗を選択した後、車種の検索を掛けると、商用車や貨物車は「選択されたタイプは取り扱っておりません。」と返されてしまいます。

画像引用:タイムズカーレンタル

どこの店舗ならトラックなど引っ越しに使える車種が用意されているのかが非常に探しづらいです。

タイムズカーレンタルの場合は、カーシェアリングなどを中心としているので、通常の乗用車の利用に重点を置いているものと思われます。

詳細は、タイムズカーレンタル

100円レンタカー

画像引用:100円レンタカー

100円レンタカーは「10分100円」から借りられる(10分刻みで借りられる)ことを売りにしているレンタカー(カーシェアリング)会社です。

基本的には短時間(3時間まで)ならば、軽VT(バン・トラック)クラスで100円/10分、2000㏄以上のミニバンクラスでも100円/5分という価格設定になっていることが特徴です。

また、中古車をレンタカーとして貸し出すことで、この低価格を実現しています。

・軽トラックの場合、12時間利用で3,600円

・貨物ワンボックスカー(ハイエース)の場合、12時間利用で7,200円

となっています。

なお、普通乗用車が中心となっている為、2tトラックの取り扱いはありません。

詳細は、100円レンタカー「料金」

100円レンタカーを経営している会社カーベルでは、何と西部警察バージョンのTVCMまで作ってしまったそうです。

カーベルCM 西部警察

画像引用:YouTube

ニコニコレンタカー

画像引用:ニコニコレンタカー

ニコニコレンタカーは全国に1500店も構える格安激安のレンタカーの日本最大ネットワークです。

ガソリンスタンドやカーショップ、整備工場など既存のインフラと良質な中古車をうまく活用することで、最低料金12時間2400円~(軽乗用車の場合)という格安料金を実現しています。

・軽トラックの場合、12時間利用で4,600円(会員価格)

・貨物ワンボックスカー(ハイエース)の場合、12時間利用で7,400円(会員価格)

となっています。

こちらの会社も普通乗用車が中心となっている為、2tトラックの取り扱いはありません。

詳細は、ニコニコレンタカー「料金表」

残念ながらこちらも、中古車を利用しているため、車の故障などに関するトラブルが多く、評判は悪いです。

参照:みん評「ニコニコレンタカーの口コミ・評判」

レンタカー各社の料金比較まとめ

車種レンタカー会社
日本   レンタカー日産   レンタカートヨタ  レンタカージャパン レンタカータイムズ カーレンタル100円レンタカーニコニコレンタカー
軽トラック¥6,156¥7,128¥6,480¥3,900¥5,184¥3,600¥4,600
軽バン(屋根付き)¥6,156¥5,184取扱無し取扱無し
商用ライトバン¥8,640¥8,316取扱無し取扱無し
小型トラック      (最大積載量750㎏~1t)¥6,874¥6,480¥5,300¥6,652取扱無し取扱無し
小型ワンボックスカー(NV200等)¥6,652取扱無し取扱無し
トヨタハイエース      又は日産キャラバン¥12,204¥12,150¥12,420¥6,800¥10,281¥7,200¥7,400
2tトラック(屋根無し)¥11,232¥10,886¥10,260¥6,800¥10,281取扱無し取扱無し
2tトラック(屋根無し)  パワーゲート付き¥8,800取扱無し取扱無し
2tトラックアルミバン   (屋根付き)¥14,148¥14,040¥9,800¥16,156取扱無し取扱無し
2tトラックアルミバン   パワーゲート付き ¥20,703取扱無し取扱無し
        
評判や注意点   評判が良くない車両が探し難い ?評判が良くない
備考:2019年5月16日現在 表示料金は12時間利用した場合の基本料金のみを表示。最新の価格は各サイトなどで確認の事
  

各社のサービスに対する評判には色々な意見があると思いますが、

全般的には、格安をうたい文句にするレンタカー会社は、フランチャイズ(FC)化している場合がほとんどなので、その店舗のオーナーさんの采配や対応によるところが大きく、会社全体としてみた場合サービスの質がピンキリであるということが問題でしょう。

このような格安レンタカーをFC展開している会社は、本部からの指導や教育も徹底してなく、サービスの質の責任は、まるでオーナーにあるかのような無責任な対応を取る場合も多く、サポートダイヤルなどがあっても本部は関与しないようなことも多いので特に注意が必要です。

更に口コミを見ると、いわれのない傷で修理代2万円取られたとか、自損事故は損害賠償の対象外で10万円請求されたなどの話もあるぐらいなので、少しのお金をケチるぐらいなら、適正な料金の大手業者を選ぶことを私はおすすめします。

引越業者や赤帽を利用した場合との比較

引越業者の通常プラン

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次項で紹介する単身パックとは違い、普通にハイエースや2t車などのトラックを利用して、引っ越しをするプランです。

