以前に、引っ越しの見積もり時に忘れやすいものとして、自転車を取り上げました。
自転車って、引っ越し業者の人が見積もりに来た時も、室内にはなく、マンションやアパートなどでは、外の駐輪場に置いてあることがほとんどなので、最も見積もりし忘れやすいものの一つにあげられています。
さて、このように、あなたの所有物でも室内にはおいていない為忘れがちな物や、部屋に同化しているが故に、見積もりはもちろんのこと、引っ越し当日も運び忘れやすいものがいくつかあるはずです。
今回は、「引っ越しで失敗したとならない為に。忘れがちな引っ越し荷物とは?」と題して、引っ越しの時に「忘れやすい荷物」について、注意喚起も含めてお伝えします。
引っ越しでの失敗を防ぐために!引っ越し見積もり時に「忘れやすい荷物」
まずは、見積もり時と引っ越し当日ともに、忘れやすい荷物から。
見積時に忘れやすい荷物その1:自転車
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先ほど、冒頭でも挙げたように、なんと言っても「自転車」これは、最も忘れやすいと言っても良いかもしれません。
その原因は、自分の住んでいる物件、特にマンションやアパートの場合、部屋から駐輪場が離れている為、部屋の中をざっと見渡しても全く気付かないことにあります。
しかし、そこは引っ越し業者の方も心得ているので、気の利く引っ越し営業マンだと、見積もりリストを見ながら、「自転車は有りますか?」と一声声を掛けてくれるのですが、中には忘れてしまう場合も。
すると、あなた自身で自己申告しないと、自転車の存在は忘れられることに...
自転車の見積もり忘れをしてはいけない理由などについては、引っ越し見積もりと当日運搬を忘れがちな自転車についての方で解説しています。こちらの記事を読んで自転車を忘れてはいけない理由を必ず理解しておくようにして下さい。
見積時に忘れやすい荷物その2:ベランダに置いてあるもの

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引っ越し業者の営業マンは、室内の荷物はよく見てくれるのですが、室外となると、部屋の中からさらっと見ただけで見積もりが終わってしまうこともあります。
そんな時に気を付けなくてはいけないのが、ベランダに置いてあるものです。
ベランダをざっと見回せば、大体の物は把握できるのですが、特に注意したいのが、エアコンの室外機に物が隠れている場合です。
例えば、エアコンの室外機の裏のほうに「屋外保管用のプラスチックケース(コンテナケース)」が置いてある場合、サイズと重量は結構あるのに、忘れられていると、もしかしたらトラックに積み切れないかもしれません。
趣味の自転車やバイク・車関係の工具やメンテナンス道具を保管していたり、テントやBBQコンロなどのキャンプ道具をしまっている人もいるでしょう。
他にも観葉植物などが置いてある場合もあるでしょう。
観葉植物の場合は、必ず引っ越し業者に確認したうえで、もし運んでもらえない場合は、輸送専門業者に頼む必要が出てくるので、見積もりの段階で忘れないように気を付けましょう。
見積時に忘れやすい荷物その3:日常生活の一部になってしまっている物
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例えば、トイレのウォシュレット。日常的に使っているし生活の一部になっていると引っ越し見積もり時に入れ忘れやすくなります。
備え付けでなく、自分で購入して後から取り付けた物の場合は、新居でも引き続き使えるように取り外して、忘れず持って行くようにします。
引っ越し当日やること。「忘れやすい荷物」の確認
引っ越し当日やることその1:ベランダに備え付けてあるもの

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最初から違和感なく、周囲に溶け込むようにベランダに設置されている衛星放送のパラボラアンテナ。
これは、新居でも引き続きサービスを利用するのであれば、必要な設備です。忘れずに取り外しましょう。
また、物干し竿については、物件に備え付けで付いていた場合もあれば、後から自分で購入した場合もあるでしょう。
物干し竿はどちらなのか判別しづらい品物なので、自分で購入した物の場合、必ず自己申告し持っていってもらうように伝えておきましょう。
引っ越し当日やることその2:天井に取り付けてある照明器具の取外し
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昼間の引っ越し作業であれば、気づくことも多いですが、
夕方から夜間の引越しでは最後の最後まで照明を使うことになるので、運び出し作業が終わって、部屋を見回して荷物が残っていないことを確認してOK。
電気を消してそのまま新居に向けて出発してしまうなんてこともあります。
部屋の照明器具も備え付けの物と、自分で購入したお気に入りの物と有るはずなので、こだわって買った照明などは、忘れないように持って行きましょう。
また、物件に最初から備え付けの照明を、間違って持って行ってしまわないように気を付けましょう。
こちらの記事も参考に。
引っ越し当日やることその3:カーテンの取外し

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カーテンも照明器具同様、備え付けの場合と、自分で購入した場合と有るはずです。カーテンも室内の風景と同化しているので、忘れやすいものの一つです。
きちんと切り分けて、必要ならば運んでもらうようにします。
但し、旧居で使っているカーテンが新居の窓サイズと合わず、丈が足りないとか、幅が足りない場合もあります。新居下見の際に、窓のサイズを測り、新居でも引き続き使えるかどうか、事前確認しておくことが大事です。
引っ越し当日やることその4:押し入れの奥や上(天袋)に有る荷物

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押し入れの奥や上(天袋)に有る荷物は、死角となりやすい為、一見しただけではそこに残っている荷物を見落としがちです。
脚立に上ったり、ライト(懐中電灯)などで中を照らして、物が残っていないかちゃんと確認しましょう。
引っ越し当日に間違って「持って行ってしまいやすい物」

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本やCD、DVDなど、図書館やレンタルショップで借りている物、また友人や知り合いなどから借りている物は、引っ越し前までに必ず返しましょう。
新居に引っ越した後で、返しに行こうと思っても遠距離の場合はほぼ不可能です。
また、これらの物は、荷造りの最中に間違って梱包してしまわないようにも十分注意して下さい。
どこかのお店などに品物を出している場合

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引っ越し前後は、非常にあわただしく、目の前のこと以外は物事を忘れがちです。
例えば、荷造りをしていて、タンスの奥から季節外れのコートが出てきたから、引っ越し前にクリーニングに出しておこうと。
このクリーニングに出した服を、引っ越し当日までに引き取りに行くのを忘れてしまうのです。
また、荷造りをしている中で偶然発見した、昔使っていた腕時計を時計屋さんに電池交換に頼んで使えるようにする場合なども同様です。
このような何かを家の外(お店等)に外注している場合は忘れがちなので、
冷蔵庫に貼ってあるホワイトボードに書いてチェックするとか、スマホのToDo管理などで、アラームが鳴るように設定しておくなどして、「あなたが忘れても強制的に思い出せる」工夫が必要です。
人間の記憶に頼ってはいけません。
まとめ:引っ越しで失敗したとならない為に。引っ越し当日にやることは忘れ物の重点確認
今回の忘れやすいもの、ある共通点があることに気付いたでしょうか?
その共通点とは、
②あまりにも室内や周囲の環境になじみ過ぎて、景色の一部に溶け込んでしまっている物(例えば天井の照明器具や物干し竿)
③普通に生活している目線では、死角になっている為気付かない物(例えばベランダの陰にある荷物、押し入れの奥の物)
④他人に何か作業を頼んでいたことを忘れてしまう。(一時的に他人の手に渡っている為、目の前に物が無い、例えばクリーニングに出した服)
以上の点に注意して、
引っ越し時に必要な荷物を忘れることの無いようにして、後で新居に着いてから、「あ、失敗した。前の家に何々置いてきた!」とならないようにして下さい。
についてです。
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