荷物を載せるスペースがある程度の大きさあるので、多少荷物が多くてもほとんどの単身者及びカップルの引越しが可能です。

【単身者の場合】

近距離15㎞以内で荷物量が少ない場合で3~3.5万円、荷物が多いと4~5万円

中距離50㎞以内で荷物量が少ない場合で3.5~4万円、荷物が多いと4~5.5万円

【二人家族(カップル)の場合】

近距離15㎞以内の場合で6~7.5万円

中距離50㎞以内の場合で6.5~8万円

といったところが引っ越し業者を利用した場合の平均的な金額です。

よって、

引越業者を利用した場合より、レンタカーを使って引っ越しをすると、単身者で1万円~2万円、カップルでは3~5万円ほど安くあげられそうです。
但し、これは人件費が掛からない場合で、もし友人などに手伝いを依頼して謝礼を払わなけばならなくなると、話は変わってきます。
引っ越しを手伝ってもらったときに、家族や親せき、友人に支払うべきお礼(謝礼)額については、別記事「引っ越しの手伝い、誰にお願いしますか?友人や便利屋、引越業者を比較」の中で紹介しています。

引越業者の単身パック

cuncon / Pixabay

引越業者各社では、単身パックと呼ばれる規定サイズの「かご台車」に入るだけの荷物を、他の利用者の荷物と一緒に運ぶことで、特に長距離の引っ越し料金を安くする方法を提供しています。

このプランでは、規定サイズの大きさが概ね2種類(SサイズとLサイズなど)しかない為、荷物の少ない学生や単身者向けとなっています。

一例として、

日通では、

単身パックSが15,000円~、単身パックLが16,000円~となっています。

ヤマトホームコンビニエンスでは、

単身引越サービスminiが11,000円~、単身引越サービスが12,000円~となっています。

但し、これは最低料金なので、近距離の引越しでも、実際の料金は2~3万円になると思います。

単身パックを使えるほど引っ越し荷物が少ない場合は、軽トラックをレンタルして自分で引っ越しすると、単身パックを利用する時と比べて1万円ぐらいは安くなるかもしれません。
但し、あなたが自分で荷物を運ぶ労力を考えるとトントンか、単身パックを利用した方が、費用対効果は良いかもしれません。

赤帽を使った引っ越し

photo credit: .curt. Delivery truck! via photopin (license)

赤帽の場合、業者や車により高さがある場合もありますが、荷物を載せるスペースは、軽トラックの荷台サイズです。こればかりは軽トラックの規格によりどうしようも変えられません。

引っ越し荷物が引越業者の単身パックよりは多いけど、ハイエースを借りるまででは無いような場合、この赤帽を利用すると、引っ越し費用を安く済ますことが出来ます。

但し、赤帽の場合は『時間制料金』となっているので、東京都23区内での引っ越しや県外への引越しでも隣接市区町村への場合など、とにかく短距離そして短時間で終わる場合におすすめです。

料金目安は、

作業時間2時間以内・走行距離20㎞以内の場合で、

13,500円(1台1工程・ドライバー1名、土曜、日曜・祝日の場合、2割増)

赤帽の料金は、全国どこでもほぼ同一料金となっています。

私個人は、荷物の搬出・搬入、積み込みまでやってもらって(但し依頼者の手伝いが必要な場合も有)これはむしろ安いような気がしますが、どうでしょう?

荷物量別、おすすめレンタカー車種

photo credit: dave_7 Toyota HiAce via photopin (license)

一般の人がレンタカーを借りる場合は、主に次の4つの車サイズになるかと思います。

「軽トラック」「小型トラック」「ワンボックスカー」そして「2tショートトラック」。

その理由は、これ以上のサイズになると、普通自動車運転免許では、運転出来なくなってしまうのとともに、運転感覚が大きく変わってしまう(車のサイズも全然違う)からです。

普段仕事でこれより大きいトラックを運転している方や、中型から大型トラックの運転免許を持っている方は、この4種類にとらわれる必要はありませんが。

ここでは、この4種類の車種について、どのぐらいの荷物が乗るか解説していきたいところですが、

この、車のサイズ別にどのぐらいの荷物が積めるかは、

別記事「引っ越しトラックどのぐらいの荷物が積めるのか?各サイズの比較と積載例」の方で既に詳しくやってしまっているので、そちらをご覧ください。

意外に、セレナやステップワゴンなどの自家用「ワンボックスカー」は、思ったよりも荷物が載らないんだなぁという感想を持つと思います。

最後にまとめ

レンタカーを借りて引っ越しする場合は、引っ越し業者や赤帽などと、メリットデメリット、費用対効果など、色々と比較検討する必要が有ることが分かってもらえたと思います。

確かに金額だけみれば、レンタカーを借りた方が安く済むでしょう。

しかし、もしもの時の保険が無い事や、自分で肉体労働しなくてはいけない事など、総合的に判断するとどうでしょうか?

自分で引っ越しをするのが果たしてコスパはいいのでしょうか?

よく考え、引っ越し費用の金額を試算した上で、最終判断して下さい。

その為には、一度引越し業者に見積もりだけでも取ることが大事です。

そもそも、引越し業者の価格を知らなければ、自分でレンタカーを使って引越しする場合と費用を比較することすら出来ません。

時期や日にち、引越し条件によっては意外と安く頼めるかもしれません。

安くて良い引越し業者を探すには、引越しの一括見積もりサービスがおすすめです。

でも、一括見積もりサービスは、どこを使って良いか分からないという人は、こちらの記事を読めば大丈夫です。

 

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